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最強って何がいいんですか?  作者: Ⅾ
最強になった男
12/27

謎だらけの休日

前回の話


 ローグは何とか魔王に勝つことが出来た。

 だが、魔王を医務室へと運ぶと、そこにローザがやってくるも、物理的に意識を刈り取られるのだった。

「──全身に針ほどの穴が二十八か所、あとは軽度の魔素欠乏症でしょうな。他は肋骨と足に骨折が見られますが複雑な物ではなさそうなので、一週間もあれば治りますよ。それと全身に空いた穴ですが、こちらも切り取られたように奇麗に空いていますので・・・一週間と言うところですかね。 魔素欠乏症は魔石でも握らせておけばその内良くなると思いますが、如何せん魔石が高いですからね・・・」


 眼鏡をかけた老人がベッドに横たわるローグを舐めるように観察をしながら口を開いていた。必死で見ているといったよりは、まるで観察でもしているような感じだった。


 「魔石の方は私のを使うから問題はない。 他には何か入用な物はあるか?」


 「いや、それだけあれば綺麗に治りますよ。リュール様の魔法でなければもっと治るのに時間がかかったと思いますが、どれも致命傷を避け、尚且つここまで綺麗な傷口はあまり見られないですからね。もし似た様な怪我を負った場合でも、治療方法がまるで変ってきてしまいますのでそれだけご理解いただければよろしいかと」


 「そうか。わざわざご足労をおかけした。グリモエル王には完治次第、そちらに顔を出す様に伝えておいてくれ」


 「畏まりました。──それでは私はこれで失礼いたします」



 起きた途端に聞こえてきた声は俺の体に関する事なのだろう。自分の怪我の具合を思い出してみるが、一週間で治るというのは素直に驚いた。正直しばらくは動けないと思っていた。


 ──あっ、お金がない・・・。


 徐々に冴え渡ってきた頭にふと浮かび上がった。

 治療費から休んでいる間の宿代すらない。いや、正確には集落から持ってきた金はあるが治療費と一週間分の宿代になると、それを使おうとしても足りない。

 そして気絶していたせいで賞金を貰っていない。


 とりあえず謝るのとお金が無いことを伝えておかないと魔石なんか使われた際には破産だ。詰む。借金だらけで旅どころじゃなくなる。最悪は宿代も払えないだろうからすぐに森に引き返そう。


 そう思って痛む体に鞭を打ち、体を起き上がらせると──


 「──ローグ!? 大丈夫なの!?」


 視界に赤い髪がちらついたかと思うと、わざわざ俺の背中を支えるようにして起き上がるのを手伝ってくれた。既にくっつきそうなほどの距離から見た彼女の双眸は心配そうに酷く歪んでいたのもあるが、目の下にできた隈が嬉しいような申し訳ない様なそんな気にさせてくれた。


 「ありがとうメアリー。まだ少し痛いけど意識ははっきりしてるから大丈夫だよ」


 「無理をしてはダメよ。あなたもう五日も意識を無くしていたんだから」


  ──えっ、既に借金確定なの?



