第08話 メモという名の鎖を断ち切り、Drive Noteが降臨した日
MemoMemo。
それは過去である。
そして今日。
俺はその名を捨てた。
新たな名は――
Drive Note。
未来である。
なぜならMemoMemoはダサかった。
二回メモって言ってるからである。
人は時に過ちを犯す。
だが真の開発者は修正コミットで人生を書き換える。
Drive Note。
その名には意思がある。
未来へ走るDrive。
人生を運ぶDrive。
駆動するDrive。
全部乗せである。
欲張りセットである。
だが改名は甘くなかった。
プロジェクト名。
ファイル名。
設定名。
コード内コメント。
至る所にMemoMemo。
まるで過去の亡霊。
修正。
修正。
また修正。
気付けば数時間が消えていた。
だが後悔は無い。
なぜなら名前とは魂だからである。
そして俺は思い出した。
昔使っていたメモアプリ。
PC版があり
同期でき
快適だった
しかしある日
PC版は消えた。
突然である。
残酷である。
文明とは儚い。
仕方なくメール転送。
クラウド保存。
手動コピー。
現代人の涙ぐましい努力である。
めんどくさい。
だから俺は決めた。
テキストである。
txtである。
30年前のtxtは読める。
30年後のtxtもたぶん読める。
シンプルこそ不死鳥の魅力だと知る男になれ。
サブスクは不要。
専用サーバーも不要。
サービス終了?
勝手に終われ。
ファイルは俺の手元にある。
所有権は俺のものだ。
設定ファイルも同じ。
謎の暗号化ファイル。
意味不明な保存場所。
そんなものに未来は託せない。
Settings.ini。
開けば読める。
理解できる。
美しい。
セキュア。
明確。
汎用性。
この三柱神こそDrive Noteの世界観である。
そして気付けば
ただのメモアプリではなくなっていた。
未来の自分へ向けた記録装置。
人生のブラックボックス。
あるいは時間を超える手紙。
さて
気が付けば俺の時代が来たワケだが。
Drive Noteはまだ始まったばかりである。
ここまで読んでくれてありがとう。
ブックマークしないと、30年後に
「昔のメモ消えた……」
って泣くぞ。
評価ポイント入ると開発速度が200mmくらい上がります。
たぶん。
いや270mmくらいかもしれない。
感想も全部読んでおります。
未来へ向けて。
Drive Noteは走り続ける。




