2413話 偶然の再会は
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日も世界剣獣【アトラ】に挑んでいたな。
属性持ちの触手と虹色に輝く触手がそれぞれ別の行動パターンをすることを見破れたが、それの対処方法については思いつかなかった。
このままダンジョンアタックを連続して行うことで攻略方法を見つけるのもアリなんだが、せっかくだし気分転換に他のやつに意見でももらいに行くとするか!
【検証班長】には最終段階でチャートを組んでもらうから、それより前は知見がありそうなやつに聞くことにするわけだな。
というわけでやってきました新緑都市アネイブルにあるほのぼの市場!
特に誰に話を聞きに行くのかは決めていないが、最悪気分転換が出来ればと思ってきているので話せなくても問題はない。
極論を言ってしまえば喫茶店でお茶を飲むだけでも目的は達成できているわけだしな!
そうして市場の露店で買い食いしてみたり、喫茶店でスイーツ巡りとかしていると見覚えのあるやつが目に入ってきた。
「【包丁戦士】さん、どうもこんにちはぁぁ!
今は何を攻略しているんですかぁぁ?」
デカイ声で俺に話しかけてきたのは【上位権限】レイドボス……【勇者】の【キズマイナ】だ。
俺は世界剣獣【アトラ】の攻略に挑んでいるな。
途中の階層は余裕をもってクリア出来るようになったんだが、肝心のレイドボスを倒す手段がまだ思いついていなくて困っているんだ。
ちなみに、【キズマイナ】は最近何をしているんだ?
「あてぃしですかぁぁ?
闘技場でプレイヤーたちの相手をしたり、同じく【勇者】である【キョズコロン】と特訓したりしてますよぉぉ!
お互い【勇者】の力の行使に完全に慣れているわけじゃないので、強い力同士でぶつかり合う機会を求めてましたからちょうどよかったですねぇぇ!」
【キョズコロン】か。
久しぶりに名前を聞いたな……
最近会ってないし、どんな感じなんだ?
「魔眼スキルと剣術の組み合わせを特訓してますねぇぇ!
あてぃしも【ファイヌル】さんの【儡蜘蛛糸】を剣術を混ぜられるように特訓したかったので、お互いに新戦術を試せて一石二鳥ですよぉぉ!」
ふーん、お前ら面白いことやってるんだな。
ちょっと興味あるし明日にでも見せてくれないか?
俺も攻略に詰まっていて気分転換しておきたいところだったんだ。
「それくらいならお安いご用ですよぉぉ!
ただ、近すぎると巻き込まれて死に戻りするかもしれないので気をつけてくださいねぇぇ!
少なくとも変身スキルで身体強化は必ずやっておいてくださいよぉぉ!」
まぁ、【勇者】同士の戦いだもんな。
その戦いの余波は想像するだけでもとんでもない破壊力になるのは火を見るより明らかだ!
忘れないように変身スキルは使うようにしておこう。
【勇者】同士の戦いは聖剣次元の【ランゼルート】VS包丁次元の【キズマイナ】&蛇腹剣の【キョズコロン】&望遠鏡次元の【シゼンゼプラ】の四人勢揃いの場面しか見たことがない。
あれはもはやお祭りものだったが、近いものをまた見られるならいい刺激になるかもしれない。
そう考えるとふらっとここに来たのは正解だったかもしれないな!
「ふひひっ、【包丁戦士】さんに喜んでいただけるならあてぃしも嬉しいですねぇぇ……」
こら、そこで私でなく何故【勇者】を頼りに行くのですか!
もう次元天子の私を少し敬いなさい。
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




