表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嫁に浮気されたら、大学時代に戻ってきました!  作者: 万和彁了
シーズン・4  After 『誰よりも輝ける夏』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

157/197

第157話 練乳

 醜態はどんどん明らかになっていくのに、ミランの姿は一向に現れない。俺たちの中にやや焦燥感が産まれつつあった。


「ここまでのパターンから見るといつものあたしたちの行動そのものなのよね」


「まあ醜態はともかくこんな感じだよね」


「つまりラストの方はあっちへ行ったんじゃないかしら?」


 綾城が指さす先にあったのはラブホ街であった。俺は頭を抱える。本当にしょうもない団体だ。だが行くっきゃねぇ。俺たちはラブホ街へと足を踏み入れた。その瞬間だった。


「お前らは出禁じゃといたじゃろうが!」


 ラブホ街に入った瞬間、派手なシャツ着たババアに絡まれた。


「出禁?」


「そうじゃ!ただでさえ多人数使用も煩わしい上にあんな使い方しおって!シーツ洗うこっちの身にもなってみるがいい!」


 俺ら一体何やったの?!


「そもそもうちはAVの撮影は禁止しているのじゃ!その規約を速攻無視しおって」


「ちょっと待って?!俺らそんなことしたの?!どういうこと?!」


「ふん!スマホで撮影しとったろうが、それを見れば一発じゃ」


 そういうと婆さんがスマホを一台取り出す。


「あ、それあたしのスマホ」


 綾城のかよ?!一番中身ヤバそうなやつじゃん?!ババアは綾城の顔を写して認証を突破して中身の動画を俺らに見せつけてくる。







~~~~~~~~~~~




綾城「両隣に女の子いるわね。これから何するかわかるかしら?」


ベットに座ったカナタの両脇にムーちゃんと楪が座っている。二人はカナタ君の太ももや肩をなでなでしている。カナタはビキニのパンツ一丁である。


カナタ「3…」


綾城「もっと大きな声で」


カナタ「3.1415pです…」





~~~~~~~~~~~





「よりによって俺が主役かよ?!」


 メンタルに滅茶苦茶ダメージが入ってきた。そして続きが流される。




~~~~~~~~~~~



ムーちゃんと楪はちんすこうを口にくわえて、カナタの口元へと持っていく。そしてカナタは両方のちんすこうを交互にサクサクと食べ始める。


綾城「いいわね。じゃあ今度は両方いっぺんに咥えてみましょうか」


カナタ君は両方のちんすこうを両方一遍に加えてサクサクと食べていく。徐々に三人の唇が近づいていく。


「ううぅ。ち、ちくしょう…」


綾城「美魁。あなたはそこで見てるのよ。ふふふ先走り過ぎていやらしいわね」


ミランが練乳のチューブを股間に挟んでシコシコしていた。そしてカナタとムーちゃんと楪の唇が触れる。


「んん、ちんすこう…おいちぃん…」


「ちんすこうの先っぽがこすりあってるぅ」


 ムーちゃんと楪はちんすこうを淫靡に美味しそうに味わっていた。


「も、もう我慢できないょう!」


 ミランは立ち上がり、ベットに登ってカナタ君の頭を抑えて、顔に練乳をぶっかける。




~~~~~~~~~~~~



「あのバカ何考えてんだ?!俺の顔にぶっかけやがった?!うわ!きったね!」


 俺は顔をまさぐる。女子三人は逆に厭らしい目で動画を見続けていた。



~~~~~~~~~~~~


綾城「あらあら。常盤の顔を汚しちゃったのね。あなたの白濁汚汁で。どうやってきれいにしたらいいかわかるわね?」


 綾城がそう言うと、ミランは俺の顔をぺろぺろし始める。すぐに口の中は真っ白いどろどろとした液体でいっぱいになった。



~~~~~~~~~~~~


「ぐぁあああああああ!俺は顔まで舐められてたのかよ!うぎゃああああああ!」


「これがあたしのデビュー作。レベルパネェわね」


 綾城監督のデビュー作は駄作です。よりによって俺にぶっかけるな。こんな感じでろくでもない映像が続いていく。特にムーちゃんが俺の上で正常位腕立て伏せをし始めたときは目も当てられない参事だった。


「でもこれでこの時点でも美魁がいたことはわかったわね」


「わかっただけで、結局傍にはいないんだけどな。しばきてぇのに!」


 俺の顔に練乳をぶっかけた罪は重い。至急お仕置きをしてやりたかった。そして俺たちはホテル街から道なりに郊外へと歩いていく。すると例の俺たちが目覚めたビーチへとたどり着いたのだった。








 結局スタート地点に戻ってきてしまった。本格的にまずいのではないだろうか?警察の手を借りるしかない?そう考えていた時だった。ビーチにミランのママがいるのが見えた。


「あれ?ママさん。どうしてこちらに?」


 俺たちは焦っていた。ミランが行方不明になったとかバレたらまずい。何とかしてごまかさないと。


「もう気づいとるんじゃろ?」


「え?何がですか?」


「わしと美魁は本当の親子ではない。まあ目の色と髪の色を見ればすぐにわかっただろうけども」


 いやいや。年齢差の時点で養子かなんかだってことくらいはわかったよ。目の色とか髪の色の問題じゃねぇよ。


「美魁はわしの産んだ子ではない。だが娘同然に育ててきた。たとえあの子があの葉桐から預けられたとしてもそれは変わらない」


「んあ?!いま葉桐って言った?!」


「なんじゃ知らずに一緒におったのか。さすがは王といったところじゃな。美魁は葉桐の造った道化巫女。王が際へと至るために用意された案内人」


「なんかよくわからないことを言っているが、あんたはミランの正体を知っているから、本土に送るのを嫌がっていたわけだ」


「ああ。まあ結局あの子の芸能を志す気持ちの方が強くて止められなかった。もっとも行く先にはやはり葉桐がいたようだったが」


 確かに大学進学先でミランは葉桐に一時は捕まっていたわけだけだ。


「わしは思ったよ。運命からは逃れられない。だが脱落することは出来る。決めたよ。美魁は一族の者と番わせる」


 そう言うと後ろの方から足音が聞こえた。


「カナタ君!」


「ミラン!」


 そこにはミランがいた。彼女の左手を彼女と同じくらいの男が抑えている。ミランはウェディングドレスを着ていた。綾城が着ていたやつっぽい。


「一族の者と番わせて、その身を汚す。子でも孕めば力を失うだろう。王以外に抱かせれば祭犠の駒としの意味をなさなくなるはずだ」


 ミランのママさんはママさんなりに何かを考えてこの糞回答に行きついたわけだ。


「残念だけどそりゃ駄目だわ。全然ダメ。その女は俺たちの王国の大事な仲間なんだよ。返してもらうぞババぁ」


「流石は王。傲慢だねぇ。皆の者出あえ出あえ!」


 その声と共に男たちがビーチに次々と現れてくる。結局いつも通り力が物事を決めるターンに来たわけだ。上等である。ミランは渡さない。たとえそれがカノジョの大切な母親であってもだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