2405話 タイプマイルド
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は世界剣樹ー下海層シードレアの第三階層に挑んでいたな!
放置し続けると爆発的に数を増やしてくるという性質が加わったので、悠長に探索や検証をしているとほぼ確定で死に戻りさせられるようになってしまった。
……とはいえ、死に戻り覚悟で調査はするけどな!
というわけでやって来ました草原エリア……世界剣樹ダンジョン!
ーーーーーー【世界剣樹ー下海層シードレアー4階】ーーーーーー
到着してみると虹色に輝く触手……だけではなく単色の触手が存在するようになっていた。
赤や青、黄色や緑だな!
先に虹色がいて、今さら単色カラーを追加してくるという本来なら実装順が逆なんじゃないか?……と思ってしまうが、このタイミングにあえてしてきた理由があるんだろうからそれを探っていくことにしよう。
そうして、虹色に輝く触手を無視して単色カラーの触手に近寄っていく。
まずは赤色だ!
……近寄ってみると違いはすぐに分かった。
こいつはドリル攻撃をしてこずに、代わりに火炎放射を放ってきたのだ!
なんという方針転換!?
ドリル方面での強化を予想していたんだが、まさか急に別の攻撃を仕掛けてくるとはな!?
だが、これは好都合!
ドリル攻撃じゃないなら階層全体を海水で満たされることもない!
なので俺は触手の後ろ側に回り込み、そのまま切り裂いていった。
よしっ、次だ!
次は青色の触手が相手だな!
こいつは……水鉄砲か!
水を放射してきているな……
まぁ、そこまで勢いが強いわけじゃないからさっきと同じ様に倒せたな。
さっきの火炎放射の触手もそうだが、フィールド全体が海水になってしまったら全く攻撃が意味をなさなくなりそうだ。
砂浜の上だからこそ攻撃として成立しているわけだな。
次は緑の触手だ!
こいつは……葉っぱカッターとでも言おうか。
鋭い葉を回転させながら俺に飛ばしてきた。
これは、これまでのやつらよりは厄介だな!?
葉っぱカッターが複数生み出されていたり、放射状に飛び散っているからなぁ……
だが、当たらなければどうってことない!
さきほどまでと同じ様に触手の後ろに回り込んで切り裂いていき、無事討伐完了だな!
ここまで見ていればこの階層での変化点は明白だ。
攻撃方法の追加、それか触手に属性の付与みたいなところだろ?
対処しないといけないパターンが増えたこと自体は厄介なんだが、これまでの強化ポイントはこちらの詰み要素を増やしてくるものだった。
それに比べると可愛いものだ!
さて、最後の色だが黄色だ。
こいつの攻撃は……電気!?
電気ショックを与えてくるような稲妻を放電しているな……
しかも厄介なことに俺のことを狙っているというよりは断続的に身を守るために使っている様子だ。
これだけなら近寄らなければいいんだが、海水が階層全体を満たされた後はどうだ?
ここの水が電気を通しにくい性質ということも全然あり得る話だと思うが、ボトムダウンオンライン仕様なら十中八九全体を感電させてくるだろう!
この後虹に輝く触手のドリル攻撃をあえて受け流して試してみるつもりだが、まぁ、結果は見えているよな……
お゛ぁ゛ッ ちょ……っ、ん゛っ……ま゛っ゛!?
劣化天子、案の定感電死しましたね……
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




