第五章② コリン
コリンとティエンは馬を返却すると再び港へと足を向けた。潮の匂いと波音だけが残る港に一隻の船が停泊していた。小型のガレオン船、あの見慣れた船体はアーシャ率いる第八船団だった。
「……来てたんだ」
コリンが呟きながら桟橋に向う。甲板では数人の影が動き、準備を整えているらしい。二人はそのまま船に拾われた。船員曰く夜を待つ間、ランデヴェネックへ向かいながら東側の港を一通り確認する予定らしい。相変わらず抜け目がない。二人はアーシャとフェリスが指揮を執っているのを横目に甲板を練り歩いて船長室へ入った。コリンは椅子に腰掛けるなり口を開く。
「君も貴族なんでしょ? ダラス家って何者なの」
ティエンは一瞬だけ眉を顰めて腕を組んだ。
「……貴族社会でも著名だよ。長男が当主。次男も良い身分。三男なんて狩猟仲間と遊び呆けてるって噂だよ。……で、なんでダラス家の三男を知ってるんだ」
ティエンの問いにコリンは唾を飲み込んで遠くを見た。
「それは……前に、ぼくたちの前に現れたことがあるんだ。数ヶ月前、フランソワ船長がまだ生きていた時だよ」
「……なんで?」
「さあ……」
コリンは首を横に振って苦笑に近い表情を浮かべた。
「とにかく、唐突だったとしか言えない。ぼくたちの居場所を知っていたし、ジャスパーから聞いたんだけど……なんか、協力を持ちかけられたとか」
「それで?」
「フランソワ船長はキッパリ断ったって。で、ダラス家って何者?」
ティエンはしばらく黙り込むと思考を整理するように視線を落とす。
「……ダラス家って一族は、今の王様を支える立場にある。つまり政治にガッツリ関与してる、国の重要人物だ」
コリンの瞳が言葉の重さを測るように細くなり、ティエンはさらに続けた。
「いくら遊び人の三男でも、偶然この街にいるとは考えられない。過去にフランソワと接触してるなら余計に怪しい」
「……なるほどね」
コリンは組み上がりかけた思考をなぞって口を開く。
「ダラス家が今の王様の味方なら……旧ブルボン派とは対立関係になるわけか」
ティエンはあからさまに嫌そうな顔をした。ブルボンの血筋だの何だのと過去にしがみつく連中、勝手に“正統”を名乗って神輿を担ぐだけの連中が気に食わない。それでも、事実は事実だ。
「……その通り」
ティエンが苦々しさを押し殺すように答えるとコリンは頷いた。
「そうか。じゃあ……あの人たちも旧ブルボン派の影を追ってるのかな。でもなんで……」
船が大きく揺れ、机の上に置いてあった肩掛け鞄が傾いて隙間からコロッと乾いた音がした。小さな球体、白煙爆弾のひとつが机の上を転がってコリンはじっと見つめると息を抜いた。
「……やっぱ考えるのやめた」
「は?」
ティエンが顔を上げ、コリンは椅子の背に凭れ手天井を見上げる。
「あーあ、ランデヴェネックに着いたら何しよう」
さっきまでの鋭さはどこへやら。ティエンは深くため息を吐くと呆れを隠さず言い放つ。
「何しよう、じゃない。港に着いてもお前はまず隠れてろ」
コリンはティエンを流し目で見た。
「えー」
「えー、じゃない。あのな、お前は今どういう立場か分かってるのか。指名手配されてる側だぞ」
コリンは少しだけ口を尖らせた。
「分かってるよ」
「分かってない顔してるぞ」
「ひどいなあ」
コリンは転がった白煙爆弾を指先で軽く弾くと、カチッと小さな音が鳴った。その響きを聞きながらコリンは微笑む。
「……まあ、いいや」
今はまだ全部を繋げる必要はない。どうせ、そのうち全部繋がる。船長室に差し込む薄い光がゆらりと揺れた。
