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ベルカ  作者: 柿内彦左衛門
新しい風

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第百六十九夜 閣下のご命令

# 第百六十九夜 閣下のご命令


 鍵が、一度では回らなかった。


 司教は息を止め、指に力を込め直した。宿舎へ戻ってから、まだ外套も脱いでいない。袖口に引っかかった留め金を払い、机の上の小箱を押さえる。


 小さな音がして、蓋が浮いた。


 中には、叙任を祝う書状と、以前の赴任先から送られた礼状が入っている。司教はそれらを脇へ寄せ、底に敷いた布をめくった。


 折り畳まれた羊皮紙が三枚あった。


 一番上の端には、枢機卿の私印が残っている。


 受け取った時、司教はその印を何度も確かめた。公の場で読み上げられない命令を、自分だけが預かる。いずれもっと高い席へ招かれるのだと、そう考えていた。


 今は、読み直すたびに自分の名が目についた。


 巡回する者の選定。各礼拝所への働きかけ。集めた金の送付先。


 それらを引き受けた返答の控えにも、自分の署名がある。


 司教は、一枚を脇へ抜いた。


 金の使い道について、自分から提案したことが書いてあった。これまで差配の手数として認められてきた分を、今回も留めてよいかと尋ねている。


 出さずに済むなら、出したくなかった。


 机の燭台へ目が向く。


 火は、まだついていない。


 司教はしばらくその芯を見つめ、それから抜いた一枚を戻した。送った先に、元の書状がある。こちらの控えだけ消しても、相手が持ち出せば、自分は隠した者になる。


 枢機卿は、そうするだろう。


 今日の部屋で、自分を見た目を思い出した。


 私は信仰を守るよう求めた。


 その言葉に残された責任は、全て下へ落ちてくる。


 扉が叩かれた。


「お帰りでしたか。閣下の執務室から、お呼びが」


「正規監査室へ参る」


 司教は三枚を布で包んだ。


「先ほど、ご命令を受けた」


 扉の向こうが静かになる。


 その静けさを聞きながら、司教は箱を閉じ、鍵を持った。箱も置いていかなかった。


     *


 正規監査室には、すでに枢機卿の文書が届いていた。


 年嵩の監査官は、司教を立たせたままにせず、入口に近い面談室へ案内した。机の向こうには補助監査官が一人、壁際には記録を取る者が座っている。


 司教は、その人数を見て立ち止まった。


「内々に、お話ししたい」


「提出するものについてですか」


「私の扱いについてだ」


 年嵩の監査官は椅子を示した。


「伺います。ただし、処分を免ずる約束はできません」


 司教は座らなかった。


「私は、命じられた通りに動いた」


「どこまでが命令で、どこからがご自身の判断だったかを伺います」


「そのために持ってきたのだ」


 包みを机へ置く音が、思ったより大きく響いた。


 監査官は包みへ手を伸ばさず、司教の顔を見た。


「お預かりしたものは、あなたに不利な内容も含めて調べます。提出した事実と、調査へ協力した内容も残します。それでよろしいですか」


 司教の指が、布の結び目を押さえた。


 ここへ来れば助かると思っていたわけではない。それでも、扉を開けた瞬間に、自分は協力者として迎えられるのだと、どこかで期待していた。


「閣下へ、すぐに渡すのか」


「調査を求めた方へ、提出者と面談内容を逐一返すことはしません。必要な照会は、こちらの責任で行います」


「私がここへ来たことは、もう知られている」


「帰路や宿舎に不安がありますか」


 司教は答えようとして、喉を鳴らした。


「……ある」


「では、滞在場所を用意します。その間の連絡方法も相談しましょう」


 ようやく、司教は椅子へ腰を下ろした。


 結び目を解いた指が、布から離れる。


