2410話 モンスターハウス逆回転!
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は【検証班長】に世界剣樹ダンジョンの攻略チャートを組んでもらいにメッテルニヒに行っていたな。
現状出揃っている情報だけだとレイドボス攻略をそのまま出来るチャートは作れないと言われたが、そもそもレイドボスそのものの情報を集めるために継続戦闘できるリソースがないのでそれを節約できるチャートを急かして手に入れさせてもらったわけだ!
というわけで世界剣樹ダンジョンに挑んでいくぞ!
ーーーーーー【世界剣樹ー下海層シードレアー6階】ーーーーーー
とりあえずここまでの階層は全速力で駆け抜けていくスタイルでクリアしてきた。
海水の侵食はもはや無視して、ドリル攻撃をしてくる虹色の触手も無視。
海水でフロア全体が埋まる前に次に進むポイントを見つけてクリアしていくスタイルで挑んでみたわけだ。
【検証班長】曰く、俺の移動スピードなら戦闘を極力排除すれば最低限の処理だけしていれば間に合うという推測をしていたが、それは合っていたな!
実際に海水がフロアを満たす時間を見たり聞いたりしたわけではないのに、それを的中させるのはもはや安楽椅子探偵と言っても過言ではないぞ……
さて、問題の第六階層に来たわけだがここからは【検証班長】のチャートでも変身スキルを使うようだ。
俺は【ガルザヴォーク】の暗黒騎士フォームを選んでいたが、【検証班長】が選んだのはこれだ!
スキル発動!【深淵纏縛Д】!
俺は【獰猛なる針犬舌】のケモノコスプレフォームへの変身していった。
ステッキ次元との戦いの時にも使ったが、こういう限定的な使い方をするタイミング以外だと使いにくい姿なんだよな。
得意スキルが攻撃に繋がりにくいし……
だが、この世界剣樹ダンジョンは時間の経過でモンスターが強化されていくという性質を持つ。
それに対処するということならその限定的な力が役立つわけだ!
というわけで、スキル発動!【刻犬舌針】!
俺は犬の針舌を生み出し、周囲を漂わせておく。
すると、俺に近づいてきた既に巨大化を終えた触手のサイズが元のサイズへと戻っていき、小さくなってしまったのだ!
うわっ、これも【検証班長】の読み通りかよ……
触手の巨大化や増殖は時間の経過で起きる現象だから、時間を逆回転させてしまえば元の状態に戻すことが出来るわけだ。
しかもありがたいことに、増殖した方の触手は消滅までさせられるという超親切設計になっていた。
攻撃しなくとも近づけば勝手に消滅してくれるというのが楽でいい!
当然、時間の逆回転はぼちぼちリソースを使う行為なんだが範囲を自分の周りだけに限定してみたり、そもそも攻撃に転用しようとしていない限定的逆回転に指向制御しているからある程度消耗を抑えられているぞ!
少なくとも、【ガルザヴォーク】の【深淵煉獄】を辺りに撒き散らしているよりは断然軽い消耗だな!
まぁ、それでも余裕綽々で歩いて攻略できるほどの余裕はないので駆け足でダンジョンアタックが成立するかを試しているわけだな!
そうして、今日のところはレイドボスに挑まずに何度も第六階層を最短で、最小のリソースで突破できるように練習していくのだった……
トライアンドエラーは大切です。
一度通用した手だからと言っても二度目に同じ様に通用するとは限りません。
それを繰り返し試したのは賢明な判断と言っておきましょう。
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




