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Driven Coding ――文系素人がAIと組んでこだわりアプリを作る話  作者: adofuku
第04章 会議は踊る

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第16話 機械神の誘惑を受ける

失われた全画面モードが帰還した。

いつのまにか無くなっていた全画面モードがいつもまにか復活していたのである。


誰が消したのか。

知らぬ。

なぜ消えたのか。

知らぬ。


だが帰ってきた。

それでよい。

黒騎士は余計なことを考えない。

今は文章へ没入する時。


復活した全画面モードを起動

枠線は消えた。

ヘッダーも消えた。

世界から雑音が消えた。

ただ文字だけが残る。

これぞ没入。

これぞ静寂。

これぞ黒騎士の瞑想空間。


さらに上空へマウスを運ぶ。

すると


ふわっ。

帰還ボタン出現。

このボタンを押すと前画面に戻れる。


美しい。

燦めきこそUIの魂の火花。


ESCでも帰還可能。

二重安全装置。


メモを背負うほどの覚悟は持って来たか?

俺は持って来た。

だから帰り道も二つ用意した。


そんな時である。

色々調べていた時に見つけた、教わった。

異界の機械神。


Google AI Studio

現る。


噂には聞いていた。

長き記憶を持つ機械神。

忘却しにくい機械神。

指示を保持していてくれる、長期保存できる

常に参照してくれるらしい。


黒騎士は試した。

スクリーンショットを見せる。

そして言う。


「こういうメモアプリが欲しい。」


数分後。

アプリ完成。


……。


完成?


あまりにも早い。

あまりにも速い。

疾風をまとったアプリこそ夏の女神に愛される。


だが速すぎる。

恐怖すら感じる。


触る。

ボタンがある

付箋もある

見た目は完璧。


クリック。

無反応。


クリック。

無反応。


クリック。

やはり無反応。


ハリボテである。

白日夢の城である。

美しい。

だが住めない。


これがVibe Coding。

「なんかいい感じ(Vibe)で作っといて(Coding)」ってやつ。

雰囲気で創る魔法。


なるほど

理解した。


だが黒騎士は違う。

俺が欲しいのは

見た目だけの城ではない。

30年後まで残る砦だ。


だから俺は宣言する。

「Driven Coding」


AIはエンジン。

人間はドライバー。

方向を決めるのは俺だ。

世界観を決めるのも俺だ。

どこへ向かうかは俺が決める。


機械神の力は借りる。

だが手綱は渡さない。

闇が光に打ち勝つ季節。

黒騎士はさらに前へ進む。


どこへ向かうか。

何を残すか。

それは人間が決める。


駆動する(Driven)アプリ作り(Coding)。

こっちね。自分で作った言葉だけど。


DriveNoteは

そんな作り方で進んでいこうと思う。


アプリ名にはそういう意味も込められている。



気がした。


願わくば永遠に最前線でメモし続ける黒き戦士であれ。




寝る。


ブックマークしないと、

機械神が勝手に「なんかいい感じ」に人生を生成するぞ。

いいじゃん。


評価ポイントを入れていただけると

黒騎士の駆動力が200mmほど上昇します。


いつもありがとうございます。


Driven Codingは今日も前進中です。

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