2404話 増殖ドリル触手
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
というわけでやって来ました世界剣樹ダンジョン!
今日もしっかり攻略していくぞ!
昨日はドリル攻撃をしてきた虹色に輝く触手を放置してしまい階層全体が海に水没してしまった。
それで死に戻りすることとなったが、今後避けないといけない行動を把握することが出来たのでヨシとしよう。
というわけでやって来ました草原エリア……世界剣樹ダンジョン!
ーーーーーー【世界剣樹ー下海層シードレアー3階】ーーーーーー
第三階層に到着してみたものの、相変わらず出てくるモンスターは虹色に輝く触手たちだった。
そして、俺が触手たちの探索範囲に入るとドリルのように飛んできた。
これを受け流すとまた地面に穴が開いて海水が埋め尽くされる。
それを防ぐためにはこれだ!
おらっ!
切り落としてやる!
そうして包丁を振り下ろしていき、触手を切り裂いていった!
気配察知は出来なくても飛んできてから対処する時間があれば迎え撃つことは可能だ!
そして、切り落とした触手は地面に落ちていき消え去っていった……
よしっ、やっぱり着地する前にきっちり倒してしまえば問題ないな!
対処方法さえ分かってしまえばどうってことない!
とりあえずの対策はこれでいいな!
そして、俺はそのまま進んでいくがふと気がついた。
……この階層では何が変化しているんだ?
見た感じ虹色に輝く触手の攻撃力や、防御力、体力、スピードどれも上がっているようには見えなかった。
いくら進めるとしてもそれを突き止めてからじゃないと後から詰みやすくなる気がするな。
【検証班長】曰く、そういう要素を潰していくのがゲームのダンジョンアタックを最適化するために必要とのことだったからな……
あとから【検証班長】に攻略チャートをちゃーんと組んでもらうためにも、階層ごとに要素を切り分けていかないと困るからな……
というわけで進んでいくと、異変に気づくことが出来た。
……こいつら、時間の経過で増殖するスピードが加速しているな!?
当初に比べると触手に遭遇する頻度が加速度的に増してきているからな……
つまり、ここから先の階層では悠長な時間を過ごしているわけにはいかないということになる!
せっかく隅々まで探索しようという気になっていたのに、これでは出鼻を挫かれた気分だ……
毎回増殖するスピードを無視して、死に戻り覚悟でギリギリまで居続けなければならないわけだからな……
これは嫌になるのも仕方ないだろ?
とはいえ、せっかくなのでどこまで増殖するスピードが速くなるか試せるだけ試してみることにしよう。
そして、ドリル攻撃をしてくる触手だけをあえて攻撃して他の触手たちは放置しておく。
すると、部屋全体がどんどんミチミチになっていき、その全てがドリル攻撃で俺を狙いはじめてきた。
……これはここらが潮時だなぁ。
そして、次の瞬間には俺の全身がドリルと化した触手に貫かれて穴だらけになってしまった。
今回はクリアこそやろうと思えば出来ましたから慢心といえばその通りですが、仕方ないですね。
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




