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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


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第九十六話 研究所の外へ

 崩壊する研究所を飛び出し、戦いの舞台は夜空の下へ。


 しかし黒幕の力は、まだ底を見せてはいませんでした。

 ユウト達も外へ飛び出す。



 夜空


 崩壊する研究所


 舞い上がる砂煙


 そして研究所跡地の中央に異形の男は立っていた。



 巨大な翼


 黒い鱗


 赤黒い瞳


 もはや人間とは呼べない姿



「素晴らしい」


 男が空を見上げる。


「実に素晴らしい」


 恍惚とした表情。


 だがユウトは冷めた目を向けていた。


「なぁ」


「なんでしょう?」


 男が振り返る。


「やっぱ変態だろお前」



 沈黙。



 シアが吹き出した。


「ぶっ……!」


 シエルが額を押さえる。


 レオンが視線を逸らす。


 そして男の額に青筋が浮かんだ。


「研究者です」


 少し強めだった。


「変態じゃなくて?」


「研究者です」


「変態だな」


「研究者です!!」


 ついに叫んだ。


 ユウトは頷く。


「図星か」


 黒幕の理性が少し削れた。


「主」


 シアが肩を震わせる。


「挑発の才能あるっすね」


「褒めるなって」


 シエルが呆れる。


 だが次の瞬間黒幕の姿が消えた。


「死になさい」


 完全に怒っていた。


「効いてる効いてる」


 ユウトが笑う。


 だが笑っていられたのはそこまでだった。



 ドゴォォォォォン!!



 地面が吹き飛ぶ。


 衝撃波だけでユウトの身体が後退する。


「っ!?」


 強い。


 研究所の中とは比べ物にならない。


 外へ出たことで黒幕は完全に力を解放し始めていた。


「面倒ですね」


 男が翼を広げる。


「ならば」


 黒い霧がさらに膨れ上がる。


「先にあなたから処理しましょう」


 その視線は真っ直ぐユウトへ向けられていた。

 第九十六話をお読みいただきありがとうございました!


 ついに戦いの舞台は研究所の外へ移りました。


 黒幕の力はさらに増しており、ユウト達も油断できない状況となっています。


 そしてなぜか「変態」という呼び名を気にしているようですが、本人は最後まで研究者を名乗りたいようです。


 次回、戦いはさらに激しさを増していきます。


 それではまた次回!

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