植物の世界の調査②
「待ぁちなぁぁぁ!!」
赤紫のツインテールに鋭い目つき。白と青紫の服を着たコピルは、逃げる犯罪者達に向かって手に持った鞭を伸ばし、犯罪者達の足に引っかける。
「どわぁ!!?」
逃げる犯罪者三人の内、二人が転びコピルが押さえると、逃れていた残りの一人はそのまま逃げだすが、茶髪のポニーテールに黒い瞳。白と黒の服を身に纏ったサジリィが遠くから矢を放ち、矢が犯罪者の逃げる先の地面に刺さると、犯罪者は足を止め、その隙に黒のショートヘアーに天秤の様な帽子を被り、灰色の服を着たラーブラが頭上から犯罪者の頭を踏みつけて押さえた。
「捕縛完了」
「逃げずに大人しく捕まってほしかったよ。そうすれば痛い目に遭わせなかったのに。馬鹿だな」
先に捕らえた犯罪者二人を引きずりながらやって来たコピルと、何故か片足立ちしているラーブラの元に、サジリィがポニーテールで顔を隠しながら合流してきた。
「こ、これで……任務、完了?」
「あとは他の皆さんの報告次第ですね。とにかく、コイツ等は船に連れていきましょう」
「わ、分かった」
恥ずかしそうな顔で頷くサジリィにコピルが目を細める。
「もう少し人見知りどうにかならないのか? アタシ等にもそんなんだし」
「顔……見せるの、恥ずかしい」
「コピルももう少し口調を直した方が良いですよ。口が悪いと大変ですよ」
「意味も無く常に片足立ちしてるお前に言われたくないよ」
「バランスは大事です」
三人はなんやかんや言いながら、捕らえた犯罪者達を連行し船へ向かった。
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「このっ!」
犯罪者達が銃を乱射すると、ユール達は木や岩の陰に隠れる。
「ようやく見つけたけど、やっぱこうなるんだね」
「無抵抗で捕まる犯罪者なんかいねぇだろ」
「アタシに任せなぁ!!」
岩陰から飛び出したウースルが手に大きな斧を持ち、薙ぎ払う様に横に振ると、風圧で銃弾が弾かれ、犯罪者達も吹き飛ばされた。
「よし。今の内に捕まえるぞ」
「うん!」
リェオが飛び出すと、続いてユール達、ヴァルが飛び出し、犯罪者達を捕まえていく。
「これで全員か?」
「多分ね。他に人の気配は無いし」
リェオが辺りを見渡してそう言うと、ヴァルは犯罪者達が採っていた毒草の入った袋の中身を見る。
「この毒草で作れるのと言ったら~……精力剤ね~」
「精力剤って……何でんなもんの材料集めてんだよ?」
ヨルナが冷たい目で犯罪者達に訊ねると、犯罪者達は目を逸らしながら答えた。
「えっと~……高く売れるから」
「コイツ等さっさと連行しようぜ」
「さんせー」
「そうですね」
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「よいしょっと」
マルナは犯罪者をロープで縛ると、カープルが犯罪者を持ち上げた。
「ご苦労様です。これで全員確保です」
カープルは持ち上げた犯罪者を、捕らえた他の犯罪者達の元へ下ろして一ヶ所に集めた。
「見て見て。幻覚の草がこんなに沢山入ってる入ってる」
ミーンが袋の中を見せると、中には丸い草がギッシリ詰まっていた。
「全部例の幻覚作用を引き起こす毒草だな。やっぱり綺麗に刈り取ってる」
「それはいいから。コレ全部どうするの?」
「全て焼却します。またいずれ生えるでしょうし」
「しかし大変じゃのう。こんなに沢山、違法薬物の材料があると思うと」
「どんなものでも危険物になる可能性がありますよ」
「そうね……」
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クアリィ達と散策をしていると、他の三組から犯罪者を捕まえたという報告が入った。
「おいおい。捕まえてねぇの俺等だけじゃん」
「幾つか刈り取られた跡があったけど、犯罪者が見つからないわね」
確かに刈り取られた跡は沢山見かけたが、肝心の犯罪者が見つからねぇ。
刈られた草は殆どが猛毒の草だ。早く見つけねぇと。
そう思いながら探していると、少し離れた所で何か音がし、俺達は音が聞こえた方を向くと、一隻の船が地上から飛び立とうとしていた。
「あの船……犯罪者のか!?」
「えーい、逃がすかぁぁぁ!!」
アリシェは走りだすと木の上に上って船に跳び付いた。
「こんのっ!」
アリシェは銃を手に持ち船に向けると、銃弾が船を貫通し落下し始めた。
船が地上に落ちると、俺は大剣で船の外壁に穴を開けて中に入った。
「お、いたいた」
落下の衝撃か、犯罪者達は気を失ってやがった。
何か呆気ねぇが。ともかく、コイツ等は連行だ。
「あれぇ? 終わりましたぁ?」
「パルシェ遅いよ。もう終わっちゃたよ」
「はりゃ~」
のんびりのパルシェが今更来やがった。




