2505話 便利な世界剣種
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は【世界剣樹ー中層ミドリーブー2階】に【短弓射手】と挑んでいたな。
ただ、俺がスキル【波状風流】を使ったタイミングで俺と【短弓射手】が炎の呑み込まれてしまったので、今日はそれを聞きつつ攻略していくぞ!
というわけでやってきました【世界剣樹ー中層ミドリーブー2階】!
「オジチャン、【包丁戦士】と勝手に攻略進めてたなんて許せないよ!
私にも相談してよ~」
「ごめんゴメン……
オジサンもリデちゃんがいないタイミングで一人だったから渡りに船だったんだよねぇ……」
そう、質問する前に前回とは事情が変わっている部分もあることを理解しておかないとな。
今回は【短弓射手】と元々組んでいた【リフレクトミラーディフェンダー】が合流しているのだ!
人員が増えるのはありがたい!
「さて、お嬢ちゃんに説明してなかった仕様を説明しないとねぇ。
【レヴァ】は一定以上の風を受けると炎を噴射させて風に乗せて周囲を熱風で埋め尽くすんだよ。
オジサンの【テンペストアロー】も二回連続で使うと同じ様になったから油断出来ないカナ」
それははじめに教えておいてくれよ!
【短弓射手】が風系スキルを使ったからそれにわざわざ合わせたっていうのに。
「ただ、風系攻撃が有効なのは間違いないよ!
オジチャンの攻撃を邪魔して悪化させたのは【包丁戦士】よ!」
【リフレクトミラーディフェンダー】が俺を責めてきた。
……いや、確かに俺のミスだったけど知らなかったんだから仕方ないだろ!
なぁ?
「話はこれくらいにしておいてそろそろ【レヴァ】もどきを倒そうかねぇ?」
「私が前衛をやるからね!
スキル発動!【機戒炎剣】!
さらにスキル発動!【想起現像】!
来て、フレイムギア!」
【リフレクトミラーディフェンダー】が機戒兵のフレイムギアを呼び出し、その手に【戒炎剣レヴァ】を握らせていった。
そして、チュートリアル武器の鏡で【レヴァ】もどきからの攻撃を防ぎつつ、フレイムギアが応戦する。
だが、【戒炎剣レヴァ】から炎を噴出させる必殺技は使ってないな。
「あれやるとすぐリソース切れちゃうからダンジョン攻略には向いてないんだよ!
だから出すだけだして持たせてるんだよ、出してたら階層の恩恵が得られるからとりあえず持たせてるんだって!」
だったらメインの攻撃は結局俺と【短弓射手】でやらないといけないわけか。
「そういうことだねぇ……
だからこうさせてもらうよ。
スキル発動!【ジャッジメントアロー】!」
【短弓射手】は罪を裁く矢を放っていった。
だが、【レヴァ】もどきにそんなに効果があるとは思えないんだが……?
「スキル性能ならそうなんだよねぇ……
ただ、矢に魔法属性がのるからそれが目当てカナ!
【レヴァ】もどきに普通の矢は効かずにそのまま溶かされちゃうからね」
そういうことか。
それなら納得だな。
属性が変わることだけを考えて使うならアリだ!
矢で戦う性質上、手札はあんまり多くないだろうしその中でやりくりするとなると効き目が薄くても手札として活用しないといけない自体に陥るのは理解できる。
だったら俺も!
スキル発動!【深淵顕現権限Ж】!
さらにスキル発動!【魚尾砲撃】!
俺はジェーライトの尻尾から極太レーザーを放ち、追撃していく!
昨日のように変な挙動をすることもなく、そのまま追い詰めていっている。
「本当はこれくらい削ると特殊行動をしてくるんだけど、今は【戒炎剣レヴァ】を出してるからしてこなくなってるよ!
私に感謝なさい!」
そんな副次効果もあったのか……
それだったら本当に対応する世界剣種の担い手がいるかどうかが難易度に直結してしまうじゃないか。
今はいいが、ここから先の階層でまずいことになる予感しかしないな……
プレイヤー側に渡っている世界剣種は全種類ではありませんからね。
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




