86.水蛇の討伐依頼
リアルの時間関係上、こういう短いのをこまめに出していく感じになると思います。本当にごめんなさい!
長期休暇に入ってから早くも2週間が経ち、僕は王都にあるカイトさんの家––––オルフェル家所有の屋敷を拠点にさせてもらい、冒険者活動をしている。
ちなみにルイ様とカナツ様は忙しいらしく、僕と1日顔を合わせて本家の方へと帰っていった。
そんなある日、いつも通りカウンターに行くと受付嬢さんが困った顔で話しかけてきた。
「水蛇の群れ、ですか?」
「村の水源の近くに現れたらしくてね。
ランク的にはBランクパーティが好ましいんだけど、今は別の依頼で出はらっててさぁ。
君の実力ならパーティじゃなくても大丈夫だと組合も判断したみたいだし、行ってくれない?
報酬は弾むからさぁ……」
どうやら先行調査によると水蛇の繁殖がかなり進んでいるらしく、すぐにでも冒険者を向かわせないと村が危険な状態らしい。
「わかりました……討伐でいいんですよね?」
「ええ、無理だと思ったら村の人に知らせてすぐに戻ってきて大丈夫だからね。」
そんなこんなで翌日。
長旅用に準備した時空カバンを背負い、僕はオルフェル家を出発する。
そうして馬車にゆられること2日。
僕は目的地の村へと到着した。
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早速村長へ依頼で来たことを伝えに行こうと、外にいた村の人に「村長の家の場所はどこ?」と聞く。
すると村の人は親切に方角を指さして、とてもわかりやすく道を説明してくれた。
「この村の人は親切だねぇ。」
[それはレクトが子供だから…….]
「メモ、言わせないでよ?」
[……]
僕、知らないよ?
村人達から暖かな視線で見守られてるなんて、そんなこと知らないからね?
言われた通りに進んでいくと、この村で一際大きい木造の家へたどり着く。
ドアの前に立って『コンコン』とノックを鳴らすと、しばらくして中から60代くらいの杖をついたおじいちゃんが出てきた。
「む、どうしたんじゃ?見ない顔だが……」
「水蛇の依頼を受けて来ました、Bランク冒険者のレクトです。」
「そなたがBランク冒険者?そうは見えぬがのぉ。」
「……はい、これ。」
僕が時空カバンから冒険者カードを取り出して見せると村長の表情は真っ青になり、土下座する勢いで謝罪した。




