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2526/2532

2526話 条件整理

 一度【虫眼鏡踊子】の方へと強襲していった透明な【生命の樹獣≠???】だったが、【トランポリン守兵】お嬢様のファインプレーと俺の綱引きによって窮地を脱することが出来た。

 【虫眼鏡踊子】の方を見ると引っ掻きキズみたいなものはできていたが致命的なダメージにはなっていないようなので、まだまだ戦線は維持できそうだな。

 

 そして地味に必死になっていた【風船飛行士】の姿を見て何だかんだ彼氏彼女の関係なのは本当なんだなと感じた。

 普段のあいつらのやりとりを見ているだけど本当なのかどうかすら分からないしな……



 「余計なひと言過ぎてワロタwww 」



 そんな【風船飛行士】は再び空に飛び上がり遠隔攻撃でダメージの蓄積をしていっている。

 【風船飛行士】の役割は固定砲台だ。

 黙々と攻撃してもらわないと困るぞ!



 「それは分かるが、それよりも急に【虫眼鏡踊子】の方へと向かった理由を調べないとさっきの二の舞を演じることになるンゴねぇwww

 学習能力無さすぎワロタwww 」



 煽るなって!

 流石に俺も今考えているところだ!

 だが、透明な【生命の樹獣≠???】の攻撃を避けながらやってるんだから上手く考えが纏まらないだけだ。

 気配で居場所が分かるとはいえ、攻撃の正確な様子が分かるわけじゃないから直感と経験則を利用して回避しないといけないからな……


 かなり頭を回転させながら回避タンクやってるんだぞ!

 視覚に頼れない回避タンクってめちゃくちゃ難しいのは流石に理解してくれよな!



 「それは言われずとも分かるンゴねぇwww

 その上で何か要素を抽出する必要があるゾwww 」



 うーん、要素って言っても俺の【魚尾砲撃】を直撃させたくらいだもんなぁ……

 ここから考えられそうな要素って言うのも限られる。



 まずは深淵の力に反応した可能性だ。

 ……だが、これは次に使った【堕枝深淵】や【儡蜘蛛糸】に大きな反応を見せなかったことから今後の考えから外してもいいだろうな。

 

 次はビーム系の攻撃に反応した可能性だ。

 これはまだ可能性があるな。

 もしかしたらビーム系の攻撃が弱点で、そこから逃げるために【虫眼鏡踊子】に向かっていったパターンはあり得る。

 これだったら、キメにいく時は【魚尾砲撃】を使えるがチマチマ体力を削っていくタイミングだと下手に使えないってことになる。

 

 つまり、使う度に透明な【生命の樹獣≠???】が逃走して、俺たち以外の透明な【生命の樹獣≠???】を探知出来ないレンチンを狙いに言ってしまうわけだからな……

 それは戦線崩壊の可能性が高まるからやめたいわけだ。


 そして次の可能性はそもそも一定以上のダメージを受けただとか、体力が残り何割になる度に発動する特殊行動パターンという可能性だ。

 これもあり得ると思っているぞ!

 ここまでの【風船飛行士】と俺の協力攻撃や、だめ押しの【魚尾砲撃】で残りの体力が規定の量になったから場をカキ乱すための行動パターンになったのはあり得る。


 他のレイドボスたちもそれぞれの尺度で行動パターンの変化あったわけだし、この透明な【生命の樹獣≠???】にもあってはおかしくない。

 

 とはいえ、ここまでは事実として過去の実例を踏まえてあながち的外れじゃない気もしてくるよな……

 


 あとはそもそもダメージを受けた回数とか、特定の部位に攻撃がヒットしたからという可能性も残されている。

 今まで俺や【風船飛行士】はある特定の部位に対して狙いをつけるなんてことはしてこなかったから、偶然そういうポイントに当ててしまった可能性は否めない。


 なんにしてもまだまだ要素を絞り込むには可能性が残され過ぎてどれもあり得てしまう状況ってことだな!





 一度頭の中を整理しただけでも価値はあるでしょう。


 【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】

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