2511話 地面一面のトランポリン
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は【世界剣樹ー中層ミドリーブー5階】に挑んでいたな。
全身骨だけで構成されていて、溶解液を垂れ流す【デュラ】相手に俺たちはなす術もなく撤退を余儀なくされてしまったな。
というわけでやってきました【世界剣樹ー中層ミドリーブー5階】!
今回は新たに助っ人を用意したぞ!
「【包丁戦士】ちゃんのためならどこへでも駆けつけるわよ!
お姉さんに任せなさい!」
「ちょっwww
オレへの態度と違いすぎてワロタwww
彼氏のオレ、涙目不可避www 」
そう、今回は助っ人はクラン【紅蓮砂漠隊】の幹部の【虫眼鏡踊子】だ!
そして、リアルでは【風船飛行士】の彼女でもあるらしい。
こいつと【トンカチ戦士】の二人で世界剣獣【デュラ】を倒したらしいので、そのうちの一人を借りてきたわけだ。
俺にやけに甘い対応をしてくるから簡単に連れてこれたのが選択理由でもあるぞ!
「世界剣獣【デュラ】は骨の攻撃と遺体葬送手段による攻撃がメインだったわ」
「だから急にあのピチピチスーツ女が落とし穴に落ちたのかwww
土葬の再現ってわけだwww
流石に草www 」
草にwを生やすなって!
……というか、予想してた通りだが【キズマイナ】の能力を踏襲しているんだな。
いや、逆に【キズマイナ】が【底骸剣デュラ】の能力を継承したのかもしれないが……
だが、お陰でどうやって立ち回ればいいのかの目安はついたな。
【虫眼鏡踊子】は優秀なバッファーだが、一方で猫獣人としてアタッカーも出来るんだろ?
「当然出来るわよ。
守られるだけなのは私の趣味じゃないわ。
お姉さんとして【包丁戦士】ちゃんを守ることも出来るわよ」
「えぇ……
なんでこの人は【包丁戦士】に甘々なの?
わりと厳しめの姉御気質ってイメージだったのに……」
【リフレクトミラーディフェンダー】が【虫眼鏡踊子】の他との対応の違いについてドン引きしているが、それは俺も知らん!
「とにかく私は攻めればいいのね!
スキル発動!【聖獣毛皮μ】!
さらにスキル発動!【獣王無尽】!」
【虫眼鏡踊子】は衣装をミューン仕様に変化させ、さらには獣人の力を高めるオーラを全身に纏いチュートリアル武器の虫眼鏡で【デュラ】もどきへ殴りかかっていった!
だが、その進路上に落とし穴が次々に生成されていった。
これでは迂闊に進めないぞ!?
「ワタクシがミチを切り開きますわ!
スキル発動!【近所合壁】!
【虫眼鏡踊子】様の足元にトランポリンを設置していきましてよ!
お気になさらずお進みくださいませ!」
「助かるわね」
【トランポリン守兵】お嬢様の補助もあり、【デュラ】もどきによる落とし穴設置はほぼ完全に無効化出来たな!
だが、【トランポリン守兵】お嬢様の盾が全て地面に設置されていってしまうので守りが薄くなってしまったので、その隙を狙って鋭角な骨が俺たちへと次々に襲いかかってきた。
「させないわよ!
私のリフレクトミラーも盾なのを忘れないで欲しいわね!」
【リフレクトミラーディフェンダー】がその間に割り込み、攻撃を防いでいく。
タンクプレイヤーがパーティーに二人いるのが功を奏したな!
「くらいなさい!
【包丁戦士】ちゃんのための一撃よ!」
そんな攻防が繰り広げられ、【虫眼鏡踊子】の一撃がクリーンヒットしていった!
「オレも追撃だwww 」
【風船飛行士】も合わせるようにして銀の杯から生み出される矢で追撃していった。
リアル彼氏彼女ということもあり息もぴったりだな!
……こうして、アタッカーが機能するようになった俺たちは何とか【デュラ】もどきを倒せるようになったのだった。
さて、あと二階層ですね。
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