その後、第八船団は速やかに出港した。船が波を割りながら進み、木の軋む音が一定のリズムで響いている。フェリスが船長室に入ってきて清涼な声が重く落ちる。
「エドガー海賊団に指名手配書、無事に渡ったよ。でも、兄さんたちがまた囚われちゃった」
「……え?」
コリンの間の抜けた声がぽつりと落ち、アーシャは視線を逸らしながら頷いた。
「エドガー側も警戒を強めたみたい。五鬼衆の存在が広まったことで……動きが制限された」
コリンの指先がわずかに震え、喉の奥で何かが引っかかる。
「……ぼく、か」
コリンは机の上に視線を落として乾いた笑いが漏ラス。何もない木の天板が妙に冷たく見えた。
「……はは。やったじゃん、ぼく。情報回したらさ……ちゃんと状況、動いたよ。……悪い方にね」
コリンは机に突っ伏すと額がゴツンと鈍い音を立てた。コリンの指先が机の縁をぎゅっと掴み、くぐもった声が木の板に吸い込まれる。
「……最悪だ。良かれと思ってやったのにさ……なんでこうなるんだよ……」
それは怒りではなかった。悔しさでもない。もっと単純で、もっと痛い感情。自分の手で仲間の状況を悪くしたかもしれないという事実。
「……ぼく、向いてないのかな」
船の軋む音だけがやけに大きく聞こえ、コリンは顔を伏せたまま息を吐いた。
「……でも、やめないけど。ここで止まったら、もっと最悪になるし。……取り返す」
やがて、第八船団はランデヴェネックに帰還した。港はすでに夜戦の気配に満ちていた。武器を運ぶ音、怒号、笑い声、そして焦燥。海賊同盟の船団が入り乱れ、岸は落ち着きなく揺れている。コリンは第八の船から桟橋へ降り立つとお向かいの船にお邪魔し、甲板で佇むアランとヤンを見つけた。コリンは人目を避けるように二人に近づくと小声で切り出した。
「無事に情報流せた!」
コリンの弾む声にヤンはほっとしたように目を細めた。
「ご無事で何よりです」
一方でアランは腕を組んだまま息を吐いた。
「無茶すんなよ、小僧。……ティエンと第八に感謝だな」
コリンは「えへへ」と笑うと即座に次の話題へ移った。
「あとね、ダラス家の三男に会ったんだ。ぼくたち、前に会ったことあるから顔知ってる。そいつ、ブレストにいたんだよ」
アランの視線が鋭く光り、ヤンの表情から柔らかさが消えた。コリンは思わず眉を顰める。
「……あれ? どうしたの二人とも」
ヤンが咳払いをしてから口を開く。
「あなた方とダラス家が最初に接触したことは既に聞いています」
「あ、そうなの?」
コリンは拍子抜けしたように声を上げるも言葉を続ける。
「じゃあ話は早いね。どんな家かティエンから聞いたんだけどさ、ダラス家って王様の部下でしょ? じゃあ旧ブルボン派とは対立——」
「違う」
アランが遮るように言った。怒気を孕んだ声にコリンはびくりと肩を震わせ、アラン自身も目を逸らして言葉が歯切れ悪く落ちる。
「……いや、まだ断定はできない。けど……」
「ジャスパーさんから聞いたんですよ。彼とエドガーがここへ来る前に……ダラス家に会ったそうです」
その隙間を埋めるようにヤンが続ける。
「過去の発言や状況から考えるに……ダラス家は、旧ブルボン派である可能性が非常に高いです」
一瞬、音が消えた気がした。港の喧騒も波の音も、何もかもが遠のく。
「……は?」
コリンの口から掠れた声が漏れ、宇宙の真理に触れた猫のような顔になった。頭の中で情報が弾けて処理が追いつかない。
「え、でも……え? じゃあ、あいつら……敵? 味方? どっち……?」
