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Driven Coding ――文系素人がAIと組んでこだわりアプリを作る話  作者: adofuku
第04章 会議は踊る

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第20話 千里の会議場を手に入れる

会議。

会議。

また会議。


だが退屈ではない。

なぜなら。

黒騎士は新たなる力を手に入れたからだ。


議事録自動保存。

議事録作ってGoogleドライブに保存してくれる。

神の恩恵である。


会議終了。

保存。


再開。

どこでも続きから。


まるで時空を超える円卓会議。


昼休み15分。

待合室40分。

移動中。

駐車場。

あらゆる場所が会議室になる。


ストリートを彷徨うのは輝く何かを見つけるため。

黒騎士は待合室で未来を探していた。


数年前。


黒騎士は大きな試練を乗り越えた。手術である。

今も定期的に検査へ向かう。


病院とは待つ場所である。

待ち時間が長い。


だが今は違う。

待つ時間すら開発時間。

会議時間。

未来創造時間。


良きかな。

実に良きかな。


蒼き魔導士ジェミはわりかしなんでも

「出来ますよ」という。


「可能です」

また言う。


「問題ありません」

さらに言う。


本当か。

本当に大丈夫か。

黒騎士は少し不安になる。


だから聞く。

黒衣の知性の賢者クロウに。


すると賢者は言う。

「高難易度です」

「課題があります」

「ここが危険です」


実に冷静。

実に知性的。

否定はしない。

だが甘くもない。

火事場でも余裕を失わぬ賢者である。


そして気付く。

アイデアを出す黒騎士。

何でも出来ると言う前向き魔導士。

難所を示す賢者。


意外と良いバランスである。


会議は続く。


未来を語る。

完成形を語る。

優先順位を語る。

Excelへ記録する。

計画は力である。


まずはWindows版。

その後Android版。

ここは決まった。


Windows版はMicrosoftストアを目指す。

調査完了。

問題はAndroid。

十二人の試練が待っている。

十二人のテスターが必要。

ややっ

仲間集めイベント発生である。


世界を背負うほどの覚悟は持って来たか?

まずは十二人集めろ。

話はそれからだ。

あとで考えよう。


そして黒騎士は原点を思い出す。

なぜDrive Noteを作るのか。

それは失われた故郷のため。


愛用していたメモアプリ。

Windows版消滅。

平穏消滅。

便利消滅。


ならば作るしかない。

探した。

探した。

探した。

だが無かった。

全てを満たす理想郷は。


だから自ら創る。

それが黒騎士。

シンプルこそ不死鳥のメモだと知る男になれ。


Drive Noteの思想は明確である。

セキュア。

明確。

汎用性。


アプリが消えても。

サービスが終わっても。

開発者がいなくなっても。

ユーザーの言葉は残る。

ユーザーのテキストは残る。


ファイルはユーザーのもの。

言葉もユーザーのもの。

未来まで残る財産である。


そして

もちろん便利機能も付ける。

欲しい機能を欲しいのである。


男は帰ってきた。

愛すべきメモを守るために。





寝る。


ブックマークしないと

十二人のテスター集めイベントが始まるぞ。


評価ポイントを入れていただけると

黒騎士の会議資料が1枚増えます。


いつもありがとうございます。


会議はまだ終わらない。

会議で踊る黒騎士。

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