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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


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第十三話 冒険者ギルド

第十三話です!

冒険者ギルドへ突入します!

大きかった。


 ユウトは思わず見上げる。


「おぉ……」


 冒険者ギルド。


 石造りの巨大な建物。


 入口だけでも酒場より広い。


 冒険者たちが次々と出入りしている。


「マジでギルドだ……」


「だから何度も言ってる」


 シエルは呆れたように言った。


 だがユウトの興奮は止まらない。


「いやだってギルドだぞ!?」


「うるさい」


「すみません」


 反射的に謝った。



 中へ入った瞬間。


 空気が変わる。


 酒の匂い。


 武器の音。


 依頼書が貼られた巨大な掲示板。


 そして大量の冒険者。


「すげぇ……」


 完全に異世界だった。


 ユウトはキョロキョロと周囲を見回す。


 すると。


 ドン。


「うおっ」


 また誰かにぶつかった。


 今日はよくぶつかる日らしい。


「前見ろよ坊主」


「すみません!」


 即謝罪。


 冒険者は怪訝そうな顔をしたが、そのまま去っていった。


 ユウトはほっと息を吐く。


「怖ぇ……」


「あなた終焉竜でしょう」


「関係ないだろ!」


 人間相手は普通に怖い。


 終焉竜なのに。



 その時。


 ユウトの視界に一枚の依頼書が入った。


【ホーンウルフ討伐】


危険度:D


推奨冒険者ランク:F


「おっ」


 思わず見入る。


 すると。


 頭の中で何かが反応した。


《解析開始》


「え?」


 次の瞬間。


 依頼書の情報が増えた。


【ホーンウルフ】


危険度:D


群れ行動:あり


脅威評価:低


総合判定:

《一般冒険者向け》


「おぉぉ!?」


 ユウトは思わず声を上げた。


「なに今!?」


 シエルが振り返る。


「どうしたの?」


「なんか見えた!」


「また?」


「またってなんだよ!」


 だがシエルは少し考え込んだ。


「……終焉竜の権能かもしれない」


「権能?」


「分からない」


「お前そればっかだな!」



 その時。


 ギルドの奥から歓声が上がった。


「おぉぉぉぉ!」


「帰ってきたぞ!」


 冒険者たちがざわめく。


 視線の先。


 そこには巨大な熊の魔物を引きずるパーティーがいた。


 歴戦の冒険者たち。


 見るからに強い。


 ユウトは思わず呟く。


「すげぇ……」


 するとシエルが首を傾げる。


「そう?」


「いや強そうだろ」


「普通」


「お前基準おかしいからな!?」


 だがその時だった。


 頭の中で再び声が響く。


《対象を解析します》


 ユウトは目を見開く。


 冒険者たちの頭上に文字が浮かんでいた。


【人族】


脅威評価:D


剣術適性:C


危険度:低


「えっ」


 さらに隣。


【人族】


脅威評価:C


火属性適性:B


危険度:中


「えぇぇぇ!?」


 ユウトは思わず声を上げた。


 どうやら。


 自分のステータスだけではなく。


 他人を解析する能力まで手に入れ始めているらしい。


 だが数値は見えない。


 分かるのは危険度と適性だけ。


 それでも十分だった。


「シエル!」


「なに」


「俺、新しい能力覚えたかもしれん!」


「そう」


「反応薄っ!?」


 シエルはいつも通りだった。


 だが。


 彼女の頭上を見た瞬間。


 ユウトは固まった。


【古代白銀竜】


危険度:SS


脅威評価:A


魔力制御:S


竜術適性:S


総合評価:

《高位古代竜種》


「うわぁ……」


「なに」


「いや……」


 ユウトは思った。


 やっぱりこの人。


 めちゃくちゃ強い。


 そして同時に。


 自分の評価を見てみたい気持ちも湧いてきた。


 終焉竜の幼体。


 今の自分は、一体どれくらいなのだろうか。

次回はいよいよ冒険者登録かもしれません。

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