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Driven Coding ――文系素人がAIと組んでこだわりアプリを作る話  作者: adofuku
第04章 会議は踊る

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第18話 黒騎士残業

闇がエディタを覆う刻。

古代呪詛・極太枠線が再臨したのである。

前回、極太枠線が復活したが放置してバインミーを食ったのだ。

うまかったなぁ。


しかもタイトルもまた消えた。

消えたのである。

黒騎士は一瞬、天を仰いだ。

お前またか。


先日封印したはずだろう。

だが災厄は何度でも蘇る。

それが極太枠線。

それが古代バグ。

それが宿命。


ジェミの魔導書を開く。

修正。

再ビルド。

失敗。


修正。

再ビルド。

別の場所が壊れる。


修正。

再ビルド。

極太枠線は居座る。

普通にバグがしつこい。


ここで黒衣の知性クロウ召喚。

大賢者は瞬時に呪詛の発生源を指摘した。

さすがである。

発生源をジェミに伝える。

私は伝令兵。


ジェミとクロウの間を駆け回る。

お互いに情報交換し呪詛を追い詰める。


AIとAIを繋ぐ黒騎士。

それが今の私である。


幾度となく修正を繰り返し

ついに

細枠復活。

古代呪詛、消滅。

さらに失われていたスクロールバーも帰還。


男は帰ってきた。

愛すべきUIを守るために。

そして黒騎士は立ち止まらない。


Undo

Redo

元に戻す、やり直す機能である。

時を巻き戻す禁術を実装。



間違いなど恐れるな。


間違えたらやり直せ。

過去へ戻ればよい。


無視して進め。

未来へ進めばよい。


クレバーな頭脳が開発という狼煙を上げるのである。


その後

私は知った。


C#。

お前。

ゲーム作れるのか。


ややっ

肉弁当。

バトルシステム。

様々な構想が頭を駆け巡る。


そこでジェミと作戦会議。

するとジェミ。

議事録を作成してくれた。

さらにGoogle Driveへ保管。


なんだと。

未来である。

そんなことできるのか。

ストリートを彷徨う黒騎士が輝く何かを見つけるように

私は未来の開発手法を見つけてしまったのである。


会議したら議事録。

修正したら履歴。

全部保存。Googleドライブに保存。


素晴らしい。

シンプルこそ不死鳥の魅力。

記録こそ黒騎士の武器。

これからは必ずやってもらおう。


そして今日の開発作業終了をむかえる。

ジェミが言う。


「お疲れ様でした」


ちょちょ。

まだである。


今日は残業会議である。

修正箇所一覧

注意点

反省点

出力を命じる。


即座に提出。

優秀。

実に優秀。


そして


「お疲れ様でした」


帰りたいのである。

絶対帰りたいのである。

まだ終わってない。


Google Drive保存を命じる。

保存完了。


そして

「お疲れ様でした」


早い。

撤収が早い。

伝説級に早い。

まるで定時退社勇者である。


私は思った。

この魔導士。

残業が嫌いなのではないか。

まだちょっとあったがしょうがない。


「終了します」

「御用があればいつでも言ってください」


本当か。

本当にそうか。

三分後に呼ぶぞ。

覚悟は持って来たか?

黒騎士の会議は踊るのである。


読んでいただきありがとうございます。

ブックマークしないと、30年後に

「あれ、昔のメモどこ行った?」

って泣くかもしれません。


評価ポイントが入ると

黒騎士の開発速度が800mmくらい上がります。

極太枠線の太さも0.05pxくらい細くなるかもしれません。


感想も全部読んでおります。

願わくば永遠に最前線でデバッグする黒き開発騎士であれ。


また次回。

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