85.夏の長期休暇(夏休み)
授業にだいぶ馴染み1学期の期末テストが近づいてきた頃、いつも通り実技の授業を受けていた僕の頭の中に懐かしい声が響いた。
[戻りました。]
(っ!メモ?)
本当にいきなりのことだったので思わず放とうとしていた魔法が暴発しかけたが、なんとか抑える。
(ビックリしたぁ!……じゃなくて、なんで2ヶ月も返事してくれなかったの!)
[ごめんなさいレクト、思った以上に"エラー"の処理に時間がかかりました。]
聞けば記憶の世界で異変が起きたらしく、それの処理に時間がかかっていたらしい。
(じゃあもう平気なの?)
[おそらくは大丈夫です。]
(……事情はわかったよ。
でも、次からはちゃんと僕に話してから行って。
もう帰ってこないかと思った……)
[……わかりました。]
この日はご飯を食べている時も、帰る時も、寝る時も、ずっとメモと話し続けたのであった。
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「アルマー!期末テストどうだった?」
「97点だ。レクトは?」
「僕は……100点!勝負は僕の勝ちでいいよね!?」
「そうだね。いやぁ、まさかレクトに負けるなんて思わなかったな。」
「じゃあ約束通り、今日と明日の部屋の掃除は任せた!」
「わかってるよ。でも次のテストは絶対にレクトに掃除させてみせるからね。」
期末テストはメモが帰ってきたので、まぁ、そういうことだ。
ちなみにレミーはこの結果を聞いて何かを察したような顔をしていた。
「そうえば明日で授業が終わるわけだけど、アルマは夏の長期休暇どうするとか決めてるの?」
「私は帰省しようかなと思っているけど、レクトは?」
「うーん、一回お世話になった人たちに顔を見せてから……土日と同じように冒険者活動でもしようかなぁ。」
「そっか。暇だったらいつでも家に遊びにきていいからね。」
「わかった!」
翌日。
僕達は終業式を終え、約2ヶ月間の夏の長期休暇に入った。
記憶の世界に関してわからない方は2話を読めばわかります。(変更ごめんなさい!)




