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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


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第四十六話 ワイルドオーガ

 新たな依頼はワイルドオーガ討伐。


 危険度B、推奨人数五名以上。


 ユウトは少しだけ不安そうですが、同行者たちはいつも通りです。

 依頼を受けた翌日。



 三人は街の西にある森へ来ていた。


「本当に行くんだな」


 ユウトが呟く。


「昨日自分で受けたんでしょう」


 シエルが冷静に返した。


「やばい時は助けてね?」


「それはどうかしらね」


「今さらっすか」


 シアも呆れている。



「危険度Bだからなぁ……」


 正直。


 少し怖い。


「まだ言ってるの?」


「三組失敗してるんだぞ?」


 それは普通に怖い。


「主はビビりっすね」


「慎重派って言え」


 臆病ではない。スライムに殺されかけた身としては嫌でもそうなる。


 そんな会話をしながら進むこと数時間。


 森の奥へ辿り着いた。


「ここら辺らしいわね」


 シエルが依頼書を確認する。


 ワイルドオーガ。


 通常のオーガよりも大型で凶暴。


 討伐推奨人数五名以上。


 危険度B。


 依頼書の内容はそんなところだった。


「見つかるかな」


「見つかってほしくないみたいな言い方っすね」


 図星だった。


 その時。


 《周辺生命反応を確認》


 補佐機構の声が響く。


「お?」


「どうしたの?」


「補佐機構」


「ああ」


 いつものことだった。


「何かいるらしい」


 その瞬間。


 シエルの表情が変わる。


「ほら、目標がいらしたわよ」


 風が吹いた。


 次の瞬間。


 ドォン!!


 近くの大木が吹き飛んだ。


「うおっ!?」


 土煙が舞い上がる。


 シアだけが妙に落ち着いていた。


「あー」


「なんだ?」


「いたっす」


 煙の向こう。


 巨大な影が立っていた。


 身長は三メートルを超える。


 灰色の皮膚。


 隆起した筋肉。


 そして。


 二本の巨大な角。


「でかっ!それにスゲーマッチョなんだけど…」


 ユウトが思わず呟く。


 その瞬間。


 《危険度判定開始》


 補佐機構が反応する。


 そして。


 《危険度:B+》


「増えた!?」


「何が?」


「危険度」


 嫌な情報だった。


「上がったの?」


 シエルが聞く。


「上がった」


「あぁ…そう…」


「あぁそう、じゃないだろ」


 もっと驚いてほしい。


 その時だった。


 ワイルドオーガが咆哮する。


 森全体が震えた。


 そして。


 巨大な足で地面を蹴る。


 狙いは。


 真っ先にユウトだった。

 第四十六話をお読みいただきありがとうございました!


 危険度B+になりました。


 ユウトは焦りました。


 シエルはあまり気にしていませんでした。


 それではまた次回!

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