コリンの思考が空回りする。理解しようとすればするほど輪郭が崩れていく。胸の奥がざわついて、視界がぐらりと揺れた。
「……ちょ、待っ——」
コリンの全身から力が抜け、フラッと揺れた。
「おい!?」
アランの声が遠くで響き、ヤンが慌てて手を伸ばしてコリンの肩を支える。
「……やはり、一度に詰め込みすぎたか」
船長室で揺れるランプの灯りが天井にゆらりと影を映している。潮の匂いと木の軋む音の中で、コリンはゆっくりと目を開けた。視界がぼやけ、頭の奥がじんと鈍く痛んだ。
「……ん」
——あれ、ぼく……。
椅子に座らされていた。背もたれから頭を離すと記憶が断片的に戻ってきて、頭の中で何かがまた軋んだ。
「……っ」
「起きたか」
低い声がコリンのすぐ近くで落ちる。コリンが視線を向けるとアランが腕を組んで立っていた。彼の隣にはヤンの姿もある。コリンは身体を起こそうとして少しだけよろめき、ヤンがコリンの背に手を添える。
「大丈夫ですか」
「……うん、大丈夫……たぶん」
コリンは笑みを浮かべるも頭の中は情報がぐちゃぐちゃのまま残っている。アランが息を吐いた。
「さっきの話だがな。今はまだ調査中の案件だ。確証も全部揃ってるわけじゃねえ。だから、あんま外部の連中に話すなよ」
「……うん」
コリンが頷いた直後、アランは目を細めて言葉を続けた。
「だが、これではっきりしたことがある」
コリンは無意識に背筋を伸ばし、アランはまっすぐにコリンを見据える。
「お前たちの本当の敵はエドガーじゃねえ。……ダラス家だ。厄介な相手だぞ。……気をつけろ」
コリンの思考が一瞬止まった。ただでさえ追われているのに、さらにその先にも敵がいる。
——え、なにそれ。どういうこと?
コリンが理解しようとした瞬間、また頭の中がぐちゃぐちゃになる。
「……え。ちょっと待って、待って待って。えっと、整理させて。……無理」
即座に結論が出て、コリンは両手で頭を押さえて顔を上げると悲鳴のような声が船長室に響いた。
「そんなぁ……! 指名手配されて、国家に追われて、そのうえでその国家側に真の敵がいるとか嫌だあ!!」
コリンは両手をばたばたさせながら喚き散らして肩で息をすると、そのうちがくっと椅子に沈み込んだ。
「ぼく、十六なんだけど……」
「……そうですね」
コリンが現実を思い出したように呟くと、ヤンは一瞬だけ目を伏せて息を吐いた。一方でアランはわずかに口元を歪めた。
「だから言ってんだろ。厄介だってな」
「……帰りたい……」
コリンは思わずぐったりと机に突っ伏し、ぐずるように声を漏らす。
「……初めて、昔に戻りたいと思った。ろくな過去じゃないのにさ……くたち、ルキフェルの記憶探して真実を追ってただけなのに……ぼくたちが何したって言うのさ……はあ、フランソワ船長が生きていたらなあ……」
コリンがフランソワの名を口にした瞬間、アランの思考がわずかに止まる。
——フランソワ。
ジャスパーの言葉がアランの脳裏に蘇る。生前のフランソワもダラス家と接触していた。しかも向こうから、だ。アランの視線がわずかに落ちる。
エドガーは組んだ。フランソワは断った。そこに差がある。そして、結果も。フランソワは海軍に追い詰められて死んだが、それだけではないと今まで睨んでいた。アランの思考が勝手に繋がっていく。ダラス家、旧ブルボン派。裏で動く者、情報の流れ。もし、もしあの時点で仕組まれていたとしたら、海軍が動くように“誘導”されていたとしたら、フランソワが追い詰められる状況そのものも作られていたとしたら——。
