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鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第五章 貴族学院

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65.魔力感知

「ふぅ、スッキリした!」

[……私怨じゃないとは?]

「メモ、なにか言った?」

[……何でもありません。]

「よし、じゃあ次は……」


そう言って僕が振り返ろうとした瞬間、背後に回り込んでいたレミーの一撃が僕の腕に直撃する。


「っ!?」

「あら、はずしたみたいね。」


僕は衝撃で解除された幻鏡(ミラージュ)をかけ直し、痛みを堪えて後ろに飛び下がる。


(–––––いっっった!?)

[今の攻撃で右腕の関節が外れました。]


試験なのでレミーが持っていたのは木刀だったが、実戦ならばあの一撃で僕の腕は飛んでいただろう。


(–––ねぇメモ、レミーが僕に攻撃できたのって……)

[99.9%で魔力感知でしょう。]

(まあそうじゃなきゃ透明化してた僕に攻撃を当てられた説明にならないよね……)


魔力感知というのは周囲の魔力の動きを感じとり、敵のいる位置や敵が使おうとしているある程度の魔法の威力を計れたりする技術だ。


前戦った魔族のサイやキリック、精度は落ちるが先程戦ったアウルも魔力感知を使っていた。

レミーも攻撃を腕に外したところを見ると、サイやキリックと比べるとやや精度は落ちるようだが、あの数秒で僕の正確な場所を把握したとなると十分な脅威だ。


「……そこにいるのはわかってるのよ。

 さっさと出てきたら?」

(嫌だね、今幻鏡(ミラージュ)を解除したら速攻で切り伏せられるに決まってる。)


とは言っても本当に出来ることがない。

弱い魔法で牽制しようにも風纏(ふうじん)で迎撃される可能性が高いし、なにより正確な位置を絞られる可能性がある。

だからといって強い魔法はお兄ちゃんとの()()に反する上に、レミーを確実に倒し切れる保証がない。


(本当にどうしよ……何か、何かきっかけがあれば–––––)

「–––––出てくる気がないならいいわ。

 強引に突破するまでよ!」

「––っ幻鏡(ミラージュ)!」


僕は幻鏡(ミラージュ)で自分の幻影を複数生み出しながらレミーから距離をとる。

だがレミーは魔力感知で位置がわかるのか、引き離しても引き離しても永遠と後ろをついてくる。


(長くはもたない–––––周りに何か、この状況をひっくり返せる何かがあれば……)


そうして逃げ回り続け、見つけた。


(––––っあれなら!)


僕は幻鏡(ミラージュ)を使った状態で、見つけたモノ–––––未だに無傷で戦い続けている青髪の少年の横を通り過ぎる。


そして幻鏡(ミラージュ)を解除すると、映した風跳(ウインドステップ)で空高く跳躍し、ポケットから小さな杖を取り出すと、狙い通り青髪の少年と戦っているレミーに向けて魔法を唱える。


『レクト、試験でこの3つだけは守ってくれ。

まず反射鏡(リフレクト)は使わない、使っていい属性の数は2つ、最後に魔族の魔法と僕から写した魔法は使わない。

最後のは威力が高すぎるとレクトが怪しまれるかもしれないからな。

でも、もし本当に使わなければいけないという時は……』


(この杖を構えて使え、でしょ!)

映鏡(ファイアランス)!」


そう唱えた瞬間杖の宝石が虹色に光り、杖の先から映し出した巨大な火槍(ファイアランス)がレミーと青髪の少年に直撃し、燃え盛る。

そして炎が完全に消えた時、そこに立っているのはレクトだけだった。









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