第135話 スーパーホスト伝説~反社のカナタ~デビュー編
秘密基地のメンバーが最近増えた。この間出会った四月一日八月一日も基地に出入りするようになった。
「食らえ!ハイパーピストンショット!」
「僕はアレだから。絶対に墜としちゃうから…!ほぉう!」
股にキューを挟んでビリヤードの興じるツカサとケーカイパイセンのバカ二人を俺とホヅミはバーカウンターエリアから生暖かい目で見守っていた。
「ホヅミ次何飲みたい?」
カウンターに立つ俺はマスターっぽく振舞う。
「そうだねぇ。ロングアイランドティー」
「通だね。いいよ」
俺はシェイカーに酒を入れて蓋をし、背中から投げてその場で一回転してキャッチする。そして大仰に振ってみせて最後にロックグラスに出来上がったカクテルを注いだ。
「カクテルシェイクのダンスかっこいいね!すごいすごい」
「ふっ!だろう?」
俺はにちゃりと笑う。このカクテルシェイクの特技は前の世界で覚えた。いつか彼女が出来たときにドヤ顔するためにだった。なお前の世界では付き合いたての頃の五十嵐にこのシェイクダンスを見せたけど。冷めた笑顔で「すごーい」って言ってくれるだけだった。せつなーす。
「でも今の動きと言い、この間のライブジャックといい。映えるよねカナタ君。それにそこの二人もモテるし…。ちょっとバカっぽいけど」
ツカサとケーカイパイセンはまだ股にキューを挟んでいた。それでジェンガの棒を突いて抜くという意味不明な遊びに興じていた。
「ちょっとか?まあでもモテるよねそこの二人は」
「そう。モテる男は貴重なんだよねぇ…」
ホヅミはなにか考えごとをしながら、ロックグラスを仰いだ。そしてカウンター席から立って言った。
「みんなに頼みがあるんだけどちょっといいかな?」
バカ二人がキューを股に挟みながらこっちにやってきた。
「どうした?頼み?地下アイドルデビューなら遠慮しておくぞ。俺はそういうのがらじゃないからなぎゃはは!」
「えー僕困っちゃうなぁ。どうしようかなぁ。まあ前向きに考えてもいいかなぁ」
「いや。アイドルデビューじゃなくてね。ちょっとバイトを頼みたいんだ」
ホヅミは真剣な表情になって。
「一日だけでいい。みんなにホストをやって欲しいんだ」
俺たちは首を傾げる。ホスト。それは夜の世界で輝く男たち。
「ホスト?どうして?」
いきなりそんなことを言われても困る。背景が知りたかった。
「俺は地下アイドルになる前に、実はホストをやっていたんだ。でけっこう稼がせてもらった恩があってね。いまアイドル活動に集中できるのはその時に稼いだお金のお陰なんだ」
女の子を歓ばせることにプライドを持っているホヅミにはホストは天職っぽく聞こえる。
「でね。前にいたお店のオーナーにちょっと頼まれちゃったんだよ。今度夏の大型イベントやるらしいんだけど、来る客に対してホストの数が足りないんだって。だから一日でいいから復帰して欲しいってね。あとついでに友達に才能ありそうな人がいたら連れてきて欲しいって」
「ほー。そういうことね。…つまりそれって俺にホストの才能があるってことっ!?」
俺は顔がにやけるのが止まらない。だってホストに向いてるって、それってつまりモテるってことじゃん?!根が陰キャなので、そういう風に言われるとすごく照れる。だけど嬉しい。
「ホストねぇ」
