2412話 ヘイト買い
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は世界剣獣【アトラ】に挑んでいたな。
ようやくリソースを節約しながらレイドバトルに挑めるようになったので【深淵纏縛】で二種類の深淵細胞を重ねて攻撃をしてみたのだが、攻撃を悉く相殺されてしまい大したダメージを与えることが出来なかった。
【ガルザヴォーク】の黒炎ならあのドリル回転を突破できるんだろうが、それをやったらまた一気にリソースが足りなくなるからなぁ……
他の突破手段で何とかダメージを与えられるようにしたいところだ!
ーーーーーー【世界剣樹ー下海層シードレアー7階】ーーーーーー
【Raid Battle!】
【アトラ】
【海溝剣を司る獣】
【世界剣獣】【失伝秘具】【海溝剣】
【海溝世界の基盤を担うが故に】
【深きモノと繋ぎ】
【海をもたらす】
【異形なる力の根底には】
【海溝の力を宿し】
【担い手を求める】
【異なるテクスチャとの楔とされた剣は】
【獣となりて】
【冒険者の前に立ち塞がる】
【世界剣樹へ挑む者よ】
【この獣を超えてみよ!】
【レイドバトルを開始します】
というわけでやってきました世界剣樹ダンジョン!
もはや安定して来れるので過程はカットだ!
さて、前の階層で時計の逆周りは必須だからそれはそのままとして、ここでの攻め手を他に考えてみるとしよう。
スキル発動!【深淵纏縛ДЧ】!
俺はシャンデリア犬と巨大蜂の【チェーンバ】の深淵細胞を重ねていく。
すると衣装が変化していき、犬耳のチアガール姿となった。
……肌の露出は普通の【チェーンバ】のチアガールフォームと変わらなかったか。
下手するとあれよりも布面積を減らされるかと思ったが、ちょっと安心したぞ……
さて、この姿にした理由はこれだ!
スキル発動!【衆合巣蜂】!
俺は小さい深淵蜂の軍団を生み出し、【アトラ】へと向かわせていく。
すると、触手たちが火炎放射や水鉄砲で対処しはじめた。
……深淵蜂たちは充分にヘイト稼いでくれているみたいで、触手たちの気を引いてくれているみたいだな!
これはありがたい。
攻撃力としては微妙だが、相手の手札を探るための時間稼ぎをするなら助かる仕様だ。
【マヒク】の時も途中までは【衆合巣蜂】を多用させてもらっていたから、実績は折り紙付きだぞ!
そして、この隙に本体を包丁で切り裂いていく。
……っ、レイドボスということもあって流石に身体が固いが、直近で戦った【カニタマ】の触手ほど絶望的に固いわけじゃない!
きちんとダメージ自体は通っているし、切れ込みも入っているから着実に攻撃し続けられるなら勝てる見込みはあるな!
まぁ、もちろん俺が生き続けられるという前提があるわけだけど。
今の俺を直接襲ってきている触手は一本だけ。
そう、虹色に輝く触手だな!
ドリルのように回転しながら襲ってきているわけだが、他の属性持ち触手たちが深淵蜂を優先的に狙っているのに対してこいつは俺を優先的に狙ってきている。
行動パターンが違うだけなのか、思考ルーチンがより優れている部位なのか分からないがこいつは常に警戒しないといけないわけだ。
こいつをどうにかする方法を本格的に考えないとなぁ……
打開策が見えていないようですね。
まだまだ攻略は遠いようです。
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




