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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


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第六十二話 魔力汚染核

 暴走した調査員。


 そして見つかった魔力汚染核。


 少しずつですが、解決への糸口が見えてきました。

 隔離区画の空気は重かった。


 黒い霧が調査員の身体から溢れ続けている。


 その中でユウトだけが別のものを見ていた。


 補佐機構の表示。



 《位置を特定中》



 その文字が変化する。



 《特定完了》



「お?」


 思わず声が漏れた。


「何か分かったの?」


 シエルが尋ねる。


「あぁ」


 ユウトは調査員を見る。


「黒い霧の中に核があるらしい」


「核?」


 レオンが眉をひそめた。


「汚染の中心だってさ」


 もちろん補佐機構の話はできない。


 なので適当に誤魔化した。


「勘だ」


「便利な勘だな」


 レオンは呆れた。


 最近よく言われる。


 その時補佐機構の表示が切り替わる。



 《推定位置:胸部》



「胸?」


 ユウトは調査員を見る。


 確かに黒い霧は胸の辺りから特に濃く漏れていた。


「何かあるのかもしれないわね」


 シエルも気付いたらしい。


「なら取り出せば終わりっす?」


 シアが言う。


「そんな簡単なら苦労しないだろ」


 ユウトがツッコむ。


 だが次の瞬間、調査員が苦しそうに胸を押さえた。


「グアアアア!!」


 黒い霧が暴れる。


 まるで核を守ろうとしているようだった。


「反応した」


 レオンが剣へ手をかける。


「近付くな!」


 その判断は正しかった。



 直後。


 ドォォォン!!


 黒い魔力が爆発した。


 衝撃が隔離区画を揺らす。


「くっ!」


 ユウト達は咄嗟に距離を取る。


 爆発が収まる。


 だが調査員の姿は変わっていた。


「おいおい……また腕が増えたりしないよな…」


 ユウトが顔を引きつらせる。


 身体がさらに異形化している。


 腕は肥大化し黒い角のようなものまで生えていた。


「進行してる」


 シエルの声が険しい。


「時間がないわ」


 レオンも頷いた。


「助けるなら急がなければならん」


 その時だった。


 補佐機構が再び反応する。



 《魔力汚染核への干渉手段を検索》



「検索?」


 ユウトが思わず呟く。


 さらに文字が続く。



 《該当候補を確認》


 《聖属性エネルギーとの高い反発を確認》



 ユウトとシエルの目が同時に見開かれた。


「シエル」


「えぇ」


 二人は同じ結論に辿り着いていた。


 この事件。


 シエルの力が鍵になる。


 だがどうやって核へ届くのか。


 その方法はまだ分からなかった。

 第六十二話をお読みいただきありがとうございました!


 魔力汚染の中心には核がありました。


 そして補佐機構がまた仕事をしました。


 最近ちょっと頼もしくなってきた気がします。


 それではまた次回!

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