ケーカイパイセンは渋い顔をしている。なんか抵抗感があるようだ。
「ホストって客の女におさわりなしなんだろ?」
「いや接客だからね。触るのはそりゃなしでしょ」
「はぁ。つまんねぇなぁ。なんで目の前に胸と尻があるのに触っちゃダメなんだよ。理解に苦しむ」
大抵この人学校とかであうといつも女を侍らせて胸とか知りとか触ってるもんなぁ。むしろそんな奴が大学でのうのうとしている方が理解に苦しむがケーカイパイセンはモテるので許されている。
「うーん。僕もちょっと抵抗あるなぁ。お金は女の子を口説くために使うものであって、女の子を口説いて貰うものじゃないよね?」
ツカサもまたどことなく不満そうな感じだ。
「うん。そうだな。言ってること正論っぽいけど。なんかゲスっぽく聞こえるのなんで?」
「それに向こうからエッチしたがるんでしょ?違うよねぇ。それって絶対に間違ってるよね。僕たち男は苦労して知恵と度胸で女を落としてこそ輝く生き物なんじゃないかな?まやかしの光の中でギラギラしてお客の女の子と営業でエッチするとかありえないよ」
「なにその美学。かっこよさげだけどやっぱりなんかゲスっぽく聞こえるのなんで?」
ゲスチンツカサはヤリチンなりに美学があるらしい。
「じゃあ二人はなしってことでカナタ君だけでもやってくれると…」
「「ちょっと待て!やらないとは言ってない!!」」
「おいヤリチンども息ぴったりでハモるな」
バカ二人はなんかぼくのかんがえたさいこうにかっこいいポーズを取り始める。
「おいおい。ダチが困ってるのを見捨てるほど俺は薄情じゃねぇんだよ。まあ他の連中の客とかとっちまうかも知れねぇけどそれでもかまわないよな」
ケーカイパイセンのみなぎる自信は一体どこから出てくるんだろう?まあ実績は有り余ってる人だけど。
「僕だってそうだよ。友達が困ってるんだ。手を差し伸ばすのは当たり前だよ!まあ僕にお客さんが集まってきて負担がかかりすぎるかもしれないけど。安心してくれ。全員上手く捌いて見せるよ!」
だからそこの自信はどこから出てくるねん。でもこの男も実績はある。なお今年のコミケ、この男、三日連続で違う女の子をお持ち帰りしたそうだ。ちなみに全部同じ手口。ナンパテクが洗練されすぎ。
「とりまこの二人はオーケーってことで。カナタ君はどう?」
「俺は…」
ホスト。それはリア充の頂点と言っても過言ではない。
「まあこれも社会勉強の一環だよね。やってやるさ」
別に本心でやりたいわけじゃないけど、ほら、何事も経験じゃない?社会経験積まなきゃだめだよね!
「よし!じゃあみんなで頑張ろう!」
「「「おーーーー!!」」」
こうして俺たちは一日だけホストのバイトを行うことになったのだ。
そして俺たちは知る。
女という生き物の欲深さの悍ましさを…。
そして俺たちは高級スーツをビシッとキメて歌舞伎町を堂々と歩く。途中でヤクザの群れとすれ違ったが、俺の夜のイケてる男オーラの前にビビって向こうから避けていった。
「ねぇねぇパイセン。今のって」
「言ってやるな。反社パワー合戦で勝ったとかカナタだって知りたくないだろう」
「おい。聞こえてんぞヤリチンども。俺は反社じゃねぇよ」
俺たちのことをホヅミはどこか不安げに見つめていた。
「あれぇ。人選間違えたかなぁ…カナタ君のかっこよさだけ方向性がなんか違う気がするぞ…」
