表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
91/110

第九十一話 第二実験

 ついに始まった第二実験。


 研究所の黒幕が長年追い求めてきたものとは、いったい何なのでしょうか。

 男の周囲から黒い霧が溢れ出す。


 まるで生き物のように蠢く霧。


 研究所の空気が重くなる。


「おいおい……」


 ユウトが顔をしかめた。


 見覚えがある。



 No.1。


 オーガ。


 被験体達。



 全ての元凶だった力。


「終焉因子か」


 レオンが剣を構える。


 男は満足そうに頷いた。


「その通り。私の研究成果です」


「自分で使うのか?」


 ユウトが呆れたように言う。


「もちろん」


 男は即答した。


「誰よりも終焉因子を理解しているのは私です」


「なら誰よりも適合するのも私でしょう」


 シアが露骨に嫌そうな顔をした。


「理屈がめちゃくちゃっす」


「同感ね」


 シエルも頷く。


 男は気にしない。


 黒い霧がさらに濃くなる。


「私はずっと探していました」


 男の視線がユウトへ向く。


「理想の器を」


 その言葉にユウトの背筋が冷える。


「だが見つからなかった!No.1も失敗!他の被験体も失敗!全て失敗作でした!」


 拳を握る。


 まただ。


 こいつは人をモノでしか見ていない。


「ですが」


 男が笑う。


「君は違う」


 黒い霧が身体へ吸い込まれていく。


「欲しい!その私の研究を体現したような存在が」


 腕が膨張する。


 筋肉が隆起する。


 皮膚の下から黒い鱗が浮かび上がった。


「うわぁ……」


 ユウトが本音を漏らす。


「気持ち悪っ」


「主!」


 シアが慌てる。


「本人の前っす!」


「いや聞こえるように言ったんだよ」


 男の額に青筋が浮かんだ。


 初めてだった。


 感情が見えたのは。


「残念ですよ」


 男の声が低くなる。


「理解してもらえると思ったのですが」


「理解できる要素がどこにもないんだが」


 ユウトが即答する。


「No.1の人生聞いた後だぞ」


 空気が変わる。


 男の笑みが消えた。


「人生?」


 冷たい声。


「被験体にそんなものはありません」


 その瞬間レオンが地面を蹴った。


「貴様ァァァ!!」



 斬撃。



 鋭い一閃が男を捉える。


 だが



 ガキィィン!!



 硬い音。


 剣は黒い鱗に阻まれた。


「なっ!?」


 レオンが目を見開く。


 男はゆっくりと笑った。


「では」


 黒い霧が爆発する。


「第二実験を始めましょう」


 その身体がさらに異形へと変わり始めた。

 第九十一話をお読みいただきありがとうございました!


 研究所の黒幕が動き出しました。


 彼にとって被験体達は人ではなく、あくまで研究成果の一部でしかありません。


 だからこそユウト達とは決して相容れないのでしょう。


 次回、第二実験がその姿を現します。


 それではまた次回!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