2話 状況整理
「うぅぇ!?」
腰抜かした。
2段ベッドの上の段には………ゴブリン。
そう、緑色の肌、小学生くらいの身長、少し尖った鼻と耳の、服は自分と同じなものの、どう見てもゴブリンが鼾をかいて寝ている。
コスプレでも身長は誤魔化せないだろうし…
…待て、このゴブリンが本物ってことは…
「本当に転生しちゃったのか…?異世界に…??」
この状況に困惑が隠せない。
とりあえず落ち着こう。深呼吸深呼吸…
………
落ち着けるかああああああああ!!!!!
どうしよ、むしろどんな反応すればいいのか…
そんなことを2分ほど考えて考えて考えた結果……
とりあえず寝よう。うん。
俺は元いたベッドに戻った。
おやすみ。
………
………………
……………………………………
……い……………おーい……………
「おーい?起きろよ?」
ん……なんか起こされて……
!??
ゴブリンが寝ているこっちを遠目で覗いていた。
「あっえっと自分のことは気にしないでくださいいや気にすんなってなんだよ俺のことは忘れてくださいいや忘れてくださいも違うだろ何いってんだ俺あわあわわあ…………」
「落ち着けよ」
「自分は亮介って言います今後お見知りおきをお見知りおきをってなんだよどんな言葉遣いだよイカレてんのか」
「…落ち着けよ」
「よろしくお願いしますよろしくお願いしますもなんか違うだろ俺あわあわわあ…」
「落ち着け」
「っは!?」
「一旦深呼吸しろよ」
すぅぅー…はぁぁぁー…………
…………………………
「……ちょっと落ち着きました、ありがとうございます」
「そうか」
めっちゃ流暢に日本語喋るやん…。
声は声変わり直前の子供って感じの、ちょっと高い声だ。
「お前さ…なんでここにいるの?」
ゴブリンがこちらを向きながら言う。
「何で…?って言われても…」
あ、この流れ知ってる。
気づいたらここにいたって言っても信じられない奴だこれ、どうしよ。
「あなたこそ、なんでここにいるんですか…?」
質問に質問で返してやった。俺が嫌いなタイプだけど、今の状況だと何も分からないから仕方無いな!うん!
俺が勝手に自己解決していると、ゴブリンが話しかけてきた。
「俺は……というか、俺たちは人類軍の交渉材料として船で人類の都まで運ばれてるんだよ?それで2人部屋が割り振られて、俺はたまたまこの部屋で1人になったんだよ…お前はどうやって入ってきたんだ?誰なんだよ?」
ふむふむ。
察しのいいことで有名(当社比)な俺はちゃんと理解した。
要するに俺は魔物が運ばれてる船の中に転移してしまった…と。
じゃあここで人間ですって言うのは違うな。このゴブリンも敵対心は無いようだし、人間に近い種族があるのだろう。
ならば…
「俺は割り振りの時に隠れてここから出ようとしてたんだ。それで…まぁ無理だったんだけど。その後に俺は1人で部屋割り振られてここに入れてもらったってこと。」
どうだ…?ちょっと設定盛りすぎたかな…?
でもまぁ咄嗟にしては良い言い訳だ、うん。
「なるほど…ちょっと怪しいけど、信じておいてやるよ。」
どうやら納得してもらえたようだ。
一話どのくらいの文字数がいいのか分からんです。誰か教えてくれませんか…




