4.冒険者になろう
人生初ブックマークが付いていました。
ありがとうございます!
「というわけで、どうしよう!」
メモがが仲間になったのはいいけど、本来の目的のお金を稼ぐ方法がまったく思いついていなかった。
[ラノベによると、冒険者ギルドなるところに行くと手軽に金を稼げると記されています。]
冒険者ギルド?冒険者組合のことかな?
冒険者組合は国が管理する魔法が弱い人のために作られた、武器を持って戦う人達が集まった場所だよね?
『そんな場所で本当に稼げるのかな?』
[レクトの魔法なら十分に可能でしょう。]
そこまで言うのだったら試しに行ってみるか。別に減るもんでもないからね。
そんなこんなで冒険者組合にたどり着いた。
組合はとっても綺麗で冒険者がたくさんいた。
『登録したいんだけどどうすればいいと思う?』
[登録はカウンターにいる受付嬢が担当をしていることが多いです。]
『受付嬢……あれか!ありがとうね、メモ』
[お褒めに預かり光栄です。]
メモに登録の仕方を教えてもらいながら、冒険者並んでいる列に並ぶ。
5分くらいで受付かな?なんて考えているといきなり後ろの冒険者が声をかけてきた。
「おい、どうしてこんなところにガキがいやがる。ここはおままごとする場所じゃねえんだぞ。」
笑いながらそう言う3人組のパーティは別世界ではモヒカンと呼ばれる髪型をしている。
「お前、あいつら止めてこいよ。」
「やだよ。あいつらBランクで地味に強いんだ。」
という会話が周囲から聞こえ始めた。
『メモ、こいつら何?』
[この方たちはラノベでいう定番に当てはまります。]
『定番?』
[冒険者ギルドでは、必ず1回は冒険者に絡まれるというイベントが起こるのです。]
『ふーん。でもそれいちいちやってる方が大変じゃない?』
[そこは個人の自由ですので。]
『よくわからないなー。』
こんな会話をしていると、「聞いてんのか!」と怒鳴られてしまった。
「聞いてるよ。定番のお仕事、ご苦労様です。」
「定番?仕事?何言ってんだこのガキ。」
レクトはメモの説明を受けて定番という仕事があると勘違いしているようだ。
「まあいい。おいガキ、順番変われよ。」
「なんでですか?」
「あ?言わなきゃわからないのか?俺たちのパーティ【モヒカンズ】がBランクだからに決まってんだろ。」
「知りませんよそんなの。そもそもこの組合ではそんな決まりがあるんですか?」
周りにそう問いかけてみるが誰も答えない。
「ないなら譲る必要はありませんね。」
「ふざけんな!ガキは家に帰ってママにあやしてもらってればいいんだよ!」
【モヒカンズ】はそういうと、レクトに向かって殴りかかった。
レクトは意味がわからなかったがとりあえず鏡魔法を使って反撃する。
「反射鏡!」
自分のパンチの衝撃がそのまま相手に跳ね返り、相手は手を押さえて苦しみ出した。
「てめぇ」「ふざけんな」と残っていた2人が武器を抜くとギルドが騒然となった。
周りが「武器を抜くのはやりすぎだろ。」と言っているのも無視して、2人は僕に切り掛かってきた。
僕はさっきと同じように反射鏡で攻撃を跳ね返す。
相手は剣でうった衝撃がそのまま跳ね返ってきて、ひっくり返った。
残る1人もそのまま切り掛かってきたが、同じようにするとすぐに動けなくなった。
レクトが心の中で会話してるのが『』で、[ ]がメモの声です。




