ただいまーー!って、マジ?
二話目!昨日遅れたので!
「リンネエエエ!もう、私すっごく心配したのよ!?消灯時間になっても帰ってこない、早朝点呼にもいない!探しに行ったのに森にはいないし‥まあ無事だったから良いけれど!」
ん?森にいない?
「ごめんなさい…でも僕、森の中にいたはずなんですけれど…⁇」
はて、と首を傾げるマザー。
「じゃあ貴方どこで夜を過ごしたの?森には魔物が沢山いるのよ、こんな小さい子が1人で無事でいられるわけないわ!それに集落もないし!」
んんん?集落が無い?ウサギたちのがあるのに何言ってるんだろ?
「いえ、僕はウサギの集落に泊めてもらいましたが‥」
いやいや、なんでそこで驚く。普通に帰り道はそんなにかかんなかったぞ?あ、でもムキムキウサギ2が速かっただけなのか?
「あっ……貴方兎人族の里に行ったと言うの⁉︎」
え、あ、はい、そうです。
「……いや、でもそれをあの人が許すわけないし…それなら……」
メアリーさん何か呟いてらっしゃる。…あ、全能さんが来てって言ってたな。
「あの、全能という方が、至急こちらへ向かえ、とマザーに伝えてくれって…」
ハッと顔を上げるマザー。
「それは…本当なのね!?わかったわ」
今までのふんわりした雰囲気が一転、ピリッと張り詰めたような空気に変わる。心なしか、マザーの顔つきが変わったような…⁇
「リンネ、私は今から少し出かけるから、他のシスター達に伝えて頂戴ね。」
はい!と言おうとして、瞬きした次の瞬間にはマザーの姿は消えていた。
………マザーもかなり実力者なのかな…⁇
ーーーーーーーーーー
〜その頃の兎人族の里〜
「……あの子は、どうなりそうだ?」
「ハッ、心配すんじゃないよ!流羽が聞いて呆れるね。このアタシが大丈夫だって言ってんだからね!まぁこれからの道のりはかなり厳しいけど…あの子なら大丈夫さね。」
そこにいたのはムキムキウサギ2…もとい伝説にも名を残す、”あの時”から世界を救った「流羽」と、般若ウサギこと、全知全能の予言者「全能」。
流羽の方はその図体からは考えられぬほど、【風に流れる羽の如く】軽々しく敵を屠る、伝説の兎。
全能の方は、全て見たもの聞いた事を蓄積し、さらに秀でた読心術を駆使して未来を告げる、世界有数の予言者。
色々理由があって、本来ならば人間と兎人族はもう関わらない予定だった。しかし、昨日の朝になって全能が、ムキムキウルウルウサギ‥もとい「契約」に、「今日会う人間の子を何があっても絶対に連れてこい」と言ったのだ。
今まで予言を外した事のない、全能。その彼女がそこまで言う人間…つまりそれは世界すら変えうる力を秘めていると言う裏付け。
その人間が古くからの顔見知りが営む孤児院にいると言うのだから驚きだ。
と、突然全能の前に風が起こる。
「久しぶりだわね、全能。」
ふわり、と舞う髪を抑えそこに現れたのは、メアリー。
「あぁ、”あの時”以来かい?『滅亡』」
「嫌あね、そんな名前で呼ばないで頂戴〜」
メアリーは、ふふふ、と笑いながら軽く否定する。そのままサッと全能と流羽の前に腰をかけると
「それで?……あの子が《六道の使い》だって言うの?」
いつも絶やさぬ笑みがその顔から消える。
「あぁ、そうだ…彼が、」
フッと流羽と目線を交わす全能。
「いや、あの子が世界を変える者…《輪廻》を唯一巡った者。この世界の瓦解を止めるには…あの子しかもう術がない。あの子に懸けるしか、出来ない。」
「じゃああの子は…」
「そうだ、彼は、いや彼女は、異世界から来ている…転生者だ。」
「そう………なのね……あの子は、リンネは、とっても可哀想だわ…」
メアリーが俯いて、消え入りそうな声で
「………最後まで、生きられないなんて。」
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こんな会話がなされていた事など、リンネが知る由もない。
なんだよシリアスかけるじゃないか!!!って思った方ごめんなさい。両腕に蕁麻疹が出来るほどネタ入れるの我慢してるんです。
読んでくださりありがとうございます!