何言ってんのマジで今の俺ってイケてる大人の男オーラ出まくりだと思う。失礼な奴らだ。本番では絶対に見返してやる!そしてお店についてバックヤードに通された。
「そいつらがホヅミのお友達か?確かに顔はいい連中を集めてくれたな。ところでそっちの方はどこの組の組長さんでしょうか?うちは暴対法に加入しているので、反社はお断りなんですが…」
お店のオーナーさんが俺たちを面接したのだが、なんか俺のことを見てわりと失礼なことを宣っている。
「反社じゃねぇよ!あと暴対法は加入するものじゃねぇ!自動的に施行されとるわ!」
「え?そのオーラで反社じゃない…?その顔でホストやるの?ワイルドすぎて浮きそう…うーん。まあ一人くらい個性派いてもありかな。うん。ありな気がしてきた!」
一応合格らしい。そんなに俺ってホストに似合わない顔してるの?なんか自信なくしてきたぞ。
「ま、まあ!大丈夫だよカナタ君!顔はいいのは間違いないから!きっとDV好きなM系の女の子とかが指名してくれるよ!うん!」
ホヅミがなんかフォローしてくるけど、俺につく客ってそんな変なやつだけなの?なんかやだなぁ。そして簡単な講習を受けて、俺たちは開店の時を待つ。
「みんな自分の源氏名は忘れてないよね?」
ホヅミが緊張している俺たちに声をかけてくる。
「ああ、忘れてねぇよ。俺は南総馬琴。やんちゃ系ホストだ」
やんちゃ…?パイセンはわりとダーティな方だと思うんだけど。
「僕の名前は葛飾フィンセント!フィンって呼んでね!きゃるん!めちゃかわいい系ホストだよ!」
なんだろう。ツカサのこの適応力。キャラの作り込みが半端ねぇ。
「俺の名前は都皇。真面目系ホストです。よろしく」
俺はやっぱり根が真面目なので、誠実なキャラで行こうと思う。だけどヤリチン二人がどう見ても生暖かい目で俺を見ている。
「あはは…。まあカナタ君の根は真面目なのみんなは知ってるから!女の子に誠実なところが伝わるって俺は信じてるよ!」
ホヅミのフォローが胸に染みる…。
「ところでホヅミの源氏名はなに?」
「勘解由小路寿限無だよ。かっこいいでしょ」
「なんだろう?本名なみに難読なのなんで?癖になってない?中二病?」
なんかこうアイドルっぽい爽やかな源氏名を期待していたんだけどホヅミはホヅミで外してくるから侮れないな。そして駄弁ってるうちに開店の時間がやってきた。俺たち四人は円陣を組んで気合を入れる。
「さあ姫様たちがやってくるぞ!みんながんばろうぜ!」
「「「俺たちイケメン!俺たちイケメン!ファイオーファイオーファイオー!」」」
そして『輝ける夜』が始まる…。
今回のイベントは店を上げてのお祭り騒ぎだという。いつも以上にお客さんがやってくる。なんでも推しのホストが今日ナンバーワンになると次のホスト専門誌の表紙を飾り、特集ページが組まれるくらい世間からも注目されるらしい。あとイベントも単純に楽し気なものが多い。夏祭りがテーマらしくお客さんに浴衣の貸し出しサービスが行われ、金魚すくいや射的などの夏の定番イベントをホストたちと一緒に楽しめるという。そんなイベントの中で俺は売れっ子ホストたちの卓にヘルプとしてついていた。
「そいつスメラギっていうんだけどまじでマフィア面すぎじゃねwww」
売れっ子ホストの雅竜さんに顔を弄られる俺ことミヤコ・スメラギ。なんか弄られキャラになってるんですけど。あれぇ?
