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忘れられた真実〜或いはもう一つのプロローグ

短いです。

爆発でめちゃくちゃになった産業省の研究施設に坂口と星はいた。なにが起こったのだ。坂口は呆然とする。坂口は、爆発の直前、見たようなきがした。スートラの姿を・・・・。美しく知性が高くそして、気高い姿を。


星は咳き込んでいる。そして、がっくりと床に手をついた。片手は、どこから出したのかハンカチで鼻と口を覆っているようだ。煙が充満している。


産業省の研究施設が、ここまで破壊されてしまうとは・・・・・。



数日後、警視庁の取調室で、別々に取り調べを受ける二人の姿があった。


老練な刑事がガラスの外から若手の刑事の取り調べを見つめている。壮年の刑事は、この件について釈然としない思いがある。いわば、勘だ。あの二人は、この件に関しては関与しておるまい。おるまいが・・・・。


首を振って出て来る若手の刑事。


「おい、何か新しいこと、分かったか?」声をかける壮年の刑事。

「あ、篠さん、わざわざご苦労様です。終わった後、そっちに報告しようと思っていたんですよ。」


篠さんと呼ばれた壮年の刑事は親指の爪をかじりながら、考え込む。


「いや、この件には、何か合点がいかないことがあってな。」

「合点が、ですか」

「ああ。」

「それって例のカンですか」

「笑うなよ。おまえだって、長くやっていれば、何か、ヘンだって思うものさ」

「でも、何も出て来ませんよ。連中が研究していた、新しいエネルギー源が暴発したって、あの二人も証言していますし。」

「そうかぁでも何かひっかかるよな何か。でももう出て来ないだろうがな。」


壮年の刑事は、星と呼ばれる若い研究者を見つめる。星は、悄然と座っている。別室には、坂口と呼ばれる若者がいる。そちらからも何も出てくるまい。しかし・・・・・・・。何か釈然としないものを感じ壮年の刑事は、考え込む。

続きます。

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