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超人種族の異世界英雄記  作者: 至田真一
世界を超えた異変
243/247

思い出の世界の再戦の決着

 ファミリティの胸のクリスタルから放たれた三色の光線、トライブラスターと、ベシドの胸の赤いクリスタルから放たれた光線がぶつかり合い爆発が起きると、お互いの拳を突き出しぶつかると、その衝撃で両者は吹き飛ばされた。


「「「ううっ……!」」」

「くっ……!」


 ファミリティは起き上がると、ベシドも立ち上がり首を鳴らす。


「フンッ。その姿を倒さないと意味が無いと思っていたが……やはり変なプライドなど持つべきでは無かったな。合体する前に倒すべきだった」

「全くその通りだぜ。まぁそれでも俺達は簡単にくたばらねぇけどな」


 ベシドは両手に紫の炎を纏い走りだすと、空からベシドに向かって紫の光の矢が降り注ぎ、ベシドは足を止めて飛び退いて躱す。


「やはり相手をするならコイツだな」

「「「ルシフィル!?」」」

「チッ! ヴィネクの奴、もうやられたのか」


 ルシフィルが地上に下り立つとファミリティは近づく。


「お前こっちに来たのか」

「コイツが一番強いからな。それに私は前の任務を終えてすぐこっちに来たんだ」

「? それがどうした?」

「さっさと終わらせて中断していたゲームの続きをやる」

「「「そんな理由!?」」」


 ファミリティの中にいるガクラ、ガネン、クラカは思わずツッコむ。


「ナメやがって!」


 ベシドは胸の赤いクリスタルにエネルギーを溜めると、巨大な赤い光線を放った。

 ファミリティは身構えると、ルシフィルが一歩前に出て右手を前に伸ばすと、虹色のバリアを張って光線を防いだ。


「何をしている? さっさと攻撃しろ」

「お、おお」


 ファミリティはルシフィルの横に立つと、ガクラ、ガネン、クラカ、ファミリティの剣を取り出すと、クワトロアローの形に連結させ光の弦を引く。

 ルシフィルは一瞬目を向けバリアを飛ばすと、ベシドの目の前で弾け飛んだ。


「グッ……っ!?」


 ベシドがファミリティの攻撃に気付いた直後、ファミリティはクワトロアローを放った。

 光の矢がベシドに迫ると、ベシドは光の矢を掴みそのまま後ろに吹き飛ばされる。


「「「っ!?」」」


 ガクラ、ガネン、クラカは驚くとルシフィルがため息を吐き、両手から紫電を纏った青い光線を放つと、クワトロアローと重なりベシドは更に押され、ベシドを貫いた。


「ぐはっ!!」


 ベシドは腹を押さえると、傷口から光と紫電が溢れ爆散し黒い粒子が飛び散った。


「倒したの?」

「いや……」


 ガクラ達は爆発の煙をジッと見ると、爆発の中から次元の穴の気配を感じた。


「やっぱ壊れてねぇか。ダークハート」

「ホントに丈夫で面倒だ」


 ルシフィルが首元を押さえて首を回すと、ファミリティは合体を解きガクラ、ガネン、クラカの三人に戻った。


――――――――――――――――――――


「……仕方ありません。今回はここまでです」


 クラウルは構えを解くと、背後に次元の穴を出し潜って姿を消した。


「逃げた? いや、引いたのか?」


 エスティーは動揺すると、ビュレト、キグマもテイモスから消えた。

 そんな中、一方に引く気の無いグロードにストリブラーが肩に手を乗せる。


「ベシドとヴィネクがやられた。引くぞ」

「あぁん!? まだ戦ってるだろうが!」


 肩に乗せられた手を離し戦闘を続けようとするグロードに、ストリブラーは首に腕を回し強引に次元の穴に入れる。


「おい待て旦那! まだ戦――」


 暴れるグロードを尻目に、ストリブラーは次元の穴を潜ると閉じた。


――――――――――――――――――――


 闇族との戦いが終わった俺達はノフアの船で休息を取った。


「オペナ。船の状態はどのくらい?」

「八割って所かな? 明日には直るよ」

「意外と強かったな。シップボットだっけ?」

「ふふーん。会心の出来よ。まだまだ改良の余地あるけどね」


 オペナは自信満々に腰に手を当てて胸を張ると、船の修理を再開した。


「にしても、ライトロイドが既に量産されてるだけじゃなく、自己修復機能まで付けられるとはな」

「ああ。それにまたアイツ等とこの世界で戦う羽目になったとはな」

「ホントよね。まぁあんまり被害が出なかったのは良かったけど」


 確かに今回は闇族と戦ったのは町じゃねぇから被害は少ねぇ方だな。


「お前等もよく頑張ったな」


 俺は冒険者の皆に労いの言葉を掛ける。


「何とか倒せたよ。エンペラースネークの死体も持って帰るのか?」

「当たり前だ。違う世界に置いたままにするわけ無いだろ」


 どれ程大きかろうと、異空間に仕舞っちまえば大したことは無い。


「ん? おい。あれガクラの知り合いの子供じゃ無いか?」

「あ? ……あれ、サトル?」


 窓からサトルが船の方に来るのが見え、サトルと肩に乗っているサンダーラットを船内に入れた。


「どうした? 何か用か?」

「だってもう帰っちゃうんだろ? 次いつ会えるか分かんないし、話せる内に話したいじゃん! それにまた凄かったし!」

「そうかそうか」


 コイツのすぐ目を輝かせる所。ホントガキだな。

 しっかし……ダークハートを一つも壊せなかったか。あのじょうぶさ、何か特別な方法じゃねぇと壊せねぇのか?


――――――――――――――――――――


 二つのダークハートを持ったブレイマーが次元の穴からダーケスト跡地に出てきた。

 ブレイマーはダークハートを手放すと、ダークハートの表面のラインが光りベシドとヴィネクが生き返った。


「クソ。やれたのは俺達だけか」

「面目ない」

「カッカッカッ! 誰かがやられたらすぐに引く。そう決めただろう?」


 少し悔しがるベシド。そこにレイジデントがやって来た。


「失敗したみたいだな。お前達の作戦は」

「ああ。また光の兄弟に邪魔された。奴等だけは絶対に叩き潰す!」

「……やはり光族は油断出来ん。ダークハートがあるとはいえ、このまま奴等に邪魔されるのは気が進まん」


 レイジデントは顎に手を当てて頭を悩ませる。


「……やはり、闇族の長老を復活させるしかないか」

「うむ。前にも言っていたが、復活させる以前に何処で何時死んだのか分からんのだろう? それが分からんとダークハートでの復活は望めんぞ」

「ああ。だから、闇族の長老に詳しいであろう者に聴く」

「誰だ、ソイツは?」

「……かつての闇族だ」

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