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嫁に浮気されたら、大学時代に戻ってきました!  作者: 万和彁了
シーズン・4  After 『誰よりも輝ける夏』

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第170話 かき氷は熱く甘く

 砂浜にしゃがんだ俺は目の前にいる女の子に手を差し出した。


「お手」


「わん!」


 ムーちゃんは俺の掌に手を乗せてくる。


「おかわり」


「わん!わん!」


 さらに俺が差し出した手にムーちゃんは手を乗せた。そして禁断の名を俺は口にする。


「ちんちん!」


「くぅうううん!」


 ムーちゃんは立ち上がり立ち上がり、腰を左右に振った。ゆらゆらと揺れるくびれのラインがいとエロす。だがその揺れを堪能している時間はあっさり終わった。


「交尾」


 俺の横を通りかかった日根野谷がそう呟いた。するとムーちゃんは俺の背後に素早く回り込み、俺の腰をがっちりと掴んでおおいかぶさってきた。


「おい!ちょ!待って!」


 背中に感じる二つの柔らかさは天国だ。だけど感じるムーちゃんの荒い息遣いには恐ろしさを覚えた。


「はっはっはっ!おおおおおーーーん!」


 ムーちゃんは俺の尻に腰をかくかくと振って押しつけてきた。


「ぐああああ!や、やめろぉおおおお!!」


 俺はムーちゃんに責められまくる。ぶつかる太ももと股の温さとしっとりとした肌の感触にドキドキを覚えるが、それ以上に根源的恐怖を感じた。


「わおん!おん!わんわんわんわんわん!わぉーーーーん!んっ……」


 突然ムーちゃんの腰の動きが止まった。振り向くとムーちゃんは何かやり遂げたような穏やかな顔をしていた。


「種付け。完了。わらわらわら」


 日根野谷が俺をニチャニチャした笑みで嘲笑っている。しかもスマホで今の一部始終を撮ってやがる!


「やめてぇ!そんなことないから!むーちゃん!目を覚ますんだ!」


 俺は立ち上がりムーちゃんの肩を掴み揺らす。


「わん!わん!わん!」


「戻ってきてくれ!いつもの君に戻るんだ!あのふてぶてしいマウントの日々を思い出してぇ!」


「くぅん?……う!うがああああ!!」


 ムーちゃんは頭を抑えて唸りだす。きっと内なる自分との戦いを始めたんだろう。このままいけばきっと自分を取り戻せるはず!俺はしゃがみこんでムーちゃんの後ろに回り込み、足の間に首を突っ込んでそのまま彼女を持ち上げる。所謂肩車って奴である。


「騎士たち集合!姫を奉れ!奉れ!わーっしょい!わーっしょい!」


 俺が叫ぶとBBQ場からうちの大学の野郎どもが集まってくる。みんな手には炭酸飲料の缶を持っていた。


「ひめぇ!」「俺たちのプリンセス!」「理ケジョのかがみ!」


「「「「「「うおおおおお!ひーめ!ひーめ!ひーめ!ひーめ!ひーめ!」」」」」」


 男たちは両手を上げて姫コールをかける。ムーちゃんは苦しそうに頭をまだ振っていたがだんだんと大人しくなっていく。そして。


「わ、私は…お姫……さま?」


「そうだよ!君が姫だよムーちゃん!ひーめー!ひーめー!」


「「「「「「ひーめー!ひーめー!ひーめー!ひーめー!ほぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」


 そして男たちは炭酸飲料の缶を振って蓋を開ける。中から勢いよく炭酸が噴出してきた。男たちはそれを互いに掛け合い、ムーちゃんにもぶっかける。


「そうよ!私は!理ケジョ!プリンセス!お姫様!」


「「「「「「いいぇえええええーーーーーい!姫ーーーーーーーー!ばんざーーーい!ふおおおおおおおおお!!」」」」」」


 そして俺たちは海に向かって走っていく。海にみんなで飛び込んで、男たちは輪を作り、ムーちゃんを胴上げする。


「「「「「「姫!姫!姫!世界一の姫!姫!俺たちの姫!」」」」」」


「そう!私はみんなのお姫様!おーほほほほほほほ!!」


 胴上げでぴょんぴょん跳びながらムーちゃんは高笑いする。こうして姫は俺たちにもとに帰ってきたのだった。








 俺は海の家でかき氷を食べていた。男なら迷わずブルーハワイ一択。しかし未だにこれが何味なのかわからん。でも子供のころからこの青が好きだった。海よりも青いこの色は俺の心を興奮で満たしてくれる。


