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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー
第三章 魔族大陸

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第二百八十八話 Eランクです

アルヴェインへ向けて、順調に帰路を進むユウトたち。


往路と同じく平和な旅になるかと思われましたが、街道脇の森に僅かな異変が――。


それでは、第288話をお楽しみください!

 ――ガサッ。


「…………」


 ユウトは足を止め、ゆっくりと振り返った。


 先ほどから感じていた微かな気配。


 一度は気のせいだと思ったが、今の音を聞いて、その考えが変わった。


「……やっぱり、何かいる?」


「どうしたの?」


 隣を歩いていたシエルが、ユウトの視線を追う。


「分かんない。でも、さっきから何かに見られてる気がするんだよな」


「……魔物っすか?」


 シアも森の方へ顔を向けた。


「かもしれない」


「おいおい……」


 リトは呆れたように声を漏らしながらも、すぐに周囲を警戒し始めた。


「それなら、もっと早く言えよ」


「だって、気のせいかと思ったんだよ!」


「主の気のせいは、大体気のせいじゃないっす!」


「どういう意味だよ!」


「……静かに」


 シエルの一言で、三人は口を閉じた。


 街道には穏やかな風が吹き、草木が小さく揺れている。


 遠くから鳥の鳴き声が聞こえるものの、それ以外に目立った音はなかった。


 ユウトは森の奥をじっと見つめた。


 木々の間には暗い影が広がり、ここからでは何かが潜んでいても簡単には見つけられそうにない。


「…………」


 しばらく待ってみたが、何も起こらなかった。


「……やっぱり気のせいだったかな」


 ユウトが小さく呟いた、その時だった。


 ――ガサガサッ!


「……っ!」


 今度は、はっきりと木々が揺れた。


「主! 今のは聞こえたっす!」


「ああ。こりゃ何かいるぜ」


 リトが剣の柄へ手を掛ける。


 シエルも表情を引き締め、音がした方角へ目を向けた。


「……バルガさん!」


「はい?」


「念のため、馬車を止めてください」


 シエルの声に、バルガが驚いたように振り返る。


「……何かいるんですか?」


「まだ分かりません。でも、森の中に何かが潜んでいる可能性があります」


「……分かりました!」


 バルガはすぐに御者たちへ声を掛けた。


「全車、停止してください!」


 指示を受けた御者たちが手綱を引き、三台の馬車が次々と速度を落としていく。


 やがて商隊が完全に停止すると、周囲に緊張した空気が広がった。


「……ユウト」


「ああ」


 シエルが声を掛けると、ユウトは短く頷いた。


「シア、リト。二人は馬車の警護をお願い。何が出てくるか分からないから、離れないでね」


「了解っす!」


「分かった」


 二人はそれぞれ馬車の前後へ移動し、周囲を警戒し始めた。


「……俺は?」


「あなたは私と一緒に確認するわよ」


「おう!」


 ユウトはシエルと並び、森へ視線を向けた。


 馬車の周囲では、商人たちが不安そうに様子を窺っている。


 護衛依頼を受けている以上、何が現れようと、まずは彼らと荷物を守ることが優先だった。


(……補佐機構、何か分かるか?)


『周辺の魔力反応を解析中です』


(……頼むぞ)


 その直後だった。


 ――ガサガサガサッ!!


