私の番って、マジ?2
俳句が思いつかない‥詰み…
私がヴェルヘン君に勝つとしたら、この方法がある。
1、ヴェルヘン君の大振りの癖を使って、避け続けて疲弊させてから初期風魔術で押し出す
2、初期魔術をたくさん正確に打ち込んで、風魔術で吹き飛ばしたところをレイピアで斬り、降参させるか気絶させる
さっきまでは作戦1だった。そうじゃないと勝てないと思ってたからね。
でも思ってたよりもヴェルヘン君の技術がそこまでなくて、1ほど消極的じゃなくても勝てそう。多分。
それに派手な方が人気になりやすい。というより私は上がりすぎた知名度(異能者に素手で勝てるって言う噂ね)をちゃんと自分のものにしたいだけ。このままにしておくと変な噂まで立てられかねないからね。
だから__________反撃、開始だ。
ポワン…
右手に小さな火球が宿る。今まで1番練習してきて、1番得意な魔法。
ギュウッと圧縮して……打ち出す!
ゴオォォ…!ドンッ…
ワアァァ_____!!と会場が沸く。
案の定、通常の何倍も早い火球を避けきれず、ヴェルヘン君は火傷を負った。
…そういえばヴェルヘンってメルヘンみたいだね。どうでも良いけど。
「クッソ……があぁぁぁぁッ!!!!水槍!」
ヴェルヘン君が、中等魔術「水槍」を放つ。
え、あ、これ結構やばい…けど。
「当たんないよ!」
1番得意な飛地__一瞬で飛び上がって相手の後ろに回り込む技__で避ける。
そのまま火魔術…といきたいがここは派手に風刃‼︎
「どりゃああああぁあ!三連っ!」
「ぁ、ぐぅっ…‼︎‼︎‼︎」
そこから思いっきりレイピアで押し込む‼︎
「お、りゃあーーーーーっ!」
元々バランスを崩していた彼は、私の剣を捌ききれず、そのままよろよろと場外へと出た。
いつのまにか静まり返っていた会場が、吠えるような歓声を上げた。
つまり、私が勝ったのだ。
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