 監査官達は、書面の枚数と状態を確かめてから、一枚ずつ読んだ。私印のある短い指示書、その追記、司教自身が送った返答の控え。


「この送付先へ、実際に送りましたか」


 監査官が尋ねた。


「会計の者に渡した。先へ送るようにと」


「全額ですか」


 司教は、返答の控えを見た。


「差配の費用を引いた」


「額と、認めた者を」


 しばらくして、司教は話し始めた。


 記録係の筆が、その沈黙の長さごと追うように動いた。


     *


 学院都市の貸与邸へ枢機卿の調査要求の写しが届いたのは、それから幾日か後だった。


 正規監査室の受領通知に添付され、王政府の文書窓口を経て届けられている。封筒には、枢機卿側が示した協力案も入っていた。


 調査に用いる部屋の提供。経験ある書記の派遣。関係教区への照会の取りまとめ。


 リシアは最初の一枚を読み、二枚目を途中まで読んでから、顔を上げた。


「この方が、調べるようにと」


「ええ」


 アリシア・ファーランドは、茶杯を置いた。


 聖女アリシアも同じ机で文面を読んでいた。こちらは茶に手をつけていない。


「私の意向を偽ったことまで、調査の理由にしています」


 聖女アリシアの声に、驚きより疲れが滲んだ。


 ステファニアが、前に届いた人事異動要求の写しを取り出す。


「正規監査室の担当を外すよう求めていた方が、今度は書記を貸すとおっしゃるのですね」


「よくできていますわ」


 アリシア・ファーランドは、協力案を手に取った。


「調査の中止を求める言葉が、一つもありません」


「中へ入るつもりか」


 アインが言う。


「はい。部屋を用意し、人を貸し、返事を集める。最後に、調査を実現したのは自分だと名乗れます」


 リシアは、書記派遣の欄を見直した。


 人数も経験年数も書かれている。正規監査室が忙しいことを、相手はよく知っている。足りない場所を埋める申し出だった。


「断れば、調査を遅らせたと」


「言うでしょうね」


 アリシア・ファーランドは、口元に小さな笑みを戻した。


「ようやく、ご自分の椅子を持っていらっしゃいましたわ」


 ステファニアが紙を引き寄せる。


「部屋の提供を受けなければ、書類を運ぶ必要はありません。書記は、既存の正規系統から応援を出していただく。教区への照会も、それぞれが直接返せる宛先を使えば」


「その人手が足りなければ」


 リシアは尋ねた。


 昨夜も、エレナは報告の清書をしていた。こちらの机が片付いても、遠い監査室で同じだけ人が眠れているとは限らない。


「優先する照会を決めていただきましょう」


 ステファニアは答えた。


「証拠を失うおそれのあるものから。急がせるために、調べられる側へ預けてしまっては困ります」


 クラウディアが受領通知の末尾を指した。


「監査室は、提供された部屋への移転を見送っています。現在の保管と担当を維持したまま、必要な応援を正規系統へ求めたとのことです」


 リシアは、そこまで読んでいなかった。


 もう、向こうでも考えている。


「私たちから、何をお返ししますか」


「こちらで保管している写しの所在と、照合に応じる担当者を」


 ステファニアが答えた。


「それから、枢機卿閣下の申し出を受けたことで、過去の要求が撤回された扱いにならないよう確認します」


 アリシア・ファーランドは頷いた。


「棚を動かせと命じたことも、担当者を替えよと求めたことも、残していただきましょう。今のお申し出と並べて読めるように」


「調査そのものには、賛成と返すのですね」


 リシアの問いに、扇がゆっくり閉じられた。


「ええ、徹底的に調べていただきましょう。閣下がお命じになったのですもの」


 アリシア・ファーランドは、その言葉を机を囲む者達へ向けて言った。続いて、クラウディアの前の返答案を指す。


「書状には、調査協力の申し出を歓迎すると。けれど、調査対象に関わる方が、担当の任免や証拠の保管を担うことは認められない。その点を、正規監査室へお伝えくださいませ」