「……来る!」


 シエルが叫んだ。


 森の木々が大きく揺れ、太い枝が折れる音が響く。


 そして次の瞬間――。


「グルァァァァァァッ!!」


 凄まじい咆哮とともに、巨大な魔獣が森から飛び出してきた。


「……でかっ!」


 ユウトは思わず声を上げた。


 現れたのは、四本の太い脚を持つ熊のような魔獣だった。


 全身は灰色の毛で覆われ、巨大な口には鋭い牙が並んでいる。


 さらに、額からは二本の角が突き出していた。


 普通の熊とは明らかに異なる姿だが、その巨体と鋭い爪だけでも十分な脅威に見えた。


「グルルルル……!」


 魔獣は低く唸りながら、商隊の方へ顔を向けている。


 その視線は、明らかに馬車を捉えていた。


「……まずい!」


 バルガの顔色が変わった。


「……知ってるの?」


 ユウトが尋ねる。


「あれは……グレイホーンベアです!」


「……熊?」


「ええ! 危険度Bに指定されている魔獣ですよ!」


「……B?」


 ユウトが目を丸くした。


 昨日、鉱山で遭遇したブラックアームドビーストは危険度C+だった。


 つまり、目の前の魔獣はそれ以上に危険な存在ということになる。


 バルガは青ざめた表情で続けた。


「皆さん、逃げてください!」


「……え? なんで?」


「Eランクの冒険者が相手をするような魔獣ではありません! まともに戦えば命に関わります!」


「いや、でも……」


「荷物は構いません! 命を優先してください!」


 バルガは必死だった。


 商隊にとって荷物は大切な商品であり、失えば大きな損失になる。


 しかし、それでも人命には代えられないと判断したのだろう。


 そんなバルガを見て、ユウトは少しだけ表情を引き締めた。


「……それは駄目だろ」


「……え?」


「俺たち、護衛なんだから」


 ユウトは三台の馬車へ視線を向けた。


 そこにはルーンガルドで仕入れた商品が積まれている。


 バルガたちが時間を掛けて集め、大切に運ぼうとしている荷物だ。


 それを簡単に見捨てるわけにはいかなかった。


「……ですが!」


 バルガが何か言いかけた、その時だった。


『解析が完了しました』


(……おっ!)


『対象名称、グレイホーンベア』


『危険度B』


『固有スキル【魔法障壁】を確認』


『魔法攻撃によるダメージを半減します』


(……魔法障壁!?)


 ユウトの目が輝いた。


 魔法攻撃の威力を半減させるというのなら、かなり便利な能力ではないだろうか。


 しかも、これまでに持っていなかった種類の防御能力だ。


(……これは欲しい!)


「……おっ! いいスキルがやってきたじゃん!」


「……何を言ってるんですか!?」


 バルガが驚いたように叫んだ。


「早く逃げてください!」


「大丈夫だって!」


 ユウトは笑顔で答えると、仲間たちへ声を掛けた。


「……シア!」


「了解っす!」


 シアが馬車の前へ立ち、周囲を警戒する。


「リト!」


「分かってる!」


 リトも反対側へ移動し、剣を抜いた。


「二人は馬車を頼む!」


「任せるっす!」


「そっちは任せたぞ、アニキ!」


「シエルはバルガさんたちをお願い!」


「分かったわ」


 シエルも頷き、商人たちの近くへ移動した。


 その様子を見たバルガが、困惑したように目を瞬かせる。


「……ユウトさん?」


「……何?」


「まさか、一人であの魔獣を相手にするつもりですか?」


「うん!」


「無茶です!」


「……大丈夫!」


 ユウトは軽く手を振った。


 しかし、バルガはまったく安心できない様子だった。


 その時、グレイホーンベアが再び咆哮した。


「グルァァァァァ!!」


「……来るぞ!」


 リトが叫ぶ。


 魔獣は地面を蹴り、街道へ向かって突進を始めた。


 巨体に似合わない速度で距離を詰めてくる。


 そして、その進行方向には――。


「……馬車っす!」


 シアが声を上げた。


「……させるか!」


 ユウトは勢いよく地面を蹴った。


 馬車へ向かう魔獣の前へ、一気に飛び出す。


「ユウトさん!!」


 バルガの悲鳴にも似た声が響いた。


 しかし、ユウトは振り返らなかった。


 目の前では、グレイホーンベアが巨大な前脚を振り上げている。


「グルァァァ!!」


「……よっ!」


 ――ブォンッ!!


