2512話 出落ち
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は【世界剣樹ー中層ミドリーブー5階】に挑んでいたな。
中々過酷になってきたが、総合力で何とか突破することが出来たな。
世界剣獣【デュラ】と戦い慣れていた【虫眼鏡踊子】がメインアタッカーを務めてくれたことで何とかなった。
あと、【トランポリン守兵】お嬢様が落とし穴対策として足場を超的確に作り続けられたから圧倒的安定感を得られたのもある。
【虫眼鏡踊子】も「こんなに安心して攻撃できるならはじめからリーダーの【トンカチ戦士】じゃなくて【トランポリン守兵】さんと一緒に行けば良かったわね」と言うくらい快適さが違ったらしいぞ!
というわけでやってきました【世界剣樹ー中層ミドリーブー6階】!
ここは……要塞の中みたいな階層だな!?
ここまで自然環境だったのに急に人工物ダンジョンになってギャップで風邪を引きそうになってくるぞ……
「天井がこれまでより低くてワロタwww
オレ全然風船で浮けないンゴねぇwww 」
「【風船飛行士】様以外はさほど影響が無さそうでしてよ!
ワタクシのトランポリンも通常通り使えますわ!」
「私のリフレクトミラーも問題ないわよ」
「当然虫眼鏡もね」
つまり、【風船飛行士】が戦力外に近いが他は通常運用できるわけだな!
あとはどんな世界剣獣もどきが出てくるかだが……
「獣の骨を被ったモンスター……ミノタウロスみたいな見た目ね!
手に持っているのは剣みたいよ」
ここで二足歩行の世界剣獣が出てきたか!?
しかも手に握られているのは【正義剣ティル】……の模造品だ。
少なくとも見た目はそっくりだな。
担い手の俺が言うんだから間違いない!
「大型ですが、二足歩行モンスターならプレイヤーを相手にするのにイメージは近そうですわね」
「ちょっwww
威圧感強すぎワロタwww
顔怖すぎるンゴねぇwww 」
「剣は……リフレクトミラーなら何とか防げるよ!
……って、あれぇっ!?」
まず標的にされた【リフレクトミラーディフェンダー】がその盾で攻撃を受け止めていった。
だが、威力が強すぎてそのまま壁まで吹き飛ばされていってしまった……
しかも、それで死に戻りまでしている始末。
……おいおい、この【ティル】もどきは馬鹿力なのかよ!?
「守りは悪くなかったのにね。
あれで吹き飛ばされるなら真っ正面から攻撃を受けるのは危険だね!
【包丁戦士】ちゃんも気をつけるのよ」
「ワタクシは空中で攻撃を受け止めますわ!
空中に生成したトランポリンなら受け止められましてよ!」
「あっ、ちょっwww
オレ狙われるの早すぎワロタwww
もう死んだンゴねぇwww 」
続いて狙われた【風船飛行士】はなす術なく死に戻りしていってしまった……
開始早々に二人死に戻りかよ……
そうしてペースを崩された俺たちは一人、また一人と死に戻りしていき残された俺はそのままログアウトするのだった……
こいつ、弱体化してるってことは元々の【ティル】は力だけなら【ランゼルート】並みだったのかもしれないな……
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