アランの喉の奥が引きつり、冷たいものが背筋を這い上がり、気づけば額にじわりと汗が滲んでいた。
「……っ」
——あり得る。いや、辻褄が合う。
「はいはい、もういいですから」
場の空気をやわらげるようにヤンがコリンの頭にポンと手を置いた。
「子供扱いすんなって言ってるでしょ……」
くぐもった声で抗議が返るが、ヤンは気にした様子もなくゆっくりと撫でる。
「よく頑張りましたね」
「やめてってば……」
コリンは嫌そうに肩を揺らすが、ヤンの手の温もりに少しだけ力を抜いていた。ヤンは何気ない仕草を装いながら視線を横に流してアランの様子を一瞬だけ見た。額に汗、呼吸の浅さ、そして視線の揺れ。
——珍しい。何かに気づいたか、気づいてしまったか。
ヤンの瞳が細くなり、思い出したように口を開く。
「そうそう、今回の戦ではエドガーも海に出るそうですよ。……別の船団で高みの見物をするために」
「ほんと!?」
コリンの身体がびくりと跳ね、勢いよく立ち上がると椅子がガタンと音を立てたが、ヤンは淡々と続ける。
「ただし、ジャスパーさん、マテオさん、ニールさんも一緒ですけどね」
「……ああ、そっか……」
コリンの肩がすとんと落ちて項垂れる。期待が一瞬でしぼむが、彼は顔を上げると目を輝かせた。
「……ちょっと待って。じゃあ、黒船に“王様”がいなくなるってことか」
アランの視線が鋭く動き、ヤンもまた目を細めた。コリンの顔が破顔する。
「ルキフェル、助けられる!」
「おい、待て」
アランが即座に声を挟むが、コリンはもう聞かず机の上に目を向けた。肩掛け鞄から無造作に覗いているもの。金属の器具、小瓶、細い管。コリンは錬金術セットをじっと見つめ、頭の中で何かを組み立てた。材料、手順、成功率、危険性。やがてコリンはヤンを見上げて口を開く。
「ねえ、あの夢蛇って残ってる?」
コリンの唐突な問いにヤンは驚くでもなく答える。
「ええ、少々ですが。同僚二人も残してるはずです」
彼の返答を聞いた瞬間、コリンの口元がわずかに歪んだ。
「ちょっとさあ……実験したいんだ。貸してくんない?」
「おいガキ、夢蛇は密輸品だぞ」
アランがすぐさま口を挟む。
「組織リー・ウェンが扱いを許可する訳には——」
「あ、いいですよ」
ヤンがにこやかに遮り、アランがギョッとした顔でヤンを振り向く。
「再三言いますけど。組織として、五人の海賊には助力を惜しまない方針なんで」
ヤンは穏やかな笑みを浮かべたまま続ける。
「こちらとしては、得体の知れない奴に手を出されるより扱いに長けたものに処分……いえ、活用してもらった方が心強い」
「本音が隠せてないぞ」
アランが即座に突っ込むが、二人のやり取りなどコリンの耳には届いていなかった。
「使える手段は全部使う!」
コリンは鞄を引き寄せると器具を広げて小瓶を並べた。布を敷き、手元を整える動きは迷いがないというか楽しげだ。 何かを作る者の顔をした、ひとりの少年の目はすでに次の一手を見据えている。黒船の連中を眠らせるか、痺れさせるか。どちらでもいい。目的は一つ、取り戻す。そのためなら手段は選ばない。ヤンが興味深そうに首を傾げた。
「何を作るんですか?」
コリンは器具を並べながら答える。
「香水だよ。お香っていう方が近いのかな。黒船の奴らに撒き散らしたいんだ」
アランが苦虫を潰すように顔を顰めて呟く。
「……ルキフェルは、ずっとこいつの面倒見てたのか。恐ろしいガキだ」
