第404話 舞 美
国民的アイドルで国民的女優の宮沢舞は、自分の美しすぎる顔と身体が大好きだった。
それは公介が、舞の美しすぎる顔と身体が大好きだったからだ。
これもナルシストと言うのだろうか?
とにかく、舞は自分の美しさに誇りを持っていた。
アイドルと女優になってよかったと思うのは、その美しさを作品にできることだ。
公介の大好きな舞の顔や身体をプロの手によって写真集、映画、ドラマ、ミュージックビデオなどの作品にして、永遠にする。
公介にとってそれは最高のプレゼントだった。
高校生の頃。
夜。
舞が裏口からこっそり公介の部屋に遊びに行く。
公介が最近発売された、舞の水着写真集の話をする。
「舞、この水着写真集、とんでもないことになってるな」
「ふふ、そうね」
公介の言う通り、水着写真集は記録的な売り上げになっていた。
「いや〜、さすがは俺の舞だぜ!」
「ふふ、ありがと」
「最高だよ、めちゃくちゃ嬉しい!」
「そんなに嬉しいの?」
「ああ、舞の美しさは俺が独り占めするには美しすぎる、綺麗すぎる! だから、こうして作品として世に広まるのは嬉しい!」
「あはは、そうなのね。じゃあ頑張ってよかったわ」
「はは、でも、舞の愛は俺が独り占め〜」
そう言って公介が舞に甘える。
「あん、うふふ、もちろんそうよ。私は公介だけのもの」
「わーい、舞、大好き〜!」
公介に甘えられる舞は、とても幸せそうだった……。




