表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
47/107

第四十七話 違和感

 ワイルドオーガとの戦闘開始。


 危険度B+。


 少し不安なユウトとは対照的に、同行者たちは妙に落ち着いていました。

 ワイルドオーガが地面を蹴る。



「来たぁぁぁ!」


 ユウトは反射的に横へ飛んだ。


 ドゴォォン!!


 さっきまで立っていた場所が吹き飛ぶ。


「危なっ!」


 土が舞う。


 木の根が弾け飛ぶ。


 威力がおかしい。


「いやいやいや!こんなの直撃したらひとたまりも…」


「元気ね」


 ユウトの言葉を遮るようにシエルつぶやいた。


「元気じゃねぇよ!」


 命が危なかった。


 その時、ワイルドオーガの拳が再び振り下ろされる。


 ユウトは前へ出た。


 ガキィン!!


 拳と拳が激突する。


「くっ……!」


 重い。


 だが止まる。


 以前のユウトなら不可能だった。


「あれっ?前よりも強くなってる」


 確実に強くなっている。



「よし!」


 そのまま腕を弾く。


 体勢が崩れる。


「そこだ!」


 ユウトの拳がオーガの体を弾き飛ばした。


 だが。


「ん?」


 違和感。


 今の一撃ならもっと手ごたえがあるはずだった。


「硬くないか?」


「硬そうね」


 シエルも頷く。


 その時。



 《対象を再解析》



 補佐機構が反応した。


 ユウトの視界に文字が浮かぶ。



 《ワイルドオーガ》


 《危険度:B+》


 《状態:異常》



「異常?」


 初めて見る表示だった。


「何か分かったの?」


「異常状態らしい」


「体が硬化する状態異常なんてあるの?」


「違う」


 文字が続く。



 《魔力汚染を確認》



「……は?」


 ユウトが固まる。


 魔力汚染。


 聞いたことがない。


 だが。嫌な予感だけはした。



「主」


 シアが初めて真面目な声を出した。


「どうした?」


「それ」


 一拍置く。


「普通じゃないっす」


 笑顔が消えていた。


 初めてだった。


 そしてワイルドオーガが咆哮する。


 次の瞬間、全身から黒い霧のようなものが噴き出した。


「うわっ!?」


 空気が変わる。


 森が震える。


 ワイルドオーガの筋肉がさらに膨れ上がった。



 《危険度再判定》


 補佐機構が告げる。


 《危険度:A-》



「また増えたぁぁぁ!?」


 ユウトの叫びが森に響いた。

 第四十七話をお読みいただきありがとうございました!


 ユウトは強くなっていました。


 ですが敵も強くなりました。


 そして危険度がまた上がりました。


 ユウトは泣きそうです。


 それではまた次回!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