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捕虜のホリョ  作者: RRR
3/6

3話 情報

もっと情報が欲しいな。

俺はここにいる理由を適当にでっち上げた後、どうにかしてこの状況を理解しようと思案していた。

具体的にはなんで人の都に運ばれてるのかとか、この世界についてなんだけど…

「そういえば、お前部屋割り振りの時にいなかったんだよな?もしかしてなんで人の都に連れて行かれるか知らない?」

「そういえば聞いてなかった、教えてくれない?」

「あぁ、いいぞ」

そこで俺はゴブリンから状況を説明してもらった。

数ヶ月前、突然人類が魔王国に宣戦布告したこと。

人類軍と戦争している最中だった魔王軍の魔物たち500名程度が、戦いの最中に人類軍に攫われ、船で人の都へ運ばれてるということ。

攫った理由は戦争を人類に有利な条件で終わらせるための材料にするためだということ。

ちなみになぜ戦争を終わらせたいのかは誰かが聞いたが、教えてくれなかったのだと。

めっちゃ良い情報がサクッと手に入ってしまった。

「そういえばゴブリン、お前の名前は何?」

「ん?あぁ、俺は----」

そう言いかけたところでアナウンスが鳴る。

『当船が間もなく人の都、エミルに到着する。人数確認を行うため、全搭乗者は中央広場に集合するように。』

タイミング悪ぅ。

「っと、話はここまでだよ。広場の場所まで一緒に行くかよ?」

「お願いします」

とりあえず一旦流れに身を任せて行ってみるか。

全身鎧の人に部屋の鍵が開けられ、「こっちだ」と言われた方向へ進んでいく。

中央広場に着いた頃には、全て人型ながら多種多様な見た目を持つ魔物?が見たところ500名ほど集まっていた。

『それでは、名前、種族名、持ちスキルを記録するため、順次1対1で質問に答えるように。』

スキルなんて持ってんのか?俺。

種族も何があるのかわかんないし…

ちょうど隣にいる人と区別付かない男に聞いてみるか。

「あの、あなたの種族は何ですか?スキルってどうやって見るの?」

「見りゃ分かるだろ、魔人だよ魔人。っというかスキルの見方??そんなことも分からんのか…スキル見るぞって念じながら『ミスキル』っていうだけだぞ」

「ありがとうございます」

なるほど、魔人ってのがあるのね。あとスキルの見方も教えてもらったな…

えーと、スキル見るぞって念じて…

「『ミスキル』」

あ、見えた!何々…俺のスキルは……

《フレム》と《ウィンド》か…強いの?これ。

名前的にしょぼそうだけど…火と風って感じかなぁ?でも魔法使えるのはワクワクするかも!

試すのは後にしておこっと。

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