コリンはそんな評価など意にも介さず顔を上げる。
「香水の素を作るのにちょっと集中したいからさ、一人になってもいい?」
——炎、見られたくない。
ヤンはすぐに頷き、アランも腕を組んで息を吐いた。
「ええ、構いませんよ」
「……勝手にしろ。ただし、船を燃やすな」
「燃やさないよ」
コリンが即答するとヤンが扉へ踵を返した。
「では、わたしは同僚から夢蛇を押収してきますね」
「入る時はノックしてねー」
コリンがひらひらと手を振り、大人二人は船長室を出ていった。扉が閉まる瞬間、コリンの表情から柔らかさが消え、手をかざすと指先に熱が集中して小さな炎が灯る。揺らぐ橙はランプの灯りとは違う、生きた火だ。コリンは一度火を消すと扉へ向かい、音を立てずに抜け出してギャレーへ向かった。樽の中から酒を少量拝借する。蒸留用の基材としては十分だ。コリンは瓶に酒を注ぎ、ゆっくりと火にかけると液体が温まり、わずかに香りが立ち上った。その匂いに、ふと記憶が滲む。
「……ねえ、お母さん」
森の中、木漏れ日と湿った土の匂い。小さな自分が手のひらに火を灯していた。
「ぼく、この火、好きだよ」
パチッと音を立てる小さな炎を見つめる自分に、母は陽だまりのように微笑んだ。
「……そう」
自分が火を消すと母は手を取って温もりを伝えてきた。
「でもね、その火は必要な時しか使ってちゃダメよ。火は便利だけど……同時に、全部壊しちゃうものだから」
自分がきょとんとしていると、母は少しだけ困ったように笑ってそっと額に口づけた。
「だからね。“何のために使うのか”を、ちゃんと考えられる子になってね」
「……分かってるよ」
火は今も安定している。コリンの視線が次の工程へ移った。すり皿の中で粉末を加え、ゆっくりと攪拌し、香りが変わる。鋭く重く、甘さを帯びた時、コンコンとノックの音が響いた。
「どうぞー」
扉が開くとヤンが小さな瓶を片手に入ってきた。
「夢蛇、持ってきましたよ。あらかじめ煮出して液体にしてあります」
「助かるよー」
コリンは振り返らずに返事をし、ヤンは小瓶を机に置いた。彼は机の上の様子を見るも何も言わず出ていった。コリンはヤンが持ってきた瓶を持ち上げた。中の青い液体が揺れている。夢蛇、意識を鈍らせて夢へ誘う代物。
「……これが芯だな」
コリンは瓶の蓋を外すと、すり皿の中に慎重に数滴を混ぜた瞬間、香りが変わった。甘く深く、沈むような匂い。意識の奥へと潜り込むような危うい香りにコリンの手が止まる。
暗い部屋、ランプ一つ。机に向かう老人の背中。紙の上に走るペン、複雑な線と義手の設計図。老人は顔も上げず、こちらを振り返らずに言う。
「なあ、坊主。物を作るってのはな、 “足りないもの”を埋めることじゃねえ。“あるもの”をどう使うかだ」
ペンが走る音が止み、老人がこちらを振り返る。深い皺の刻まれた顔だが、ランプに照られた目は鋭い。
「火があるなら火を使え。毒があるなら毒を使え。大事なのはな、誰のための形かってことだ」
コリンは小さく頷く。老人はふっと笑って設計図を指で叩いた。
「いいか。作るってのは……世界に一つ、嘘をつくことだ」
コリンは口角を上げると再び手を動かす。
「……嘘、か」
最後の調整、揮発性を高めるための処理。火加減を落として冷却、そして瓶の中で透明に近い液体が完成した。コリンは瓶を持ち上げて光に透かした。
「……これで眠るだろ」
コリンは瓶を布で包み、丁寧に鞄へ収めると深く息を吐いた。やることは決まっている。
——助けるために作った。だから、使う。




