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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


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第百十七話 暴食

 第二章が始まりました。


 進化の代償としてレベル1になってしまったユウト。


 ですが落ち込んでいる暇はありません。


 レベル上げの時間です。

 ユウトはギルドの依頼掲示板の前に立っていた。


 真剣な顔である。


 非常に真剣な顔である。


「主」


 シアが声を掛ける。


「何をそんなに真剣に見てるんすか?」


「経験値」


 即答だった。


「それは依頼っす」


「経験値だ」


 譲らない。


 シエルがため息を吐いた。


「どちらでもいいから早く選びなさい」




 結局選んだのはアイアンボア討伐依頼だった。


 森の奥に生息する大型魔物。


 硬い皮膚が特徴らしい。


「経験値の予感がする」


「意味が分からないっす」




 数時間後。


 森の奥で目的の魔物はすぐに見つかった。


 巨大な猪。


 全身を金属のような皮膚が覆っている。


「おぉ」


 ユウトが目を輝かせた。


「強そうだな」


「それなりには」


 シエルが頷く。


「でも今のあなたなら問題なさそうね」



 アイアンボアが突進する。


 地面が揺れる。


 だがユウトは避けない。


 拳を握る。


 そして正面から迎え撃った。



 ドォォォン!!



 衝撃。


 次の瞬間。


 アイアンボアの巨体が吹き飛んだ。


 木を数本なぎ倒しながら転がる。


 そのまま動かなくなった


「……」


「……」


「……」


「レベル1?」


 シアが呟く。


「レベル1ね」


 シエルも頷いた。


「レベル1だぞ?」


 ユウトが言う。


「説得力ゼロっす」


 即答だった。


 その後。


 討伐証明を回収する。


 そしてユウトはアイアンボアを見る。


「食うか」


「え?食べるの?」


「あーしもお腹すいたっす」


 そんな気はしてたがシアは乗り気だった。


 暴食発動。



《スキルを獲得しました》


《硬化》



「おっ」


 ユウトが目を輝かせる。


 当たりだった。



《レベルが上昇しました》


《レベル2》



「よし!」


 ユウトが拳を握る。


「一つ上がった!」


「喜びの基準が低いっす」


 だがユウトは笑っていた。


 レベル1。そこからの再スタート。


 悪くないと、そう思えた。

 第百十七話をお読みいただきありがとうございました!


 第二章最初の依頼回でした。


 レベルは1になってしまいましたが、ユウト自身はしっかり強くなっているようです。


 そして久しぶりの暴食も発動。


 ここからは成長を楽しみながら、新たな冒険を進めていくことになります。


 それではまた次回!

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― 新着の感想 ―
クリッカーものの転生システムみたいにレベル一に戻ってもゼロではないみたいな要素が欲しかったり
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