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鏡魔法で成り上がれ! 役に立たないといわれた鏡魔法はなんでもコピーできるチートでした。  作者: 〜蒼〜
第五章 貴族学院

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63.試験開始!

初評価ありがとうございました!

とっっっても、嬉しかったです!

試験開始を知らせる鐘が会場に鳴り響く。

それに伴い前の会場に30代くらいの杖を持った男が入ってきた。


「試験監督を務めさせてもらう、3級魔法使いのオーロだ。」


オーロは教卓に前の上がると低い声で話し始める。


「お前らには今から筆記の試験を受けてもらう。

詳しいことは用紙に書いてあるが……カンニングしようなんて気は起こすなよ?」


オーロは手短に必要なことを説明し終えると、指を鳴らす。

すると魔法により風が生まれ、僕の机に試験用紙が飛んできた。


(すごい魔力制御……)

「用紙は全員に配り終えたな?

それでは、試験開始!」


その合図とともに、ニクストリア学院の入学試験が始まった。


**


実技の会場に向かう途中、僕と同じ受験生達の話し声が聞こえてきた。


『お前どうだった?』

『あんなん解けるわけないだろ?

 よくて30点かもなぁ。』


(……どうしよう。

 やっぱり少し間違えておいた方が良かったのかも。)


メモがいるので万が一もなく僕は満点だ。

だが本当に満点をとってもいいのかと、今更ながら不安を覚えてきている。


[アートとカイトは大丈夫だと言ってましたし、叱られるわけでもないんですからいいじゃないですか。]


そのカイトさんの「大丈夫」の言い方が、何故か笑いを堪えたような言い方だったのが不安なのだが……


(半年も一緒にいればわかる。

 あの言い方はカイトさんが悪いことを考えてる時の言い方だ!)


そしてこの数日後。

レクトは予想通りこの筆記を後悔することになる。


**


実技の試験場には、泡のような膜がドーム状に広がっていた。


「わぁー!これなんなんだろ?」

[これは–––––]

「結界よ。」


メモが答えようとした瞬間、いつのまにか隣にいたレミーが代わりに答える。


「複合魔法の一つで、魔法で周囲の建造物が崩れないようにするために張られているのよ。」

[……その通りです。]


少し悔しそうなメモの声色が珍しくて、ふふっと笑うと隣にいたレミーが不機嫌そうに頬を膨らませた。


「なに?私の説明に何かおかしなところがあったのかしら?」

「え、え!?ぜ、全然そんなことないよ!

 ただちょっと思い出し笑いを……」


弁解しようとするほど怪しく見えるのか、レミーの瞳がだんだん鋭くなっていく。

僕は目を逸らしながら、一度話を変えようと別の話題を持ち出す。


「そ、そうえば筆記どうだった?」

「うーん、まあまあってところね。多分60点くらいかしら?」

「へぇーそうなんだ。」

「レクトは何点くらい取れたの?」


僕は一瞬嘘をつこうか迷ったが、別に隠すようなものでもないので正直に話す。


「多分、100点。」

「へぇ100点……100点!?」


レミーは驚愕に満ちた表情でこちらを見つめる。


「じ、冗談だよね?だってそれって歴代最高……」


そうレミーが言いかけた時だった。


『お静かに〜!』

「……!?」


突如試験場に響いた大音量の声により、騒がしかった試験場に静寂が流れる。


『この試験の試験監督をさせてもらう〜、4級魔法師のロディです〜!』


常人ではありえない声の大きさで話すロディと名乗った女の魔法師は、その声の音量のまま試験よ詳細説明に移る。


『あなた達に今からやってもらうのは〜、この試験場に用意された的を〜、時間内に出来るだけ多く壊すことです〜!』


その声と同時に試験場には沢山の的が現れる。


『この的は〜、魔道具なので〜、一定周期で復活します〜!

 遠慮なくバンバン壊しちゃってください〜!』


そんなロディの言葉に1人の受験者が手を挙げる。


「これはここにいる全員と得点を競い合うサバイバルゲームということでいいんですか?」

『そうですよ〜!』

「なら、他の受験者への攻撃は許可されていますか?」


その言葉に会場にいた受験者が息を呑むのがわかった。


『いい質問です〜!

 優秀な治療師が沢山いるので〜、どんどん潰しあってください〜!』


つまりこの試験は的を壊すことだけではなく、他の受験者の妨害をしなければいけないというなかなか高度な判断能力が問われる試験のようだ。


『それじゃあ〜、早速始めましょ〜!』


そうして各々好きな位置を陣取ると、開始までのカウントダウンが始まる。


『3〜、2〜、1〜、スタート〜!』



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