「あ、ここにいたんだね!」


 ムーちゃんが俺の隣に座った。手には赤いイチゴのかき氷があった。


「うん。かき氷食べにね。やっぱりこれはこういうところで食べなきゃ」


「だよねー!わかる!かき氷って縁日とか海とか山で食べるから美味しいんだよね!」


 ムーちゃんもスプーンで氷をサクサクとほおばる。可愛らしい笑みを浮かべている。


「お店の人がサービスしてくれたんだ。シロップ多めなの!いいでしょ!」


「それは羨ましいね。ムーちゃんが可愛いからかな?」


「やだもう!からかわないでよ!うふふ」


 ムーちゃんはベロをペロッと出した。舌はイチゴシロップで赤く染まっていた。


「そうだ。カナタ君の舌は?青くなった?」


「どうだろう?見てみてよ」


 俺は舌を出す。するとムーちゃんが悪戯っ子みたいな笑みを浮かべて、俺の舌を優しく唇で挟んできた。


「むっちゅ。っん……」


 そして俺たちの唇も触れる。俺の舌はムーちゃんの可愛いお口に食べられてしまったのだ!舌はさっきまで氷で冷えていたのに、今はムーちゃんのお口の中にいるからとても熱く感じる。そしてムーちゃんは唇を放す。


「へぇ。ブルーハワイとイチゴを混ぜるとこんな味なんだね。素敵……」


 小悪魔みたいな笑みを浮かべて下で唇を舐めるムーちゃんはコケティッシュな魅力があった。ああ、姫をわっちょいしたくなる男たちの気持ちがわかってしまう。この蠱惑的な空気にいつまでもつつまれていたい。俺たちの夏はまだまだ熱くなれる。そしてそれはかき氷よりも甘いのだ。











皇都大学工学部建築学科助教授常盤せんせー!



五十嵐アナ「たった今入ったニュースです。前回の質問コーナーにおいて、ヒロインのデータに不備があったことが判明いたしました!常盤助教授!これは一体どういうことなんですか!説明を!説明責任を果たしてください!」


常盤助教授「この度は世間様と読者様をお騒がせしてしまったことを大変遺憾に思う次第でございます」


五十嵐アナ「謝罪はないんですか!データの不備による被害者への謝罪や補償についてはどのようにお考えなのですか?!」


常盤助教授「その点につきましては本会見にて発表させていただくという形での償いとさせていただきたいと考えている次第でございます」


五十嵐アナ「被害者がいるんですよ!被害者から「ハリウッドくんひどい!私のこと忘れるなんてぷんぷんだよ!ケーくんの穴兄弟にしてやる!」というコメントが発せられていますが?!」


常盤助教授「ぶっちゃけヤれるならヤりたいくらいですが、この度の件はそもそも作者が忘れていたことが発端なので、私が責任を取るというのは違うかなと思慮いたします」


五十嵐アナ「納得いってませんよ!女の子は仲間外れとかめっちゃ傷つくんだよ!?ひどい!謝ってよ!かわいそうでしょ!?」


常盤助教授「ええい!うるせぃ!マスゴミが!文句は作者に言え!俺は知らん!では抜け落ちていたデータを公表します!会見はこれにて終了!」



ヒロイン身長


キリンさん 163 F

ママ城   152 H


キリン「私ナチュラルにハブにされたのひどくない?ハリウッドくん穴兄弟にします」


ママ城「なんで私のデータまで巻き沿い喰らって出てくるんだ!?プライバシー返せ!!」


五十嵐アナ「現場からは以上でした!!」




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