 ***




 ~~~四日前(魔王 point of view)~~~



 医務室に運ばれた私は軽い魔素の欠乏症で体を動かすのが軽く困難になっていた。


 普段から胸の間に忍ばせてある魔石のおかげで、数時間もすれば動けるようになる私と違ってローグの怪我の方が激しいはずだ。


 闘技場を出る時に横抱きにされ、動揺した私に「なにか変な事でもありますか?」みたいな顔をしくさった割に、泉の様に溢れ出ていた血や、近すぎていたから聞こえてしまった心音から余程疲弊した事が分かると暴れる訳にもいかなかった。


 ・・・心地よかった訳ではないはずだ。


 まぁ、私に勝った奴などこの世界には誰もいないから、そういった部分では尊敬の念を抱くのは致し方ない。


 思えば私が聖装士になった頃から、男性からのアプローチはそれなりの数があった。顔やスタイルなどはそこそこの物だと自負しているが、女性らしい言葉遣いや態度とはかけ離れている自覚はしっかりと持っている。なんなら聖装士になるまではアプローチなどまるでなかったしな。


 そんな私にアプローチする男どもの目的などはっきりしていた。


 聖装士になると国家予算程の金額が一人の聖装士に割り振られる。つまり〝仕事〟という理由を付ければ使いたい放題と言う訳だ。それに世界最強という触れ込みはそれだけ魅力のある物なのだろう。

 人伝だが世界最強の女を口説いただの下らん話も耳にしたことがある。まぁ返り討ちにしてやったのだが、これは同じ女である聖装士のリーザ・レインも同じような事を言っていたから間違いあるまい。


 そんな私が面倒になり男共に突き付けた条件は「私を一度でも跪かせてみろ。それが出来たなら結婚を考えてやらんでもない」だ。


 効果は絶大だった。


 世界最強に挑んで來る者などいるはずもないだろう。

 ・・・まあ一人だけいるのだが、生憎、あの程度ではまるで届く訳などないがな。


  ──それがこんな若造にやられるとは思いもよらなかったが・・・。


 とりあえずはすぐにオンディーヌを呼び、グリモエル王に状況を伝えるのと、腕のいい医師を一人寄こせとだけ伝え、それまでは私が面倒を見るとしよう。


 それと満身創痍のローグをなぜかぶっ飛ばしたローザには軽く説教しておいた。


 話を聞けば私を横抱きしたことに怒っていたようだが、怪我人に追い打ちをかける騎士団なんぞ意味が分からんだろうに。まぁ、気持ちはありがたいのだが、こいつは万が一私が結婚する事になったらどういった行動にでるのか少し心配ではある。


 それとオンディーヌを使いに出してからもう一人客が来た。

 騎士団支部で会った赤髪の女性だ。入るなり一瞬だけ殺意を向けられた気がしたが、すぐに丁寧な口調で「ローグの傍に居させてください」なんて言うから聞いてたこちらが気恥しかった。


 ずっと闘技場内の医務室にいる訳にもいかず、先行して戻ってきたオンディーヌにローグを運んでもらい、私が寝泊まりしていた宿へと連れて行くことにした。

 一応はティーグの中では高級な宿として売り出しているだけあって部屋は無駄に広いし、この人数が部屋にいても気にならんだろう。


 オンディーヌに宿まで運んでもらうのはいいのだが、奴は水の精霊。水で運ばれたローグは宿に着く頃には水浴びをしたかのようにびしょ濡れになり、しょうがないからと宿が用意してくれた男性物の服を着せる為に全裸にしたところ、なぜか赤髪の女、確かメアリーと言った気がするが、顔を赤くしたり殺意を向けたりを繰り返すのだが、なんなんだこの女は。私も男の裸体など見るのは初めてだが、今はしょうがないだろうに。


 ・・・ちょっとある部分で目がとまってしまったのは女性であれば誰でもある事だろうし。


 ローザ、メアリー、オンディーヌ、それと私の四人で私が宿泊している部屋へと向かい、ローザとメアリーを置き去りにオンディーヌと外へと繰り出した。一応はこんな私でも、世界を支える者としての義務があるのだからな。


 ──まずは王が何を考えているのかを聞かなければいかんだろう。


 「シンディ~、〝そのローグとやらを連れてきなさい〟だってぇ~」


 オンディーヌが相も変わらずまったりとした口調で教えてくれたのはいいのだが、何とも言えない状況に、私は嬉しいのやら面倒なのか分からずに頭を抱える羽目になってしまった。



 ***


 ~~~ローグ寝起き(ローグ point of view)~~~



 「リュールさん、わざわざありがとうございます」


 「あぁ、そんなことは気にせんでいい。それと私に勝ったんだ、敬語はよせ。シンディーで構わん」


 ──さて、いつまでも引っ張る訳にはいかない。


 「じゃあお言葉に甘えて・・・。シンディー、治療したり色々としてくれてありがたいんだけど・・・お金持ってないんだ」


 介抱してもらっておきながらこの発言、我ながらどうかと思う。


 ほら、さすがの魔王も軽く目を見開いて驚いているじゃないか。今度は天井を見上げるように悩んでいるような仕草。自分で言っておいてなんだが、羞恥で身悶えそんなんだが撤回していいかな? いや、すぐにでも撤回しよう。


 「シンディー気にしないで。何とか──」


 「いや、そんなことは私自身は気にしていなかったのだがちょうどいい。治療費含め、ここの宿代、飲食代、それと〝ローグが心配だからここにいます〟なんて純情な乙女の分も含めて諸共私が支払おう」


「えっ?(ローグ)」

「なっ!!(メアリー)」

「へぇ~(ローザ)」


 それを言ったのは多分メアリーだろう。昨日から彼女はやたらと俺の事を気にかけているから。


「その代わり条件がある」


 シンディーの条件がどんなものなのか身に染みたばかりなのにも関わらず、この受けないといけない状況になる辺り俺は呪われているのかもしれない。


 「・・・一応聞いてもいい?」



 「話が早くて助かる。──お前の怪我が治り次第、一緒に聖王国に来てもらう」


 「「「──はぁッ!?」」」


 三人の声が見事に被った。俺個人としてはシンディーに勝ったのだから少しばかり話をするなり、騎士団支部で話をするなりで終わりだと思っていた。


 俺が聖王国に行くってなると・・・あまり良くない気がする。すごく良くない気がする。



 この時、メアリーは何かを考えるように手を顎に当てブツブツと呟き始め、ローザは驚愕に目を丸くしていた。メアリーは今後の自分の身の振り方に覚悟を要し、ローザに至っては姉にローグを会わせたくないという理由だったのだが、もちろんローグは知る由もない。


