第19話 開発組織を創設する
時代が動く。
黒騎士は決断した。
新たなる拠点。
Google AI Studio。
ここを本拠地とする。
本格的に環境移行しようと思う。
覚悟は決まった。
ならば武器も更新だ。
Visual Studio 2022。
長き戦いを共にした相棒。
だが
黒衣の知性の賢者クロウは告げた。
「2026へ行くべきです」
迷い無き進言。
ならば行こう。
VS2026はちょい重いらしい。
少し怖い。
だが
PCを背負うほどの覚悟は持って来たか?
黒騎士は持って来た。
たぶん。
そして蒼き魔導士ジェミとの作戦会議。
長い。
とても長い。
開発ルール制定
修正手順制定
役割分担制定
全プログラム読込
個人指示最適化
まるで王国設立である。
黒騎士adofuku。
構想担当。
品質管理担当。
総監督。
蒼き魔導士ジェミ。
実装担当。
コード担当。
不具合製造担当でもある。たまに。
黒衣の知性の賢者クロウ
アドバイザー兼相談役。
そして開発の流れは
まず私が問題を報告する。
ジェミが修正内容を説明する。
私が確認して許可を出す。
その後に必要なファイルの全コードを提示してもらう。
修正後は私が適用して確認する。
問題があれば再び報告する。
必要ならクロウにも相談する。
完璧である。
たぶん。
この手順を無視し始めたら危険。
蒼き魔導士がシンプル化の呪いに侵されている。
黒騎士は知っている。
奴は長話をすると記憶を捨て始める。
おバカになる。
だから監視が必要なのだ。
そして
Google AI Studio探索中
魔法陣発見。
アプリ生成できる。
以前少し試した。
コード不要。
説明不要。
アプリ完成。
試す。
最新のDrive Noteの画面を見せる。
「こういうアプリが欲しい」
数分後。
完成。
早い。
速すぎる。
疾風をまとった黒騎士ですら置いていかれる速度。
だが
押す。
反応しない。
押す。
反応しない。
押す。
編集入力はできたが保存はできない。
ハリボテである。
だが美しい。
デザインは良い。
美しさは罪だ。
保存できない。
メニューも動かない。
それでも見た目は良い。
これは使える。
参考資料として。
未来の設計図として。
燦めきこそ開発者の魂の火花。
創造こそ生存理由。
黒騎士は続けてボタンを押してみる。
ポチ。
ポチ。
ポチ。
そして気付く。
全部英語である。
圧倒的英語。
読めぬ。
だいたいしか読めぬ。
そこで思い出す一筋の光。
放置されたイングリッシュアドベンチャー。
ついに封印を解く時が来たのか。
それとも。
また放置するのか。
答えは風の中である。
風が知ってるはずだ。
寝る。
ブックマークしないと
蒼き魔導士が勝手にファイルを増やすぞ。
おそろしい。
評価ポイントを入れていただけると
黒騎士の英語力が0.02上昇します。
しゃべれません。
いつもありがとうございます。