 鋭い爪が空気を切り裂いた。


 ユウトは軽く身体を横へずらし、その一撃を躱す。


 直後、爪が地面へ叩きつけられ、土が大きく抉れた。


「……危ない!」


 バルガが思わず叫ぶ。


「大丈夫だって!」


 ユウトはそう答えながら、すでに次の動作へ移っていた。


 グレイホーンベアは前脚を振り下ろした直後で、体勢が僅かに崩れている。


 その隙を見逃さず、ユウトは一気に懐へ潜り込んだ。


「……ちょっと寝てろ!」


 握り締めた拳を、魔獣の腹部へ叩き込む。


 ――ドゴォン!!


「グガッ!?」


 鈍い衝撃音とともに、グレイホーンベアの巨体が浮き上がった。


 そのまま横へ吹き飛ばされ、街道脇の地面へ叩きつけられる。


 ――ドォン!


「…………え?」


 バルガは口を開けたまま固まった。


 危険度Bの魔獣が、小柄な冒険者の拳一つで吹き飛ばされたのだ。


 しかし、驚く暇もなく、グレイホーンベアは再び動き始めた。


「グ、グルァァァァ!!」


 魔獣は四肢を踏ん張り、ゆっくりと立ち上がる。


 明らかに先ほどの一撃が効いているようだったが、まだ戦意を失ってはいないらしい。


「……おっ! まだ立つのか!」


 ユウトが感心したように声を上げた。


「さすが危険度B!」


「感心している場合ですか!?」


 バルガが思わず叫ぶ。


 しかし、シアはそんな彼を見て楽しそうに笑った。


「大丈夫っすよ!」


「……え?」


「主、全然本気じゃないっすから!」


「…………はい?」


 バルガは何を言われたのか理解できなかった。


 あれほど巨大な魔獣を殴り飛ばしたというのに、まだ本気ではないというのか。


 そんな疑問に答える間もなく、グレイホーンベアが再び動き出した。


「グルァァァァ!!」


 今度は頭を低く構え、額の二本の角を前方へ向けている。


 どうやら、角を使って突進するつもりらしい。


「……ユウト!」


 シエルが声を上げる。


「分かってる!」


 ユウトは迫ってくる魔獣を見つめ、僅かに腰を落とした。


 あの巨体を真正面から受け止めれば、後ろの馬車にまで衝撃が伝わるかもしれない。


 それなら、進む方向を変えてやればいい。


「……よっと!」


 魔獣が目前まで迫った瞬間、ユウトは二本の角を避けるように身体を横へ滑らせた。


 そして、すれ違いざまに片方の角の根元を掴む。


 ――ガシッ!!


「グルッ!?」


 ユウトはそのまま力を込め、突進の勢いを利用するように魔獣の頭を横へ向けた。


 突然進行方向を変えられたグレイホーンベアは、太い脚で地面を踏ん張ったものの、思うように身体を動かせない。


 足元の土が大きく抉れ、魔獣の巨体が街道脇へと向きを変えていく。


「……止まれって!」


 ユウトがさらに腕へ力を込めた。


 すると、あれほど勢いよく突進していたグレイホーンベアの動きが、完全に止まった。


「…………」


 バルガは目の前の光景を信じられなかった。


 危険度Bの魔獣が、たった一人の冒険者によって力ずくで押さえ込まれている。


 しかも、ユウトの表情にはほとんど余裕が残っていた。


「……嘘でしょう……」


 バルガが呟く。


 そんな彼の横から、シアが元気よく声を掛けた。


「主ー! 荷物は無事っす!」


「今それ言わなくてもいいだろ!」


「なんか余裕そうっすから!」


「……そうだけどよ!」


 ユウトが言い返すと、グレイホーンベアが再び暴れ始めた。


「グルァァァァ!!」


 頭を激しく振り、掴まれた角を振りほどこうとする。


「……うるさいな!」


 ユウトは魔獣の動きを見極めると、角を掴んでいた手を離した。


 自由になった頭が僅かに持ち上がる。


 その瞬間、ユウトは一歩踏み込み、拳を握った。


「……せいっ!」


 ――ドゴォォォン!!