「こちらが教皇庁の人事を決める形にはしません」


 クラウディアが確かめる。


「もちろんですわ。わたくし達がお渡しする記録を、誰に預けられるかのお話です」


 アインが、机の端にあった母親の申告の控えを見た。


「金は追えるか」


 エレナが頷きかけて、止まった。


「照会は進んでいます。まだ、戻せるとは」


「分かった。そっちも頼む」


 聖女アリシアが、ようやく茶杯へ手を伸ばした。


「不正を調べるというのであれば、あの方々への返事も調査に含めてください。誰かを処分したと知らせるだけでは、お金を預けた方への答えになりません」


 リシアは、返答案の末尾へその確認を加えた。


 枢機卿の言葉に気を取られていた間にも、宿場では、受領証を包みにしまった女が返事を待っている。


     *


 その返書が街道を進んでいる間、教皇庁の正規監査室では、司教の提出した書面の照合が続いていた。


 私印だけでは、誰がいつ押したかは決められない。


 監査官達はまず、司教が受け取ったという日と、その前後の巡回手配を並べた。既に届いていた地方の受取札、宿泊の記録、会計係への引渡日を、それぞれの提出元へ確かめる。


 途中で、司教の説明と食い違う日が出た。


「その日に、全て渡したはずだ」


「会計係の記録では、二度に分かれています」


「残りは、従者に持たせたのかもしれぬ」


「どなたですか」


 司教は答えた。


 監査官はその名を控え、次の問いへ進んだ。曖昧な返答を怒鳴って正させることはしない。後で確かめる相手が一人増えた。


 司教が協力しているからといって、帳面の日付は変わらなかった。


 会計を扱っていた司祭は、司教とは別の部屋へ通された。


 帳面の表紙は新しかった。差し出された時、補助監査官はそこを指で確かめた。


「綴じ直していますね」


「紐が切れましたので」


「以前の紐と表紙は」


 司祭は膝の上の袋を見た。


 間を置いて、袋から傷んだ表紙と、細い切れ端を出す。


「お持ちでしたか」


「捨てるなと、命じられましたから」


 補助監査官は、切れ端を平らな板の上へ載せた。


 そこには、帳面の頁から切り取られた数字が残っていた。


「紐と一緒に、こちらも切れたのですか」


 司祭は答えなかった。


 奥の机にいた年嵩の監査官が、顔を上げる。


「誰が、いつ切ったかを伺います。元の位置が分かるなら、それも」


 司祭は袋を両手で握った。


「私が切りました」


 その声は小さかった。


「誰の指示ですか」


「司教様です。差配費の欄を分けるようにと」


 隣の部屋で書かれた供述と、また一つ食い違った。


 司教は、費用を差し引くことが認められていたと述べている。会計司祭は、その記載を見せないよう命じられたと述べていた。


 どちらか一人を信じれば片付く話ではなかった。


 補助監査官が、元の綴じ穴と切れ端の位置を確かめる。差配費の額を戻して計算すると、司教へ渡った分と、残りの送金額がつながった。


「この残額を、どちらへ」


 司祭は受取控えを出した。


 枢機卿の私的な会計窓口で使われる受領印があった。


「聖歌保全協力金という名では、送っていません。指示された費目へ、移しました」


「何と」


「臨時司牧費です」


 年嵩の監査官が、手元の文書から一枚を抜いた。


 司教が持ち込んだ指示書の追記に、同じ費目がある。受取先と、差し引く費用の扱いまで記されていた。


 その紙を、会計司祭へすぐに見せることはしなかった。


「指示を受けた時の文書は、お持ちですか」


 司祭は、もう一度袋へ手を入れた。


     *


 枢機卿の執務室では、派遣するはずだった書記達が、廊下で待っていた。


 移動先の部屋が決まらず、仕事を始められない。


 正規監査室から届いた返答には、必要な応援は正規系統で手配するとある。提供した部屋も、今は用いないという。


「それで調査が進むのか」


 枢機卿は文書を机へ置いた。


「進んでいるとのことです」


「何を調べている」


 側近は、次の一枚を差し出した。


 協力を求める照会だった。


 枢機卿の会計窓口で用いる受領印の使用記録。臨時司牧費の受入れと支出。その決裁に関わった者。


 さらに、巡回担当者を選んだ際の委任と指示の控え。


「私の名を騙った者を調べよと言ったはずだ」


「そのため、真正な指示と受領を照合したいと」


 枢機卿は、照会書へ視線を戻した。


 私印が不正に使われたというなら、いつ、誰が使えたのかを確かめなければならない。金を勝手に集めたというなら、集めた金が本人の会計へ入っていないかを調べることになる。


 先に自分が、徹底的に調べよと書いていた。


「報告は、誰から上がった」


「提出者の詳細は、調査中のため回答できないと」


「あの司教は」


 側近の返事が遅れた。


「監査室側で、滞在を認められております」


 枢機卿の手が、椅子の肘掛けを握った。


「呼べ」


「連絡は、監査室を通すようにと」


 廊下で、人が立ち上がる音がした。


 待たせていた書記の一人が、側近のところへ来ていた。監査室から別に呼ばれ、作成に関わった文書を持ってくるよう求められたという。


 枢機卿の新しい調査要求を清書した者だった。


 側近が振り向く。


「何を持っていくつもりだ」


「修正前の草稿と、清書の控えです」


「草稿まで残したのか」


 書記は戸惑った顔をした。


「提出するものを隠すなと、閣下がお命じになりましたので」


 部屋の中から返事はなかった。


     *


 地方への照会の返りを待つ間に、貸与邸からの書状も正規監査室へ届いた。


 年嵩の監査官は、記録保管と調査担当の独立を確認する文を読み、応援に来た記録官へ回した。既に維持している運用と、同じ点を確かめている。


 その末尾には、献金した者への回答を、処分の通知だけで終えないでほしいとあった。


 監査官は、書面を最後まで読んでから、会計の照合束へ挟んだ。


 巡回先から戻った便には、さらに二種類の記録があった。


 一つは、ある司祭が保管していた短い私信だった。嘆願を広げる費用の不足を訴えた返事で、すでに送った金を戻すことはできないと記されている。


 もう一つは、送金を運んだ者の受取控えだった。


 申告された全ての額が、ぴたりと合ったわけではなかった。旅費と宿代を混ぜた者がおり、帳面へつけ忘れたという説明もある。監査官達は合わない部分を残したまま、確かめられた受領だけを拾っていった。


