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人を喰らう、味方も喰らう。両方やらなくちゃならないのが屍人喰いの辛いところだね  作者: 柿の種
幕間1

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ShortEpisode1 - スキルって

幕間です。自分の整理も兼ねて、ちょっとだけ。


「フレデリカちゃんさ」

『はいはい?何でしょう!』

「この世界(ゲーム)におけるスキルとかの詳しい説明とかって覚えてる?」

『……説明、ですか?』


 いつも通り、湿地にある攻略していない遺跡を探しながら。

 ゲーム内通話を繋ぎながら別行動をとっているフレデリカと、暇潰し代わりの雑談を行っていた。


『えっとえっと、ゲーム内トピックスを見れば良いのでは?』

「あは、それはそうなんだけど……まぁ暇じゃん?それに私の認識というか、読み取り方が合ってるのかどうかとかを確かめたくてさ」

『あぁー……成程。確かに暇ですもんねぇ』


 湿地を探索するくらいならば、人間アバターのプレイヤーやNPCに出会わない限りは他に意識を割いていても問題はなくなった。

 それだけ成長した、と言えば胸が張れるが……元より湿地がそこまでレベルが高くないフィールドであるのは理解している為、そろそろここから他のフィールドに移った方が色々と効率が良いのだろうとは思う。

 但し、それはそれ。これはこれ。石板を集めるという点で見るならばやはりある程度は楽に動けた方が良いのだ。


「……で、だ。スキルってさ、カテゴリがある訳じゃん」

『はいはい。戦闘、探索、そして』

「その他カテゴリ。……もっとカテゴリ数増やしても良いんじゃない?とは思うんだよ」

『確かに確かに、これだけ毛色違いますよね。戦闘カテゴリや探索カテゴリに属さないスキルがごっちゃになってるというか……』


 スキルのカテゴリは今の所、全部で3つ。

 戦闘、探索、その他に分かれており、私の保有しているスキルもその3つの内どれかに必ず属している。

 それぞれ属しているスキルのレベルを合計した数値がカテゴリレベルとして存在しており、その全てを更に合計した数値が合計スキルレベル……他のゲームのアバターレベルの様な形になっているのだ。


「もう1つくらいカテゴリが合っても良いのにね?」

『分かります分かります。それこそ、便利系とか生産とかその手のカテゴリとか』

「そうだよねぇー……作ってないのか、それとも何かしらの理由があるのか……」

『案外、石板集めで【狂気耐性】が解放されたみたいに何処かのタイミングで解放されたりするんですかね?』

「可能性はあるねー。プレイヤーの行動次第とか、全然あり得――」


 と、私達が話していると。


【プレイヤーの皆様へ。現在、人間プレイヤーのアルマ様がゲーム内にて特定コンテンツの解放を行いました。よって、現時点からスキルカテゴリ『生産』を解放しました。ステータス及び、スキルウィンドウ、ゲーム内トピックスから確認する事が可能です】

「『……』」


 ワールドアナウンス、というモノだろうか。

 ログだけでなく、私の頭の中に直接音声が流れるようにして非常にタイムリーな話題が降ってきた。


『何というか何というか……』

「すっごい狙ったみたいなタイミング、だねぇ?」

『……成程成程、生産系のスキルが獲得出来るようになってますよ』

「へぇ、フレデリカちゃんは何か取るかい?」


 アナウンスの内容的に、確実にアルマというプレイヤーは生産系のプレイヤーなのだろう。

 そして、それによって解放されたモノも生産系……これまでは興味が無かった為に探してすらいなかったものの、しっかりとこのゲームにも生産系のスキルは存在していたようだった。

……というか、今まで獲得出来なかったのか。生産系スキル。

 恐らく元々実装自体はされていたものの、それなりの数を生産しなければ獲得できないレアスキル的立ち位置だったのかもしれない。

 そして、それをたった今獲得出来たプレイヤーが現れた為に……私達にもおこぼれ的に獲得する権利が与えられた、という所だろうか。


『特に特に考えてはないですけど……あ、植物系のは取ろうかな……』

「おぉ、良いんじゃない?君ドライアドだし相性良いでしょ」

『ですよねですよね。いざとなったら、自分の身体に種を植えて育てちゃえば場所も取らないし』

「それはちょっと……育てるモノによっては中々凄い絵面にはなると思う」

『そうですか……?』


 フレデリカの趣味は分からないが、彼女の身体から食虫植物なんかが大量に生えていたらと考えると……面白いよりも先に、少し恐怖が勝つ。

 とは言え、生産系スキルが獲得できるようになったと言う事は、だ。


「これからの大型イベント、プレイヤー産の装備で出てくる人が居る、って訳だよねぇ」

『確実に確実に出てくるでしょうね……』

「モンスターのデメリット、この辺りもなのかねぇ。装備品の入手が難しい、とか」

『残念残念ですが、あり得そうですよね。人間と違って素材の入手難度も結構違いそうですし』

「モンスター由来の素材なら沢山手に入るけど、鉱石とかは私達手に入れるの難しいしね。それに設備もないし」


 今後、しっかりと拠点を構えられるようになった時は設備に関しても考える必要が出てくるものの。

 現状、人間アバターに装備面で勝てる要素はほぼ皆無だ。

 故に、次に行われる大型イベントのバトルロイヤルでは……モンスターが勝つのは中々に難しい、のかもしれない。

 まぁ諦めるつもりは一切ないのだが。

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