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超人種族の異世界英雄記  作者: 至田真一
番外編 調査団の光族達
244/247

戦隊?チーム

外伝ばかり更新だったので、本編を番外編として更新しようと思います。

時期としては、アスタラードの冒険者達がアナザー隊としてライテストに滞在していた頃です。

「植物の世界?」


 調査に同行するユールとマルナのパーティーに、次の調査場所を説明した。


「ああ。プラヌトって世界でな、多種多様な植物が自生してんだ。薬になる薬草は生えてる薬草エリアに生き物を喰っちまう食肉植物が生えてる食肉エリア。そして俺達が調べるのは、毒性の植物が生えている毒草エリアだ」

「毒性……毒を持ってる植物って事だな」

「そうだ。そしてそれらは違法薬物の材料になる事が多い」

「この間の臭い世界みたいにそう言った植物を採取しようとしてる人を捕まえるって事ね」

「そうなんだが……プラヌトは広いし、毒草エリアも幾つかあるからな。だから今回はあるチームと一緒に調査する」

「あるチーム?」

「12人と人数が多いチームだ。ちょっと面倒な奴等だが、そいつらと一緒に調査する。ちなみに全員女だ」

「面倒なのはガクラ達で慣れてるわよ」


 ……今俺ディスられたか?

 俺達はそいつらが待っている広場へ向かった。

 広場に着くと見渡してそいつらを探す。


「えっとー、何処だアイツ等?」

「あ、いたよ父さん」

「ん?」


 クラカが指差すと、その先には確かにアイツ等がいた。何故か皆背を向けている。

 俺達は近づいて呼ぼうとすると、当然音楽が流れた。

 一昔前の戦隊ものの様な音楽が。


「星の輝きと共に華麗に参上! 水瓶座のクアリィ!」

「牡羊座のアリシェ!!」

「牡牛座のウースル!!」

「双子座のミーン……」

「蟹座のキャス!」

「乙女座のヴァル~」

「獅子座のリェオ!」

「天秤座のラーブラ!」

「蠍座のコピル!」

「射手座の……サジリィ」

「山羊座のカープル!」

「魚座のピィース~」

「我等……」

『チーム、ステラーズ!!』


 全員が最後に集合して決めポーズを取ると、ステラーズの後ろで爆発が起きた。

 さながら、昔の戦隊ものの登場シーンの様に。

 ステラーズの長い名乗りが終わると、俺とガネンとクラカはジト目をし、ユール達はどう反応すれば良いのか分からず動揺しているようだ。


「……これは、どう返せば良いの?」

「テキトーに拍手でもしとけ」


 俺がそう言うと、ユール達は小さく拍手した。


「なんか反応薄くない!? 折角の大事な名乗りなのに!!」

「うるせぇな。だから長いんだって、お前等の名乗りは。もうちょい短くしろ。あと最後の爆発もうるさい」

「これは私達の自慢の挨拶! 変える事は絶対しない!」


 リェオは腰に手を当てて胸を張る。

 俺が下級戦士だった時からずっと練習してたからな。出来を見てくれって見せてきた時からずっと思ってたが。

 ……本当に面倒いなコイツ等。

 ちなみにステラーズって名前は、12人のチームだから12星座から取って星を意味するステラから取った。

 俺達に兄弟の証の腕輪がある様に、コイツ等もそれぞれの星座のマークが書かれてるペンダントを着けてる。


「それで……私達は彼女達と一緒にプラヌトって世界に行くの?」

「ああ。面倒な連中だが行くぞ。面倒だが」

「それは私達の事か!?」

「うるせぇ!! 相変わらず声がデケェ!!」


――――――――――――――――――――


 ワールドスペースに出て緑色の世界に入った俺達は、辺り一面緑色の大地が広がるプラヌトに降りた。


「本当に色んな植物が生えてるね」

「ここは薬草エリアだ。腹痛、腰痛、肩こり、視力回復、便秘、毒、火傷。色んな症状や病気に効く薬草が生えてんだ」

「薬師にとっては夢みたいな場所ね。でも私達が行くのは、こことは正反対の場所なんでしょ?」

「ああ。心身共に悪いものしか生えてねぇ毒草エリアだ。毒ガスを出す奴もあるから気を付けろ」

「この間の臭い世界も十分毒ガスだったけどね」

「あれよりはマシだ。じゃあ分かれて調査開始だ」


 四班に分かれて四つの毒草エリアを調査を始めた。

 俺、ガネン、クラカはクアリィ、アリシェ、ピィースと共に調査した。


「父さーん。まずは何処を調べる?」

「何処をっつってもなぁ。もう辺り一帯毒草だからな。犯罪者が何時現れてもおかしくねぇだろ」

「それじゃあ、辺り一面調べよーう!」


 赤いポニーテールに黄色い瞳。赤と白の服に黒いショートパンツを穿いたへそ出しスタイル。白いブーツを履いたアリシェは一人で走りだした。


「おい、待てアリシェ! 先行くんじゃねぇ!」


 呼び止めるも、アリシェは先に行き見えなくなった。


「ったく。リーダーのお前が一緒なのは何よりもの救いだな、クアリィ」

「アリシェは元気だからね。じゃあ私達も行きましょうピィース。……ピィース?」


 緑のボブショートに翠の瞳。オレンジと黄色の服とスカートに白とオレンジのブーツを履いたステラーズのリーダー、クアリィは振り向くと、もう一人いた筈のピィースを探す。


「あれ? ピィース何処行っちゃったの?」

「あ、いた」


 ガネンの視線の先には、若草色のショートカットに碧の瞳。紺と白のノースリーブの服に紺のダボっとしたショートパンツ。緑のハイソックスに緑と白のブーツを履いたピィースがしゃがみ込んで何かを見ていた。


「この輪っかみたいなお花、ドーナツみたいですわ」

「わわわわピィース! それは幻覚を見せる毒草だよー!!」


 クアリィはピィース抱きかかえて俺達の元に戻って来た。


「おいクアリィ、アリシェの姿がマジで見えなくなったぞ」

「ええええ!? もぉぉぉ勝手に一人で行かないでよぉぉぉ!!」


 無駄元気なアリシェにマイペースなピィース。

 一応しっかりしてるクアリィがいて良かったかも知んねぇ。

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