 如何せんローザはシスコンである。姉は自分の物と思うほどにシスコンである。そしてローザの姉であるリーザ・レインも、シンディーと同じく「私に勝ったら婚姻の事を考えさせていただきますね」なんて音符が浮きそうな感じで言っていたのをローザは忘れていない。その為に姉を超えようと考えていることは誰にも伝えられていないのだが。


 「ちょっ!シンディー姉!どういう事!?」


 「どういうことも何も理由を上げたらキリがないだろうに。 まず私に勝ったってことがどういうことかローザなら分かるだろ?  それに回路が六ケ所、アウラを連れてるんだぞ?  個人で所有していい戦力ではないしな。まぁ大方聖装士にでもなるんじゃないか?」


 頭を抱えるローザ、未だにブツブツと呟くメアリー、そして開いた口が塞がらないローグが出来上がる。



 「ローグ、返事を聞こう。どうする? 金払うか? それとも私と一緒に聖王国に行くか?」


 実質〝はい〟としか言えない質問をされ、がっくりと首を落としながら返事を返した。


 ──こういう状況って取引って言わなくないか!?俺が差し出すのいつも自分の体なんだけど!!


 そんな心の声も空しく、シンディーはニヤニヤと嬉しそうな顔で頷き、ローザはこの世の終わりでも見たかのような顔になるのだった。



 ***



 ~~~起きてから二日目の昼~~~



 ベッドに寝たっきり生活。未だ暇を持て余している俺の事を心配したのか、今はメアリーが近くの椅子に腰を掛けこちらを見ている。


 正確に言うと、俺がここに運ばれてからずっと離れないらしいのだが。


 何が彼女をそうさせているのかも気になるが、初めて会った時の表情とはあまりに違いすぎて良く分からない。

 男性関係で何かあったするなら俺にだけ普通に話すっていうのも考えずらいんだが・・・。


 ──これはいい機会なのかもしれないな。


「なぁ、少し聞いてもいいか?」


「ん?何かしら?」


「答えたくなかったら答えなくていいんだけどさ、メアリーと初めて会った時、少し様子がおかしいように思えたんだけど・・・何かあったのか?」


「・・・あっ、あの花壇であった時かしら?」


「そうそう。あの時のメアリーと今のメアリーってなんか印象が違うような気がしてさ」


 ローグに森で助けて貰って以降、メアリーはずっと迷っていた。自分の過去を話してもいいものかと。


 助けて貰ったのだから私に害を与える事は無いと信じたい。それでも目の当たりにしてきた男の本能が頭をちらつき、それを阻む。

 その割になぜかローグから目が離せない自分がいる事にも気付いている。だから余計に分からずにいたのだ。


 「・・・そうかしら?自分では良く分からないのだけど・・・」


 「そうなのか? じゃあ気にしてもしょうがないか」


 よく自分の事は自分が一番知っているなんて言うけど、俺はあまりそうは思っていないし、メアリーも色々あるのかもしれないのだからこれ以上の詮索はやめておこう。


「でも最近は自分でも少し不思議なのよ」


「ん?何が?」


「後でローグに確認を取ろうと思ってたからついでに今聞いちゃうけど、聖王国に私も付いて行っていいかしら?」


 最近の彼女ならそう言うんじゃないかとは思っていた。両親に売られたらしいし、それで最近は行く当てがなくて俺の傍にいるのだろうか? でもそれならば友人などを頼るのが普通じゃないのか?


 「それは今までの生活ではなくなっちゃうと思うんだけどいいのか?  ・・・ほら、友人とかとも会えなくなっちゃうだろ?」


 「そういえば言ってなかったわね。 私の出身は商の国じゃないのよ。 顔見知り程度の方ならいるけど友人と呼べるような間柄の人はいないのよ」


 やらかしたな。これは失言だった。


 それと同時に、メアリーの事を何も知らないのだと改めて実感する一言になったのだ。自分と同じ位の歳に見えるのに寂しくは無かったのだろうか? そんな疑問が浮かんでくると連鎖的に疑問が湧いてきた。


 両親に売られるような家庭環境で銃という消耗の激しい武器を使うのだろうか?

 いや、さっき商の国の出身ではないと言っていたのだから家出娘って事なのか?

 それにしたって俺と同じくらいの歳だろうから今の生活基盤に辿り着くのにそこそこの時間はかかるだろうから、そうすると何歳で家出したんだ?


 「そういえばメアリーって今何歳なの?」


 さっき失言したばかりだというのに、考えているうちに自然と口から漏れ出てしまった。女性に年齢を聞くのは失礼だと父さんからも言われていたのに。


 「私は十八歳よ? それがどうしたの?」


  ──俺より年下だったのか!?


 それなら尚の事たいへんだったんじゃないかと思った。俺だってアイラがいたからここまで何とか生きてこれたのだと実感はしている。


 メアリーが何歳から一人で生活をしているのかは分からないけど、それは楽なものじゃなかったはずだ。


 俺はもしかしたら恵まれていたのかもしれない。最愛の人は確かに殺され、弄ばれはした。でも心は折れずに何とか来れたのはアイラのおかげだ。


 死んでからも俺に二度も力を貸してくれた。

 死ぬ間際でさえ俺の幸福を願ってくれうなんて誰にだって簡単にできるもんじゃない。そしてそれがあったから俺は今もちゃんと歩けている。


 不幸や辛い想いに優劣をつける訳じゃないが、彼女はそれでも小さい時から一人で歩いてきたのだろうから。


 「・・・メアリーは凄いな」


 「ローグ? さっきから何を言っているのか良く分からないわ?」


 「ごめん、気にしないでくれ。 それよりも本当にいいのか?」


 「えぇ、こちらこそお願いしている身だもの。私の事は気にしなくてもいいわ」


 「そっか・・・。じゃあ改めてよろしく」


 こうして一緒に旅をすることが決まったのだ。



 ***




