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2419話 世界剣種【アトラ】の力?

 さて、着実に触手たちへのダメージも蓄積していっているが、やはりバランスが悪い。

 赤色の触手が明らかにボロボロになっていて、他の触手たちは多少傷ついているくらいだ。


 このバランスを平均的に戻すのは……まぁ、無理だろうな。

 となると、赤色の触手が倒れた後のことを考えて行動するしかないんだが……



 そんなことを考えていたからだろうか、

 触手たちが一斉に天に剣を掲げるかのように身体(?)を伸ばしはじめた!

 何が起こるんだ!?


 そう警戒していると、触手の先……つまり剣のようになっている部分が煌めきはじめたのだ!

 あれはおそらく世界剣種【アトラ】の剣先と同じものだ。

 ならばこの後起きることは世界剣種【アトラ】の能力に由来した現象が起きるはずなんだが、俺は世界剣種【アトラ】の能力を知らない。

 だからこそ、身構えるしかないわけだ。


 頼む、変なことが起こらないでくれ……

 そう祈っていると俺の身体の中から漆黒の霧が生み出され、それが4つに分裂し、触手一本に一つ取り込まれていってしまった……

 

 ダメージを受けるような攻撃じゃなかったのは幸いだが、いったい何が起きたんだ……?

 今のところは何も俺の身体に異変が無いように思えるが……



 ……そう思案していると、触手たち側に大きな変化が表れはじめた!


 赤色の触手は全体が黒くなり鱗のようなものが生え、部分的に赤く点滅するような輝きを見せるようになった。


 緑色の触手も全的的に黒くなり、トゲのようなものが生えはじめてきた。


 青色の触手も全体が黒紫っぽくなり、体表がゴムのような質感へと変貌していった。


 黄色の触手も全体が黒くな……らずこいつだけ色も見た目も変化は起きなかった。

 何故???


 虹色に輝く触手は紫色に輝きはじめたな。

 


 そして、攻撃方法にもそれぞれ変化が見られるようになった。

 黄色の触手は何も変化していないので特に触れないが、赤色の触手は黒炎を放つようになりその威力も増していた。

 青色の触手はレーザーや毒球を放つようになっている。

 緑色の触手は黒い茨を生み出し立ち回るようになっていた。

 そして、虹色の触手については純粋にスペックが上昇しているみたいだな、多分。


 

 これは……俺から力をコピーしたのか、奪い取ってきたな!?

 【アキカゼ・ハヤテ】もかつて俺の保有するルル様の深淵細胞を一時的に抜き取って自分の物のように使ってきていたが、世界剣種【アトラ】も似たような能力を持っていたってことか?


 そう考えるなら、赤色の触手は【エルラシア=ガルザヴォーク】、青色の触手は【ジェーライト】、緑色の触手は【エルル】、黄色は俺に該当する近い力が無かったから何も起きなかった。

 そういうことだろう。


 だが、虹色の触手は何なんだ?

 スペックだけ強化するような深淵種族なんていないはず……

 せめて見た目だけじゃなくて動きでも変化が見れたらいいんだが、今のところは動きが速くなったくらいの違いしか見つけられていない。

 これを正確に見破れないとどこかで詰む気がする。


 幸いにも【エルラシア=ガルザヴォーク】化した赤色の触手は依然として俺に操作権利が委ねられている。

 てっきり変身したら無くなるものだと思っていたんだが、これまで通り動かせているので間違いないだろう。

 お陰さまで急にこちら側の攻撃力が跳ね上がったぞ!

 これに関してはありがた過ぎる……っ!

 

 ぶっちゃけこの中で一本の触手の操作権利を剥奪するならちょうど【ガルザヴォーク】のものがよかったまである。

 ただでさえ不足していた火力が、この変貌によって補えることになったわけだからな!



 ……とはいえ、変わらない電気ショックはともかく、二種類の【魚尾砲撃】を使ってくる触手や【堕枝深淵】を使ってくる触手がいるのは嫌すぎるぞ!

 これが一本だけでも相手をするのがかなり厄介だと思うのに、同時に全部を相手にしないといけないわけだからな……



 



 我のスキルを不当に扱うなど万死に値する!


 【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】

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