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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


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第百十六話 再スタート

 第一章を読んでいただきありがとうございました!


 今回から第二章スタートです。


 進化を果たしたユウトですが、どうやらそう簡単にはいかないようで……?

「レベル1……」


 ユウトは呆然としていた。


 目の前には見慣れたステータス画面。


 だが見慣れない数字。


 いや、できればもう見たくない数字。



 《レベル:1》



「いや、おかしいだろ」


 もう一度見る。



 《レベル:1》



「補佐機構、俺のレベルは?」



 《マスターは現在レベル1です。》



「マジか……」


「ん?マスターなんて呼び方してたっけ?」



 《マスターの成長に応じて私も成長していきます》



「へー。成長自体はしてるのか……その他ステータスはどうなってる?」


HP:5678


MP:9999


筋力:589


防御:657


敏捷:231


「……へ?レベル1?これで?もうチートだろこれ…MPだけ前と変わってないし」


「ひとまずレベルが1になったことだけみんなに伝えておこう…」 



「という訳でレベル1になった」


 朝食を食べながら報告する。


 シエルがパンを食べる手を止めた。


「何故そんな他人事みたいなの?」


「他人事じゃないぞ」


「十分他人事に聞こえるっす」


 シアも呆れていた。


「進化したら初期化された」


「へぇ」


「へぇじゃない」


 ユウトが机を叩く。


「俺はショックなんだぞ!」


「でも強くなったんでしょう?」


 シエルの言葉にユウトが止まる。


「まあ……そこはそうらしい」


「なら問題ないわね」


「問題あるだろ!」


 即答だった。


 シアが笑う。


「主は数字が好きっすね」


「好きじゃない」


「好きっす」


「好きよね」


 シエルまで乗ってきた。


 酷かった。




 その時。


 ギルドの扉が開く。


「魔物討伐依頼だ!」


 冒険者の声が響いた。


 ユウトの耳がぴくりと動く。


「経験値」


 立ち上がる。


「経験値だ」


 さらに立ち上がる。


「経験値が俺を呼んでいる!」


「落ち着きなさい」


 シエルに頭を叩かれた。


 だがユウトの目は本気だった。


 レベル1ならば上げればいい。


 幸いやることは昔から変わらない。


 戦う。


 食べる。


 強くなる。


 それだけだ。


「よし!」


 ユウトは立ち上がる。


「第二回レベル上げ生活開始だ!」


 その言葉にシアが吹き出した。


 シエルは呆れたようにため息を吐く。


 こうして終焉竜王の長い長いレベル上げ生活が再び始まるのだった。

 第百十六話をお読みいただきありがとうございました!


 第二章開幕です!


 進化によってレベルは1へ戻ってしまいましたが、その中身は以前とはまったく別物となっています。


 そして補佐機構にも少しずつ変化が現れ始めました。


 ここからは再び成長を楽しみながら、新たな冒険へと進んでいきます。


 第二章もどうぞよろしくお願いいたします!


 それではまた次回!

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