「グガァッ――!」


 拳がグレイホーンベアの顔面を捉えた。


 凄まじい衝撃によって魔獣の巨体が横へ弾き飛ばされ、地面を滑っていく。


 そして数メートル先で動きを止めると、そのまま力なく倒れ込んだ。


「…………」


 周囲が静まり返った。


 先ほどまで響いていた咆哮も、重い足音も聞こえない。


 グレイホーンベアは地面に横たわったまま、動かなくなっていた。


「……よし!」


 ユウトは満足そうに頷いた。


「……終わり!」


 その声を聞いて、シアが嬉しそうに駆け寄ってくる。


「主! さすがっす!」


「……相変わらず無茶苦茶だな」


 リトも苦笑しながら剣を収めた。


「……怪我はなさそうね」


 シエルがユウトの身体を確認する。


「おう! 余裕だったぞ!」


「でしょうね」


 シエルも小さく頷き、周囲への警戒を緩めた。


 馬車も荷物も無事だった。


 どうやら、商隊への被害は一切出ていないらしい。


 しかし、一人だけ動けなくなっている者がいた。


「…………」


 バルガだった。


「……バルガさん?」


 ユウトが不思議そうに顔を覗き込む。


「……どうしたの?」


「…………」


 バルガはゆっくりと倒れた魔獣へ視線を向けた。


 そして、再びユウトを見る。


「……今の」


「……うん?」


「……危険度Bですよ?」


「そうみたいだな!」


「…………」


 バルガは言葉を失った。


 グレイホーンベアは、一般的な冒険者でも簡単に対処できる相手ではない。


 まして、Eランクの冒険者が一人で相手をするなど、普通なら無謀としか言いようがなかった。


 しかし、目の前ではその魔獣が倒れている。


 しかも、ユウトは傷一つ負っていなかった。


「……皆さん」


 バルガが何とか声を絞り出した。


「本当にEランクなんですか?」


「そうだよ!」


「なったばっかりっす!」


「つい最近だな」


 リトが苦笑しながら付け加える。


「…………」


 バルガはゆっくりと首を横に振った。


「……そういう意味ではありません」


「主! 信用されてないっす!」


「ちゃんとギルドカード見せる!?」


「そういう意味でもありません!」


「じゃあ、どういう意味!?」


 ユウトが不思議そうに尋ねる。


 しかし、バルガには答える言葉が見つからなかった。


 ルーンガルドで討伐隊を救助したと聞いた時も、驚きはしたものの、詳しい状況までは分かっていなかった。


 だが、今は違う。


 目の前で危険度Bの魔獣を相手に、ほとんど一人で戦い抜く姿を見てしまったのだ。


 そして何より、ユウトにとっては特別なことではないらしい。


「……護衛だからさ」


 ユウトが笑顔で答える。


「依頼を受けた以上、ちゃんと守らないとな!」


「…………」


 バルガはしばらくユウトを見つめた。


 危険度Bの魔獣を倒したことよりも、その行動を当たり前のように話すことに驚いていた。


 彼らにとっては、これが普通なのだろうか。


「……とんでもない人たちに依頼してしまったのかもしれませんね」


「……なんか言った?」


「いえ」


 バルガは苦笑した。


「何でもありません」


「……変なの」


「主に言われたくないと思うっす!」


「なんでだよ!」


 いつもの調子で言い合いを始めるユウトとシア。


 その様子を見たバルガは、もう驚くのも疲れてしまったようだった。


「……さて」


 シエルが周囲を見回した。


「他の魔物はいなさそうね」


「……じゃあ、出発する?」


 ユウトが尋ねる。


「その前に」


 シエルは倒れたグレイホーンベアへ視線を向けた。


「……あなた、忘れてない?」


「…………」


 ユウトは一瞬考えた。


 そして――。


「……あっ!」


 目が輝いた。


「そうだった!」


 ユウトは嬉しそうに倒れた魔獣へ駆け寄る。


「……暴食進化!」


「やっぱり食うんすね!」


 シアが声を上げる。


「危険度Bだぞ!? せっかくだし!」


「そこ基準なのかよ!」


 リトが呆れたように突っ込んだ。


 しかし、ユウトはすでに能力を発動していた。


 倒れたグレイホーンベアの身体が、少しずつ黒い霧に包まれていく。


 灰色の毛も、巨大な四肢も、額から伸びた二本の角も、霧の中へ溶け込むように消えていった。


(……頼むぞ!)