「スメラギ君の顔マジでウケるしwwwテキーラ一気しても大丈夫そうwwwボーイさんテキーラくださーい!」
お客の女の注文を受けて、ボーイさんがテキーラのショットグラスを俺の前に持ってくる。俺はそれを一気に飲み干す。そしてグラスを置く。
「あれぇ?ごちそうさまって言えないの?まじでダメ新人だなぁww」
「スメラギ君まじアホすぎ!テキーラのおかわりおごってあげるwwww」
そしてまた注文されるテキーラ。俺は再びそれを飲み干す。
「ごちそうさまでした」
俺は丁寧かつ誠実にそう言った。
「まじめwwwwつまんねーリアクションマジウケるwwww」
どっちやねん。だけどお客の女は上機嫌っぽい。
「だろ?おっとそろそろ時間だ。わりぃ。卓離れるわ」
「えー。こんなつまんないスメラギ君といっしょとかマジ萎えだよ!ボトル入れるから傍にいてよ!」
『本日一発目のボトル入りましたー!』
なんか店内にスピーカーで声が響く。そして俺のいる卓にホストたちがわらわら集まってきて。手拍子を撃ち盛り上げ始める。
「はい!姫と王子のコメントまで!3・2・1!」
『はーい!シャンパン撃って姫様のハートをゲットしちゃうぜ!ふぉおおお!!』
そう言いながらシャンパンの蓋を俺の顔に向ける雅竜。このまま発射されると俺の顔にヒットするだろう。そしてポンと音がして蓋が俺のおでこに向かって飛んでくる。ここで期待されてるのって俺が避けたり顔を手で塞いだりして無様な姿を晒すことだろう。だけど。
「危ないっすよそういうの」
俺はおでこめがけて飛んできた蓋を右手でキャッチする。
「え?キャッチした?ボトルの蓋を?」「え?すごくね?」「ぱねぇ」「でも空気も読めてなさすぎやろ!」
なんか俺が蓋をキャッチしたせいで、すごく微妙な空気が流れる。いたたまれねぇ。
「ち!くそ新入り!まじでないわ!」
「萎え萎え~スメラギ君うざぁ」
なんかすごくムカつく。ホストクラブってこういうところなの?なんか高校のスクールカーストの世界そのまんまみたいな感じなんだけど。そんなとりとめもない思考に沈んでいた時だ。
『ボトル入りましたー!ありがとうございまーす!』
店内にその声が響いた。俺はこれ幸いと卓から離れて、ボトルの入った卓に他のホストたちと向かう。
『王子様のコメントまで3・2・1!!』
『新入りに先越されてる先輩たち大丈夫ですかー!?僕は先にボトル開けちゃいましたよ!僕は今日がはじめてなのにぃ!一発目でボトルでーす!せんぱいたちはんせいしてくださーい!』
『フィン君かっこいい!せんぱいたちざっぉこ!ざぁっこ!』
なんとボトルを入れたのは葛飾フィンセントことツカサだった。メッチャマイクでイキってんだけど。ホストに馴染みすぎじゃね?コールが終わってシャンパンを乾杯してグラスを飲み干すとツカサは卓を離れた。
「フィン君どこ行くの?!待ってよ!」
「一本だけじゃねぇ。僕に来てほしかったらまたあとでボトル入れてね。バイ!」
爽やかにボトルを入れてくれた客から離れるツカサは不思議とかっこよく見えた。まあゲスなんだけど。
「お、カナ。じゃなかったスメラギ君!僕の痛マイク見た?!けっこう楽しかったよ!」
「おう。見てたわ。なかなかいいイキリだったね」
「まあね。こういう機会にイキっとかないと。スメラギ君もボトル入れさせなよ。僕、見たいなスメラギ君のイキリマイク」
「むしろ聞きたいんだけど、どうやってボトル入れさせたの?なんかテクとかあるの?」
俺なんて弄られキャラである。ボトル入れるの何て夢のまた夢だろう。
「うん?簡単だよ!さっきの子は前に相席居酒屋でお持ち帰りしたこでさ。ここで偶然再会したんだよね」
「知り合いだから入れてくれたってこと?」
「ちがうよ。あの子にはむかし3pさせて欲しいって頼んだんだよね。でも断られてさ。なのに自分はホストクラブで遊んでるわけじゃん?自分だけ楽しんでて許せなくない?」
「すまん。その感覚がすでによくわかんない」
「だから僕めっちゃ傷ついたっていったら、お詫びにボトル入れてくれたよ」
「ええ…意味不明過ぎる…だめだ全然参考にならない!」
「まあ売り方は個性だからさ!スメラギ君にも合うやり方がきっとあるよ。じゃあ僕、別の卓に呼ばれてるからまたね」
そう言ってツカサは堂々と俺の前から去っていった。その背中はすでに一人前の夜の男だったのだ。
『姫様からボトルオーダー入りましたー!』
またも店内にボトルのコールが響き渡る。俺もその囲いに参加したのだが、ボトルを入れさせたホストはよく知っている人だった。というか南総馬琴ことケーカイパイセンだった。
『はい!王子様のアピールまで3・2・1!』
『お前ら、俺から学んでもっとホスト偏差値あげてけよ。お前らがもっとボトル入れねぇと俺が目立ちすぎて恥ずかしいだろうがよう!』
『そうよ!バキンくんはじつはやさしいしゃいぼーいなんだから。もっとバキンくん見習って女の子を歓ばせなさいよ!』
ケーカイパイセンとボトルを入れた姫さんがイキリトークを店内に響かせる。あれぇ?ホストってもっとこうスマートに女の子を口説く大人な遊びじゃないの?ガキみたいなイキリ合戦やるのが仕事なの?ケーカイパイセンはシャンパンを瓶でダイレクトに飲み干した後に卓を離れる。
「待ってよバキン君!」
「わりいな。寂しがりな女たちだらけだからな。俺が行ってやらないと。大人しく待ってろ。ボトルと一緒にな」
「うん!わたし待ってるから!」
そしてケーカイパイセンが俺の傍に寄ってくる。
「パイセン…ドヤ顔でしたね…」
「まったく。俺ら新入りが頑張んねぇといけねーんだから情けねぇ話だよな。俺は憂うよ。業界の未来をよぅ」
めっちゃホストの仕事に意識高くなってない?!
