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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


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第二十九話 話し合いの結果

第二十九話です!


ゴブリンたちとの話し合いも無事に終わり、いよいよ街へ帰還するユウトたち。


行方不明者たちを連れて戻ったギルドでは、当然ながら大騒ぎになるのでした。

 拘束されていた冒険者たちが解放された。


 最初は誰も状況を理解できていなかった。


「……助かった?」


「みたいだな」


「ゴブリンは?」


「いる」


「じゃあなんで生きてる?」


「分からん」


 当の本人たちも混乱していた。


 唯一分かるのは。


 ゴブリンの長がユウトたちと話した後。


 突然態度を変えたことだけだった。


「お前たち何したんだ?」


 助けられた冒険者の一人が聞く。


「話し合い」


 ユウトは微笑みながら即答した。


「は?」



 シエルが小さく頷く。


「話し合いね」



「本当に話し合いだったんだよ」


 だが説明できない。


 終焉竜の話をしたところで信じられないだろう。


 結果としてユウトは全てを省略することにした。


「まぁ解決したからいいだろ」


「よくねぇよ!」


 冒険者たちのツッコミが森に響いた。



 数時間後。


 ユウトたちは街へ戻ってきていた。


 ギルドへ入る。


 受付嬢は書類を整理していた。


 そしてこちらを見た。


「……え?」


 固まった。


 ユウト。


 シエル。


 そして。


 行方不明だった冒険者たち。


 全員無事だった。


「え?」


 もう一度言った。


「えええええええええ!?」


 ギルド中に声が響いた。


 周囲の冒険者たちも振り返る。


「生きてる!?」


「帰ってきたぞ!?」


「嘘だろ!?」


 一気に騒がしくなった。


 受付嬢が駆け寄ってくる。


「無事だったんですか!?」


「おう」


「怪我は!?」


「ない」


「いったい何がいたんですか!?」


「ゴブリンがいたかな」


「倒したんですか!?」


「まぁ……その……倒してない」


「……はい?」


 受付嬢が固まる。



 今日二回目だった。


「じゃあどうやって……」


「話し合い」


 受付嬢がシエルを見る。


「本当ですか?」


「本当よ」


 シエルは頷いた。


「話し合いだったわ」


「意味が分かりません……」


 受付嬢が頭を抱えた。


 ユウトもそう思う。



 終焉竜王。


 ゴブリン。


 災厄。



 説明したところで余計に意味が分からなくなる。


「まぁ結果オーライってことで」


「よくないです!」


 即座に否定された。



 ユウトは少し傷付いた。


 その様子を見ながら助けられた冒険者たちは顔を見合わせる。


「こいつ本当に何者なんだ?」


「分からん」


「でも」


 冒険者の一人が苦笑した。


「悪いやつじゃなさそうだな」


 少なくとも世界を滅ぼしそうには見えなかった。

第二十九話を読んでいただきありがとうございました!


無事に行方不明者たちを連れ帰ることができました。


とはいえ、ユウト自身も今回の件を上手く説明できるわけではありません。


終焉竜王。

ゴブリンの集落。

そして森の災厄。


正直、最初から順番に説明しても誰も信じない気がします。


なので結論だけ伝えました。


「話し合いです」


……嘘は言っていません。


次回は事件の後処理とギルドでの評価が待っています!


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