 ユウトは先ほど補佐機構が解析した固有スキルを思い出した。


 魔法障壁。


 魔法攻撃の威力を半減させる能力なら、ぜひとも手に入れておきたい。


 そんな期待を胸に、消えゆく魔獣を見つめていた。


 しかし――。


「…………」


 その光景を見ていたバルガだけは、完全に固まっていた。


 先ほどまで巨大な魔獣が倒れていた場所に、今は黒い霧が立ち込めている。


 しかも、その霧はユウトの方へ集まり、やがて消えていくではないか。


「…………」


 バルガは何度か瞬きをした。


 そして、恐る恐る口を開く。


「……あの」


「……ん?」


「……今、食べるって言いました?」


「……あっ」


 ユウトが振り返った。


 そういえば、バルガには暴食進化について何も説明していなかった。


 もっとも、どう説明したところで、簡単に理解してもらえるとも思えない。


「……これ、説明した方がいい?」


「…………」


 バルガはしばらく考えた。


 巨大な魔獣を拳で吹き飛ばし、角を掴んで突進を止め、最後には黒い霧に変えて消してしまう冒険者。


 それも、自分が護衛として雇ったEランクの冒険者だという。


 もはや何から質問すればいいのかすら分からなかった。


「……もう、好きにしてください……」


「……え?」


 ユウトが首を傾げる。


「主! 諦めたっす!」


「……誰のせいだよ」


 リトが呆れたように呟く。


 シエルはそんな三人を眺めながら、小さくため息を吐いた。


「……とにかく、もう出発するわよ。これ以上遅れると、今日の予定に間に合わなくなるでしょう?」


「……おう!」


「了解っす!」


 ユウトたちはそれぞれの護衛位置へ戻っていった。


 バルガもようやく我に返り、御者たちへ出発の指示を出す。


 三台の馬車がゆっくりと動き始め、再び街道を進み出した。


 帰路初日。


 商隊を襲った危険度Bのグレイホーンベアは、昇格したばかりのEランク冒険者によって、あっさりと倒されてしまった。


 そして、バルガはようやく理解した。


 ルーンガルドで討伐隊を救助したという話も、決して大袈裟なものではなかったのだろう。


 彼らは自分が思っていた以上に、規格外の冒険者たちだったのだ。


 バルガは前方を歩くユウトたちの背中を見つめながら、小さく息を吐いた。


 往路で何も起こらなかったことは、自分たちにとって相当幸運だったのかもしれない。


 少なくとも、あの時から彼らの本当の実力を知っていたら、ここまで気楽に旅を続けられたかどうかは分からなかった。


「……本当に、すごい人たちですね」


 バルガの呟きは、馬車の車輪が刻む音に紛れて消えていった。

第288話を読んでいただきありがとうございます!


商隊の前に姿を現したのは、危険度Bのグレイホーンベア。


Eランクでは相手にならない魔獣を前に、バルガは撤退を促しますが――ユウトたちにとっては、そこまでの脅威ではありませんでした。


そしてついに、その実力を目の当たりにしてしまったバルガ。


「本当にEランクなんですか?」


――はい、間違いなくEランクです。


ただし、バルガが聞きたいのはそういうことではなさそうです。


帰路はまだ始まったばかり。


このまま商隊を無事アルヴェインまで送り届けることができるのでしょうか。


次回もぜひお楽しみに!


「面白い!」「続きが気になる!」と思っていただけましたら、ブックマークや評価で応援していただけると、とても励みになります!


それでは、また次回お会いしましょう!

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