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転生したら最強種だけどレベルが最弱でした。  作者: マッティー


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第百十五話 進化の結果

 研究所事件を乗り越え、進化を果たしたユウト。


 ようやく一息ついた彼は、自身の変化を確認することにしました。


 そして第一章も今回で一区切りとなります。

 《個体名:ユウト》


 見慣れた文字が浮かび上がる。


 ユウトは少し期待していた。


 研究所。


 黒幕。


 進化。


 色々あった。


 きっと凄いことになっている。


 そんな予感がしていた。


 そして次の文字が表示される。



 《種族:終焉竜王(幼年体)》



「おぉ」


 何か凄そうだった。


 よく分からないが凄そうだった。


 そしてさらに下へ視線を移す。




 《レベル:1》




「…………」



 沈黙。



 数秒。



 思考停止。




「は?」


 思わず声が漏れた。


 見間違いだろう。


 もう一度見る。




 《レベル:1》




「いやいやいやいやいや!」


 ベッドから飛び起きた。


 何かの間違いだ。


 そうに違いない。


「補佐機構!」


《はい》


「レベルが1なんだけど!?」


《正常です》


「正常じゃないだろ!?」


 即答だった。


《進化に伴いレベルは初期化されました》


「初期化…だと!?」




 初期化。




 嫌な言葉だった。




「つまり?」


《レベル1です》


「知ってる!見りゃ分かるよ!」


 ユウトが叫ぶ。


 補佐機構は冷静だった。


 いつも通り。


《個体性能は進化前を大きく上回っています》


「それなら最初に言え!」


 少し安心した。


 少しだけ。


 だが問題は残る。


「じゃあ俺またレベル上げやり直し?」



《はい》



「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」


 頭を抱えた。


 ようやく強くなったと思ったのに。


 またレベル1。


 また最初から。


 理不尽だった。


 だが不思議と嫌ではなかった。


 前とは違う。


 仲間もいる。


 帰る場所もある。


 そしてまだ見たことのない景色が待っている。



「まあ」


 ユウトは笑った。


「何とかなるか」


 その言葉に補佐機構が答える。



《肯定》


《何とかなります》



 少しだけ機械らしくない返答だった。


 ユウトは苦笑する。


「だよな」



 レベル1。



 だが。



 物語はまだ始まったばかりだ。




 第一章 完

 第一章最終話をお読みいただきありがとうございました!


 ユウトの旅はレベル1から始まり、そして再びレベル1へ戻ってきました。


 ですが最初の頃とは違い、今のユウトには仲間がいて、帰る場所があり、積み重ねてきた経験があります。


 研究所事件を通して得たものは決して小さくありません。


 そして物語はここで終わりではなく、新たな冒険へと続いていきます。


 ここまで第一章を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!


 それでは第二章でお会いしましょう!

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