 ~~~起きてから四日目の夜~~~



 こういう空気は苦手ではある。


 相変わらずベッドの上で暇を持て余していると、唐突に魔王がローザと共に部屋へと入ってきた。

 この宿自体、シンディーのポケットマネーから出しているのだから別におかしい話じゃないのだが、問題はシンディーの顔だ。

 やたらと真剣みを帯びた目に不機嫌そうな口元。否応なく悪い話を持ってきたのが伝わってくる。


 そのまま何も言うことなく、近くにあった椅子に乱暴に腰を掛けると。大きな舌打ちと共にこちらを一瞥してくる。


 「今回は後手に回った。メアリーもいるならちょうどいいが動揺するなよ。 ──メアリーを襲った関係者が全員殺された」


 「──全員殺されたって騎士団支部に預けた男はどうなったんだ!?」


 あまりに唐突な話に驚いてしまったが、心配になりメアリーを見るとこの中で一番表情が変わらなかった事にも驚いた。それだけ彼女にとってはどうでもいい存在になっていたのだろう。


 「そいつが一番初めに殺された。そこからメアリーの両親、買い手であった男らしき人物もだ。念のためにオンディーヌに各国の騎士団支部に飛んでもらって確認したが、ローグの集落を襲ったと思しき奴ら含めると全部で58人の死体が二日で一気に出てきやがった。 ──くそッ!ここ最近で一度にこれだけ殺されたのは初めてだぞ!」


 「──ちょっと待て!俺の集落を襲った奴らまで全員殺されたって言うのか!?」


 「あぁ、その通りだ。なんでも遺体に張り紙が刺さっていたらしくてな、その紙に詳細が掛かれていたらしい。その内容がローグから聞いた話と一緒だったんだ。どう考えたって普通じゃありえない」


 「これに関しては王にも報告済みらしいです。この件に関しては犯人の目処が立つまで箝口令を敷く事になったので秘密でお願いするです」


 当事者だから教えてくれたのかもしれないが、不気味としか言いようがなかった。今聞いた内容が本当だとしたら、なんでここにいる四人は殺されていないんだ?

 シンディーとローザは別にしても俺とメアリーが生きているのは不自然じゃないか?


 「シンディー、なんで俺とメアリーは殺されていないんだ? 関係者っていうか当事者だぞ?」


 「知らん、そんなことは殺した奴らに聞け。 だが状況からみてここにいる四人はターゲットから除外されている可能性の方が高い。だからそこまで気にするな。 もしターゲットであるならお前たち二人は確実に殺されているはずだからな。ローグが怪我で動けない好機を見逃すような奴らであれば脅威ですらないだろうしな」


「・・・それならいいんだけどなぁ」


 その夜はそれで解散することにした。結局分からない事をずっと考えている暇あったら目先の事を考えておけ、というシンディーの言葉一つ残して。




 毎度どうも、似非作者でございます。

 本日も鏡月とタバコを片手にPCの前でカタカタとしている私ではございます。

 最近は季節の変わり目で男性なら悶々とし、女性ならムラムラとしている事と思います。

 ですが、そんな時期には違うところに集中力を向け、ぜひ自身の為に行動して頂けると作者が報われます。(根拠と聞かれたら、己の胸に聞けと答えたい!)


 こんな変人・うざい作者ではありますが、皆さま、ここはひとつぽちっと評価や感想、ご意見ご命令頂けると作者がワン!と泣きます。


 

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