 その積み重ねで、少なくとも一部の聖歌保全協力金が、地方の施療へ渡らず、枢機卿側の臨時司牧費へ入った経路がつながった。


 用途を変える指示は、徴収が始まる前に出されていた。


 枢機卿の会計係が提出した受入帳と、司教の持参した指示書と、地方から届いた受取控え。それぞれ別の場所にあった日付が、その順序を支えている。


「部下が、後から勝手に送ってきたという説明では合いません」


 補助監査官が言った。


 年嵩の監査官は頷いた。


「そこまでを、確認済みとする。関与した範囲は一人ずつだ」


 司教がどれだけ留めたか。会計司祭が何を削ったか。枢機卿の側で誰が受け、何のために使ったか。


 誰か一人へ全てを載せれば、残る者の説明は楽になる。今回提出された文書の多くは、まさにそのために持ち込まれていた。


 監査官は、司教の面談記録へ目を戻した。


 命じられた通りに動いた。


 冒頭の一文の下に、自分で申し出た差配費と、会計欄を切り分けさせた指示が続いている。


 枢機卿が部下を切った。その部下は会計司祭へ責任を寄せた。会計司祭は、切った頁を持ってきた。


 互いの口を塞いできた者達が、今は、相手だけを黙らせるために話していた。


 年嵩の監査官は椅子を引いた。


「取りまとめる」


 補助監査官が、新しい綴じ紐を持ってきた。


「献金の件だけですか」


「それは一件としてまとめる。既存の監査案件と、関与者と命令経路が重なる箇所を別に付ける」


 棚から、以前の束が運ばれた。


 未承認の司牧文書。架空の会議名義による勧告。第三聖遺物庫への不正接触。棚移動と人事異動の要求。


 長く守ってきた文書が、初めて、処分の判断を求める一つの机へ並ぶ。


 年嵩の監査官は、教皇庁の正規の決裁へ上げる報告に署名した。求めるのは、関係者による対象事務の決裁停止、帳簿と印の保全、逃亡や証拠への接触を防ぐための身柄確保についての判断だった。


 監査室の印だけで、それらを実行することはできない。


 それでも、もう不足欄を埋めるためだけの返書ではなかった。


 使者が束を受け取った時、面談室の扉が細く開いた。


 保護を受けている若い司祭だった。呼び出されるのを待っていたのか、廊下の人々を見渡している。


「私の清書に、また何か」


「今日は呼んでいない」


 年嵩の監査官は答えた。


「書いた時に誰がいたかは、もう聞いた。あとは、こちらの仕事だ」


 若い司祭は、使者の抱える束を見た。


 自分の字が混じっているのは分かった。だが、その上にも下にも、違う筆跡の書面が重なっていた。


「私は、何をしていれば」


「食事を取りなさい。午後は空いている庭へ出てもよい」


 若い司祭は一度頷き、それでも扉を閉める前に、もう一度束を見た。


 使者は廊下の角を曲がった。


 年嵩の監査官は、その足音が遠ざかるまで立っていた。


     *


 後日、正規監査室から貸与邸へ届いた経過通知は、本文が一枚だけだった。


 決裁停止と身柄確保等の判断を、正規の決裁へ求めた。


 アインはその一行を読み、クラウディアへ返した。


「向こうが決めるんだな」


「はい。監査で確かめた範囲を添えて、提出済みです」


 リシアは添付された公開可能な経過説明を見た。聖歌保全協力金の一部について、送金経路と用途変更の指示を確認したとある。個々の氏名や面談の言葉は伏せられていた。


「あの方へも、途中まで分かったとお知らせできますね」


「現地の窓口から、同じ説明を届けていただけます」


 エレナが答え、返送する書状を手元へ置いた。


 アリシア・ファーランドは通知を読み終え、閉じた扇の下へそっと置いた。


 聖女アリシアが、その手を見た。


「最初から、部下の方々が話すとお考えだったのですか」


「話せる場所は、必要だと思っておりました」


 アリシア・ファーランドは答えた。


「けれど、誰が何を持っていらっしゃるかまでは。あの方々が、ご自分でお選びになったことですわ」


 ステファニアが、最初の調査要求の写しを閉じた。


「閣下は、部下を差し出すおつもりだったのでしょうね」


「ええ」


 扇の端が、枢機卿の印を写した箇所へ重なる。


「部下の方々には、差し出せるものがございましたから」


 リシアは、正規監査室の棚を守ろうと決めた朝を思い出した。


 あの時、受け取る者がいなくなっていたら、差し出されたものはどこへ行ったのだろう。


 ステファニアの茶杯が、受け皿へ小さな音を立てた。


 アインは窓の外へ目をやり、それから机へ向き直った。


「返事を待とう」


 リシアは頷いた。


 今度、待っているのは、調べてもよいかという返事ではなかった。


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