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Driven Coding ――文系素人がAIと組んでこだわりアプリを作る話  作者: adofuku
第02章:Your Notes. Your Drive.

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第09話 極太枠線の呪縛と三人の黒騎士

UI。


それは顔である。

そして顔とは魂である。


Drive Noteは今日

新たな領域へ踏み込んだ。


フォント設定画面。

文字間隔スライダー。

個人開発だからこそ許される偏愛の世界。

文字間な頭が色気という狼煙を上げるんだ。


しかし


闇が訪れた。

極太枠線である。

編集画面の枠線が太い。

とにかく太い。

メモより目立つ。

存在感が強すぎる。


パねぇ存在感がモードに一抹の野性味を加える。

加えなくていい。


オレが欲しいのは静寂だ。

極細だ。


ジェミさんが立ち向かった。

極太枠線を倒し、細枠を召喚する。

敗れた。

細枠は召喚されない。

太枠は足を組んでたたずんでいる。


再び挑んだ。

敗れた。

さらに挑んだ。

なぜか別の機能が消えた。

文字間スライダーが無い。

文字間な頭が上げた狼煙は消された。


半日。


また半日。


世界は枠線に支配された。

黒、黒、黒…ッ

勝つか負けるかだッ。


ここで現れたのがクロウさんである。

黒衣の知性。

闇から現れることシノビの如く。


クロウは言った。

「Frameを捨てろ」

「Borderへ行け」

「世界を背負うほどの覚悟は持って来たか?」


オレ達は持ってきた。やれる。やれるはずだ。

ジェミが修正する。

adofukuが伝える。

クロウが分析する。


三位一体。

黒騎士同盟である。

そして――


極細。

細ぇ。

細ぇよ。

0.5px。

その数字に全てを賭けた男達がいた。


燦めきこそオレの魂の火花。

オレの生存理由。

意味もなく文字を打つ。

眺める。

消す。

また打つ。

ただそれだけ。

だがそれでいい。


男は帰ってきた。

愛すべきUIを守るために。

しかし


歓喜の後に悲劇は訪れる。

文字間隔スライダー消失。

全画面モード消失。


またか

いつだって何かに逆らい生きてきた。

バグよ

次はお前の番だ。


一つだけ言える真理がある。

「男はメモに染まれ」。



読んでくれてありがとう。

評価ポイントを入れると枠線が0.05px細くなります。

たぶん。

ブックマークしないと30年後に

「あの時のメモ消えた……」

って泣くぞ。


感想も全部読んでおります。

メモの最前線に立ち続ける覚悟はあるか?


次回もバグと戦う。


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