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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー
第二章 広がる世界

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201/204

第二百一話 帝国図書館

いつもお読みいただきありがとうございます!


王城で束の間の休息を終えたユウトたち。


いよいよ帝国を訪れた本来の目的――古代文字の調査が始まります。


この図書館で、彼らはどんな発見をするのでしょうか。


それでは、第201話をお楽しみください!

 翌朝――。


「ふわぁぁぁ……」


 ユウトは大きく伸びをしながらベッドから起き上がった。


「昨日はよく眠れたなぁ」


「主ぃ……あと五分っす……」


 シアは布団に顔を埋めたまま動こうとしない。


「お前は昨日あれだけ寝転がってたろ」


 リトが呆れたように声を掛ける。


「ベッドが良すぎるのが悪いんす……」


「良くても悪くてもいつも起きねぇだろうが……」


 そんなやり取りを見ながら、シエルが小さく笑う。


「朝食の時間よ。ルシアンを待たせるわけにはいかないでしょう?」


「うぅ……」


 シアは名残惜しそうにベッドへ頬ずりしてから、ようやく立ち上がった。



 朝食を終えると、ルシアンが嬉しそうにやって来た。


「みんな、お待たせ!今日は図書館だよ!」


「待ってました!」


 ユウトは勢いよく立ち上がる。


「俺たちが帝国まで来た目的だからな」


「きっと気になる本がたくさんあるっす!」


 シアも目を輝かせていた。


「ふふっ、それじゃあ案内するね」


 ルシアンに連れられ、一行は王城の奥へと歩いていく。


 しばらく進むと、一際大きな建物が姿を現した。


「…………」


「…………」


 ユウトとシアの口が同時に開く。


「でかっ!」


「でかいっす!」


 目の前に広がるのは、まるで宮殿のような巨大な建築物。


 白い石造りの外壁には繊細な装飾が施され、高くそびえる塔が青空へ伸びている。


「ここが帝国図書館だよ」


 ルシアンが誇らしげに微笑む。


「帝国中の本が集まっているんだ」


「帝国中って……」


 ユウトは思わず苦笑する。


「全部読むだけで一生終わるだろ」


「二生くらい必要っす!」


 シアも真剣な顔で頷いた。


「その前に迷子になりそうだけどな」


 リトがぽつりと呟く。


「それは否定できないっす」


 そんな会話を交わしながら、中へ足を踏み入れた。


「わぁ……」


 思わず息を呑む。


 天井まで届く本棚。


 無数に並ぶ書架。


 紙とインクの香りが静かな空間を包み込み、多くの人々が思い思いに本を手に取っていた。


「これは……すごいな」


 ユウトが思わず見惚れていると、一人の女性がゆっくりと歩み寄ってきた。


「ようこそ、帝国図書館へ。」


 深緑色のローブを纏った女性は、優雅に一礼する。


「私は当館の司書、エレナと申します」


「陛下より事情は伺っております」


「古代文字についてお調べとのことですね」


「はい!」


 ユウトは力強く頷く。


 エレナは穏やかに微笑んだ。


「それでは、こちらへどうぞ」


 一行は図書館の奥へ案内される。


 やがて辿り着いた一角には、古びた書物や石版が数多く保管されていた。


「こちらが古代文字に関する資料です」


 ユウトたちは思わず固まる。


「…………」


「…………」


 棚一面。


 いや、それどころではない。


 部屋そのものが古代文字の資料で埋め尽くされていた。


「これ……全部ですか?」


 ユウトが恐る恐る尋ねる。


「はい」


 エレナはにこやかに頷く。


「現在判明している資料は、すべてこちらにございます」


「…………」


 シアは静かに資料の山を見つめ――


「あっ!用事思い出したっす」


「来たばかりの街でそんなもんねぇだろ!」


 ユウトが即座にツッコむ。


 図書館の一角に、小さな笑い声が広がった。


 エレナも口元へ手を当て、くすりと微笑む。


「ご安心ください」


「古代文字は現在も解読が進められておりますが、その多くは未だ意味が判明しておりません」


「私たちも研究を続けておりますので、お力になれることがあれば何でもお申し付けください」


「ありがとうございます」


 ユウトは一礼すると、改めて古びた本棚へ目を向けた。


(……ここなら、何かわかるかもしれない。)


 そう思いながら、一冊の古い本へ静かに手を伸ばえた。

最後までお読みいただきありがとうございました!


ついに帝国図書館へやってきました!


広大な蔵書を前に、ユウトたちの古代文字調査がいよいよ本格的に始まります。


面白いと思っていただけましたら、ブックマークや評価で応援していただけると、とても励みになります!


それでは、また次回お会いしましょう!

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