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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー
第二章 広がる世界

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208/215

第二百八話 闇の出所

皇帝を蝕む黒い霧。

その発生源は……


謎の核心へと近づくユウトたち。

それでは、第208話をお楽しみください!

 皇帝が運ばれた後、執務室には重苦しい静寂だけが残っていた。


 近衛騎士たちは誰一人として口を開かない。


 目の前で起きた出来事が、まだ受け入れられずにいた。


「……説明していただけますか」


 一人の壮年の騎士が前へ出る。


 他の近衛騎士よりも豪華な鎧を纏ったその男は、真っ直ぐユウトたちを見据えた。


「私は近衛騎士団長、ガレスです」


「陛下の身に、一体何が起きているのです?」


 ユウトは小さく息を吐く。


「……正直、俺たちにも全部は分からないんだ」


「ただ一つだけ言えるのは、陛下は何者かに精神を侵されているってことくらいだ」


 ガレスは拳を強く握った。


「やはり……」


「心当たりがあるのか?」


「ここ数日ほど前から、陛下は毎夜のように王城の地下へ向かわれていました」


「地下?」


「はい」


「初代皇帝の時代より封鎖されている区画です。我々近衛騎士ですら立ち入ることは許されておりません」


 ユウトたちは顔を見合わせる。


 胸騒ぎがした。



《解析を継続します》


《未知魔力反応を追跡中》


《発生源を検索しています》



 補佐機構の文字が浮かび上がる。


 数秒後――。



《発生源を特定》


《王城地下深部》


《一致率 91.3%》



「ビンゴ!とにかく怪しいのは地下だ」


 ユウトは静かに呟いた。


「黒い霧の発生源はそこにある」


 シエルが小さく頷く。


「……行くしかないわね」


 リトは肩を鳴らした。


「やっと敵の尻尾が見えてきたな!」


 シアは拳を握る。


「今度こそ捕まえるっす!」


「油断はするなよ」


 ユウトは補佐機構の表示を見つめたまま言う。


「嫌な予感しかしない……」


 その場にいた全員が静かに頷いた。


 黒い霧の正体。


 皇帝を操る存在。


 その全てが王城の地下に眠っている。


 ユウトたちは準備を整えると、地下へと続く古びた階段へ足を踏み入れた。


 そこには、まだ誰も知らない闇が待ち受けていた――。

第208話を読んでいただきありがとうございます!


ついに舞台は王城地下へ。

古代文明の遺跡、未知の魔力、そして隠された真実――ここから物語が一気に動き始めます!


「面白い!」「続きが気になる!」と思っていただけましたら、ブックマークや高評価で応援していただけると、とても励みになります!


それでは、また次回お会いしましょう!

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