「なんかこうボトル入れるコツとかあるんですか?」
「うん?俺さぁ。タバコ吸う女嫌いなんだよね。さっきのあいつさ、卓に着いたとたんにタバコ咥えやがって、火をつけろアピールしてきたから俺腹立ってさ。タバコを奪って捨ててやったんよ」
「接客業ぅ!これ接客業なの!お客さんがタバコ吸うの邪魔しちゃダメぇ!」
「で代わりに俺はボーイに葉巻を持ってこさせて、で俺はそれを咥えたわけ。葉巻はいい。香りが本当にいいからな」
「あんたは吸うんかい?!接客が自由過ぎる!?」
「で、女はライター持ってるじゃん。火をつけさせてさ。俺は葉巻を吸ったわけよ。そしたら女が葉巻って美味しいのって聞くから、俺のを咥えさせやったわけ。で葉巻にはドンペリが合うぜって言ったら、女が入れてくれた」
「あんた接客してないじゃん!?ただわがまま言ってるだけじゃん?!マイペース過ぎない?!普段とかわんねーぞ!」
「そういうことよ。コツは自然体になること。気取ったりしないでありのままに客にぶつかっていくのさ。それが俺のホスト道だ…」
そしてパイセンは次の卓へと向かっていく。その背中はまさしく夜の王というべき風格が漂っていた。
「ホストっていったい何なんだぁ!?」
なんか思ってたのと全然違う。もっと煌びやかな世界だと思ってたのに、なんかすごくバカバカしいイキリとアホな行為が横行している。俺ってホストに向いてないのかもな。田舎に帰ろうかな。そう思っていた時にボーイさんから声をかけられた。
「スメラギさん。ご指名入りました」
「え?まじ?!指名?!」
「はい。頑張ってください」
ボーイさんは親指を立てる。俺も親指を立てて、指名客がいるという卓に向かう。
「ご指名ありがとうございます。都皇です。一緒に夜を楽しみましょう」
頭を下げながら俺は誠実アピールで決め台詞をキメた。そして顔を上げるとそこにいたのは、銀髪に赤い瞳の美女。長い髪を豪奢に巻いている。
「うん。ボクの方こそよろしくね。とりあえず!DVの盛り合わせください!」
「この童貞女!そんなものはメニューにねえよ!」
きりっとした顔でバカな注文をする目の前の女のことを俺はよく知っている。ドレスで着飾った可憐な姿にはくらくらしそうな魅力を感じる。だけど憐れ。彼女は童貞。その名はミラン!
次回予告!
次々と現れる痛客たちがカナタ君を指名し、欲望剥き出しのカスハラを迫ってくる!
無茶ぶりの数々にカナタ君のホストへの憧れと夢はボロボロになっていく。
だがあきらめてはいけない。なぜならばカナタ君は生粋の反社王なのだから!!
次回「スーパーDVホスト伝説~反社のカナタ~覚醒編」




